「なぜ歯医者の子どもはムシ歯にならないのか」その2

「なぜ歯医者の子どもはムシ歯にならないのか」その2
—ニコラ歯科を開いた理由

話は遡りますが、大学生の頃、同級生に歯科医の子供さんが数人いました。実習で同級生の口の中を見ると、奥歯まで真っ白、金属は全く入っていません。漠然と「親が歯医者だからムシ歯がないんだ」と思いましたが、歯学を勉強するにつれ、そんなことはあり得ないと思い始めました。医学的にムシ歯と親の職業は無関係です。ちなみにわたしの親は公社員でした。(この部分は重複)

この疑問が解けたのは、歯科医師となり親となり、
子どもがある程度大きくなった頃です。
実は歯科医師は二つのことを知っていたのです(おそらく)。
ひとつは「一度削った歯はまたムシ歯になる(可能性が高い)」、
もうひとつは「こうすればムシ歯は防げる」です。
言い換えれば(極端な言い方ですが)
「ムシ歯を完璧に治すことはできないので、
必死で我が子の歯を守る」ということです。
もちろん、親が歯科医師という環境は、
我が子の歯を守るには設備を持っているという点で、
最適の環境ですし、他の方に比べると容易に行えます。

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