ハナ通信No.78ー「Good taste, Sweet smile」

ハナ通信 No.78 2011/07
「そのことはきのうのように夏みかん」 坪内稔典

遊=「Good taste, Sweet smile」

今でも、きのうのことのように覚えています。90年7月20日が、桜歯科のグランドオープンでした。その時に流行っていたのが「真夏の果実」で、この唄を聞くたびにオープン前夜の緊張感や不安を思い出し、目頭が熱くなります。まさしく歌詞の「今もこの胸に夏は巡る」です。早いものであれから12年経ちました(ハナ通信No.42 2002/07号より)。さらに時は流れ、今月で丸21年が経ちました。

21年間でカルノが得たものは何か?それは「治すことはできないが、予防はできる」と言うことです。自己弁護になりますが、歯科医師は他人(ひと)様のムシ歯を完璧に治すことはできません。しかし予防はほぼ完璧にできます。セルフケア+プロケア=100%予防可能!治療から予防へ、治すから守るへ。さらに医療から文化・習慣へ。

菅首相は「最小不幸社会を作る」と言いました。従来の歯科医療(後手後手医療)も見方によっては「最小不幸治療」と言えるかも知れません。かたや「100%予防可能」すなわち先手先手予防は「幸福増大ケア」と言えるでしょう。字面を見ても「幸福増大ケア」の方が良さそうでしょ!悪くなって歯の治療(最小不幸治療)を受けるよりも、白い歯を保つ習慣(幸福増大ケア)へ切り替えてみませんか(ハナ通信No.74より)。

「不可能を可能にすること。無農薬でリンゴを栽培することに、木村の全存在がかかっていたのだ」この2行がガーンと目に飛び込んできました(ハナ通信No.67より)。その時の常識では不可能と思われていることに挑戦する人がいます。歯医者にとって、歯を守ることは可能であり不可能なことではないのです。そうであれば歯科医師として「守る」ことへシフトすべきだと思い始めました。

「Good tase, Sweet smile」は計画中の新スタイルのコンセプトです。「為せば成る為さねば成らぬ何事も成らぬは人の為さぬなりけり」は上杉鷹山の言葉、御意!この秋、歯科医師としての進化に挑戦します!

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