がん予防に「つながる」

がん予防に「つながる」
まずは、次の文章を読んでみて下さい。
『別府市の国立病院機構・別府医療センターのがん治療センター長、矢野篤次郎さん(55)が「アンチエイジングライフでがん予防」を出版した。健康長寿をテーマにがん予防につながるとされる七つの生活習慣をまとめている。

〈1〉入れたての緑茶を1日1~2リットル飲む
〈2〉豆腐を毎日毎食の食材に取り入れる
〈3〉キノコ、海藻を毎日毎食の食材に取り入れる
〈4〉肉と魚はバランスよく、野菜は不足しないように適度に食べる
〈5〉果物は旬のものを朝食べる
〈6〉週に4、5回は早歩きなど適度な運動をする
〈7〉毎日の適度な晩酌』
(2014年4月12日 読売新聞)出典はこちら

これを読んで「なるほど」と思いました。
ひとつひとつは決して高いハードルではありませんが・・・
淹れたて緑茶を1日1リットルは、結構日常的には難しそうです。
豆腐やキノコは好きな食材ですし、可能なようですが毎日となると。
肉、魚、野菜をバランスよく・・昔からよく聞くけど・・
旬の果物を朝食べる、ごもっともでしょうが。
適度な運動、適度な晩酌・・この適度を続けることが困難ですけど。

ダイエット、英会話、自己啓発など、毎月毎号、
いずれかの雑誌に特集が組まれるほど記事が載っています。
と言うことは、全て決め手に欠ける、というのが真実なのかも知れません。
上記の七つの習慣も同じでしょう。
一つひとつはごもっともで可能なようでも、実際続けようとすると三日坊主。
しかし、決め手に欠ける内容でも「がん予防」という文字に引かれるのも事実
しっかり読むと、がん予防に「つながる」と書いてあります。
がん予防と言い切っても無ければ、がん予防できるとも書いてはないのです。

回り道しましたが
ムシ歯は予防できます!と言い切れます。
癌だと命に直結、ムシ歯だと優先順位低し、なのでしょうか。
がん予防は不確実ですが、ムシ歯予防は確実です。
確実に効果が出ることが、実践されない、もしくは実践されていない。
残念ながら何かがまだまだ足りないのです。
人々(一般大衆)の意識が足りない、歯科医師の努力が足りない、
保険制度に何かが足りない・・
無い物ねだりでは解決しませんので歯科医師として努力します。

Unknown

 

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