ウサギの耳のガン その1

ウサギの耳のガン その1
と聞いてハハーンと思われる方も多いでしょう。
早くも百年前の話となりました、以下ウイキペディアより。
「山極 勝三郎(やまぎわ かつさぶろう、1863年4月10日文久3年2月23日) – 1930年昭和5年)3月2日)は、日本の病理学者。人工研究のパイオニアとして知られる。

彼は人工癌の研究以前に胃癌の発生、および肝臓細胞癌についての研究を行っていた。そこで彼は「環境がガン細胞を作る」と言い、特定の癌化する細胞があるのではないと述べている[2]

当時、癌の発生原因は不明であり、主たる説に「刺激説」「素因説」などが存在していた。山極は煙突掃除夫に皮膚癌の罹患が多いことに着目して刺激説を採り、実験を開始する。その実験はひたすらウサギの耳にコールタールを塗擦(塗布ではない)し続けるという地道なもので、山極は、助手の市川厚一と共に、実に3年以上に渡って反復実験を行い、1915年にはついに人工癌の発生に成功する。

これはコールタールを扱う職人の手、顔、頭などに癌を生じる事があるという既知の臨床学的事実に基づくものであり、すでに多くの学者が失敗していたものであった。小さな腫瘍的なものを生じても、悪性のものは作れなかったのである。しかし、彼は信念を持って継続し、とうとうこの発見にたどり着いた[3]。なお、彼が成功した原因としては、モデル生物として兎を選んだ点も上げられる。ラットでは同様の方法での癌発生率はきわめて低いことが知られている[4]。」

この真逆のことが「プラークを除去すればムシ歯にはならない」だと思います。
このことは「ナイフで指を切れば血が出る」「ずぶぬれで冬の寒空にひと晩中外に居れば風邪を引く」と同様、今の日本人にとっては自明の理と言えるでしょう。

百年前に世界で初めて人工癌の発生に成功した日本人(二人ではありますが)が、
なぜ「歯を磨けばムシ歯にならない」を成功できないのでしょうか?・・・続く

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