ムシ歯をつくらない歯医者09

おおまかですが、日本の今の保険制度は

「疾病」(=病気)を対象としています。

つまり極端な言い方をすると、

おおざっぱに予防処置は保健外となるのです。

保険制度はある意味、落とし穴なのです。

実はもう一つ怖い落とし穴があるのです。

保険診療が疾病つまりムシ歯を対象としているため、

端的に言うならば、歯医者は歯を削って、つめて、

なんぼなんです。

歯を削って、つめたり、かぶせたりしないと、

収入が得られない構造になっているのです。

口にトラブルを持つ人、すなわち患者さんが来ないと、

経営的にはよろしくないことになるのです。

じっくり考えてみると、

怖い話です。

保険診療における医科と歯科は違う性格をもちます。

医科における疾病(病気)は、予防できないものもあると言うより、

完全に予防できる病気の方が少ないと言えるでしょう。

ところが、時代が進み、

今や歯科における二大疾患、ムシ歯とシソーノーローは

ほぼ予防が可能です。

にもかかわらず、保険診療は疾病を主なる対象としています。

リアルな話として今なお

「患者が減ると収入が減る」

と考えるし、堂々と公言する歯医者も少なくありません。

「ムシ歯をなおす歯医者」から

「ムシ歯をつくらない歯医者」へ、

シフトを変えましょうよ。

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