顔を上げれば 明日が広がっている。

顔を上げれば 明日が広がっている。

空は、いつも違っている。
青く晴れ渡ったと思えば、恵みの雨で大地を潤す。
地平線を赤く染めたあとには、漆黒の闇に星を輝かせる。
人は、みんな違っている。
別々の土地に暮らし、それぞれの時間を生きている。
思い思いに笑い、ときどき泣き、さまざまな気持ちを秘めている。
しかし、これだけは変わらない。
みんなが顔を上げると、そこにはいつも空がある。
そして一つひとつ、すべての空はつながっている。
たとえ深い悲しみが訪れても、
人は誰もひとりではないと教えているかのように。
心を温かく満たし、明日へと背中を押してくれる空。
ひととき見上げれば、どこまでも続くその広がりから
元気が、希望が、あなたの胸に届くかもしれない。

「10月20日は新聞広告の日」 10/20朝日新聞朝刊より

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