味覚のギャップーヒロシの酒部屋No.42

この日本酒、福岡の蔵元「杜の蔵」の「一の矢」純吟ですが、
きめが細かく、口が融けてしまいそうなしなやかな味わいで、
かなり気に入ったので、何人かのお客様にお売りしました。
その後の反応がなかったので、敢えて何人かに聞いてみたところ、
「甘い」とか、「すっきりしている」という答えでした。
ピンとこない味だったみたいで、感じてもらえなかった様です。
季節商品のため、
10日までの予約分だけ瓶詰めするという事でしたが、
残念ながら、少しだけ注文しただけでした。
当店の全ての商品は私の舌の判断で決めているので、
私が最後に求めていっている味と、お客様との間に
ズレがあるのかもしれません。
ただたとえばワインだと、当店に売る力があるので、
すぐれていれば、いろんなタイプを仕入れる事ができますが、
日本酒は売れる環境と売る力がないので、たくさんの蔵と
お付き合いする事は無理ですし、それゆえ、絞り込むため、
自分の好みに走っているのかもしれません。
なるべく味覚が偏らない様に、バランスには気を付けていますが、
年齢もあるのかな〜
もし味覚の基準がぶれてきた時は、
味覚の世界から足を洗うべきでしょう!
ただ今回の事で、救いは、
二人の女性がこの酒を気に入ってくれた事でした。

ヒロシとは

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