新渡戸稲造の志

新渡戸稲造の志
「井を掘りて今一尺で出る水を掘らずに出ぬといふ人ぞ憂き」
新渡戸稲造(1862-1933)
どのような場所を掘っても、
最終的には豊富な地下水に届くものである。
しかし自らの足もとを掘っている最中は
疑心暗鬼に襲われ心は乱れてくる。
この先には宝物はないのではないか、
今の努力は無駄になるのではないか。
この悪魔の声に負けたとき、
掘る手をとめて他の場所に移る。
その繰り返しで人生が終わる人も多い。
久恒啓一著「志」より

Dig deeply where you stand.
You are certain to find a spring there.
己の立てるところを深く掘れ、そこには必ず泉あらむ。
高山樗牛(1871-1902)

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