経営と思いーヒロシの酒部屋No.34

<経営と思い>
先日、ある県外の焼酎バーの方から電話で、
「お客さんにとって何が一番大事な事ですか?」
という質問を受けました。
彼ほど焼酎に対して
真正面からまじめに真剣に取り組んでいる方は、
この本場鹿児島にもいません。
鹿児島にも何度も来られ、
あまりにも深く入り込んだためにその感じてきたものを
全てのお客さんに伝えたいという思いが強すぎて、
本物の本道を突き進んでいます。
その結果、たとえば、この焼酎の飲み方は、
この焼酎を活かしてあげるには、
など全くその通り間違いのない事を薦めているのですが、
それを求めないお客さんに対しては、
妥協しないといけないのかという疑問が、
彼の存在価値そのものがなくなりそうで、
怖いのかもしれません。

私の答えは、
経営を考えれば聞く耳を持っている方のみを満足させても
経営として成り立たないので、最終的には聞く耳を持たない方も含めて、
その方々が満足すればいいのではと伝えました。
その中で自分の伝えたい事を少しずつ浸透させていくべきだと!

そういう私はどうかと言えば、
自分が納得した、売りたい商品しか置いてません。
この時点ですでにお客様が限定されているかもしれません。
たぶん鹿児島だけではこのスタイルで飯は食えないでしょうが、
全国に賛同して下さるお客様がおられるからこそ、
経営が成り立つのでしょう!
そう考えると、業務店さんに助言できる立場ではないですね!

過去の「ヒロシの酒部屋」はこちら(No.1-18)

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