ゆでタマゴの内訳です。
インプラントを含めて従来の歯科医療・歯科治療は黄身です。
一方、ムシ歯予防、シソーノーロー予防、
ホワイトニングなどは白身です。
マジメで上手な医者は年々患者数が増えます。
マジメで上手な歯医者は年々患者数が減ります。
歯科は図のように「ゆでタマゴ」なんです。
黄身をいわゆる『患者さん』と見て下さい。
歯科の場合、治療したところが再発すると、
その多くは「またお願いいたします」よりも、
「治療してもらったところが、また悪くなった」
「着けてもらったところが、はずれた」
そうおっしゃる方の目の奥には、
穿った見方かも知れませんが、
「先生、下手なんじゃない」
「しっかり、なおしてよ」
などの言葉が見え隠れする時も有ります。
そうなんです。
歯科の場合再発すると、
その歯医者は下手であるとみなされます。
また、新型カリエス(ムシ歯)とか、
新型○○などの新しい病気は おそらく現れません。
歯科における病気は
「C」カリエス:ムシ歯
「P」ピー:シソーノーロー
「O」オー:噛み合わせ
の三つから増えることはまずないでしょう。
ですから、上手な歯科医ほど、
仕事すればするほど、患者さんを減らしているのです。
患者を減らす歯医者ほど上手な歯医者なのです。
ご覧になって、オヤッと思われた方はカルノと同世代ですね。
そうです、丸美屋ののりたまです。
では、ケッコーなお話を続けます。
マジメで上手な開業した医者は、
年々患者さんが増えます。
理由は明白、マジメで上手であるからです。
加えて医科における病気の特性もあります。
例えば「花粉症」、毎春もしくはある季節毎に、
患者さんは来院し
「今年もお世話になります」と言われます。
今回の新型インフルエンザに象徴されるように、
新しい病気が出現します。
また、ベースには
「ヒトは老化する」ことがあると思います。
かたや「歯科」は、はっきりと異なります。
妙心寺大摂心報告4「経行:きんひん」
中日午前中に大徳寺まで往復約2時間半歩きました。
一列経行で、やっと大徳寺に着き金毛閣の横から中に入り
お経を唱えて二便往来後すぐに復路。
驚きが二つ。
何と先頭を歩いておられたのは老師様でした。
もうひとつは引率の和尚さん方の履物。
妙心寺は46塔頭(たっちゅう)寺院の集まりで
各玄関にはゴム草履が置いてあります。
何シーズンも履き古して潮焼けしたビーチサンダルのイメージ。
引率の和尚さんの履物がそれでした。
それを見た時に「無頓着」と共に
「放下着:ほうげちゃく」の禅語が頭に。
「捨て去りなさい」の意ですが、
それを体現されていることに感心しきりのカルノでした。
(経行:本来は長時間坐禅の合間に堂内を静かに歩行すること)
「喝」!
It’s a matter of heart. Words can’t explain it.
わかるかな、わかんないだろうなあ。
今なお歯科医療は「後手後手医療」です。
理由はいろいろあるでしょう。
しかし平成の今、
「ムシ歯は100%予防できます」
「シソーノーローもほぼ予防できます」
後手後手医療から先手先手予防へ、
シフトをかえましょう!!
と言っても、多くの歯医者は、
建前大賛成、本音無行動でしょう。
千手は五手の200倍の価値、
(実際は計り知れないくらい)
が有るのですが・・。
今現在ほとんどの歯医者は、
収入源を五手観音に頼っています。
ではどうすればいいのか?
200倍とまではいかなくとも、
千手観音(先手予防)のほうが、
五手観音(後手医療)よりも、
収入が多ければ歯医者はみなシフトを変えるでしょう。
ということは、
千手観音で成り立つビジネスにすれば良いのです。
これは、ある歯科医師会で話をした時に、
もうひとりの演者の先生の話を聞いていて思いついた図です。
ひと口腔(ひとりの口全部)200万円とか、
300万円かかりました、というような症例発表でした。
インプラントを何本もいれて、矯正をして・・・。
もちろん、そのひと(患者さん)にとって
高い価値(High Value)であるから納得して支払う訳です。
しかし、そのような症例は歯医者にとっては、
沢山の仕事(a lot of work)であり、ハイリスクな仕事です。
かたや右側を見て下さい。
幼い頃からきっちり予防して白い永久歯を
そのひと(患者さん)が手に入れた。
これは、左側よりももっとHigh Value です。
なぜなら本物ですから。
そのための歯医者の仕事はほとんどなく(little work)であり、
それはローリスクな仕事です。
「どちらを選びますか?」と歯科医に質問すれば、
ほとんどの歯科医は、右が良いと言うでしょう。
しかし、すぐに質問が来ます。
「右側でどうやってお金をもらうの?」