BBTime 026 ジョウズにチョウズ

BBTime 026 ジョウズにチョウズ

「坊主が屏風に上手に坊主の絵を描いた」のようなタイトルですが「上手に手水」です。前回に引き続き「漱:うがい」についてのお話。

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「赤い椿白い椿と落ちにけり」河東碧梧桐 代表作のひとつと言える句です。解説を読むとこの椿は既に落ちているのか?スロー動画のように落ちつつあるのか?小生の経験的には落ちてしまった派です。椿は落ちると「ボトッ」と耳にすることがあります。落ちる瞬間に出くわしたことは皆無です。こじつけですが「上手に手水」でウガイとタイミングについて話を進めます。
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1928年に「6と4:ムとシ」にちなんで「ムシ歯予防デー」を決めてから間もなく90年の歳月が流れます。約90年間取り組んでも「ムシ歯」は無くなっていません。その理由を「セルフケア:ご自身での歯磨き」だけでは足りない、必ず磨き残しが発生するので「プロケア:プロ(歯科衛生士・歯科医師)による歯磨き」が必要となる、と考えていました。もちろん正解ですが、ひょっとするとあまりにも「歯磨きに頼りすぎていた」のではないのか?と思うようになりました。歯ブラシでの歯磨きだけでは不充分ということです。ではフロス(糸楊枝)や歯間ブラシを使いましょうと言っているのではありません。飲食によって歯を使った後に、物理的に汚れを落とすことだけで満足していたのではないかと考えます。端的に言うと汚れを落とすことのみならず、酸性に傾いた状態を中性に戻すことをもっと積極的に行うべきだということです。それが「ウガイ」です。
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ふと思い出したのが初詣など神社での「手水」です。神様の前に進む前に清める「手水」、手を洗い口をゆすぐ。昔からウガイの効能を人々は知っていたのではないでしょうか。現在使っている歯ブラシが日本で普及し始めたのは明治20年頃(130年程前)からのようです。一時期「体重計に乗るだけダイエット」が話題になりました、小生も毎日方眼紙に体重を折れ線グラフで記録しました(がいまいちでした・笑)。いくら体重を計っても痩せることには直接は結びつきません。これと似ていると思います。ムシ歯の原因は汚れそのものではなく、汚れ(細菌)の作り出す酸が直接の原因です。さあ、みなさんウガイしましょう!しかもタイミング良く!オハヨウからオヤスミナサイまでを考えてみました。

オハヨウ:目覚めたらまずは洗顔時に充分なる「ウガイ」寝ている間にムシ歯菌は最高潮に増殖しています!
イタダキマス:朝食後に歯磨き。フッ化物配合歯磨き粉でブラシ後うがいはせずペッ
コーヒーブレイク:コーヒーとクッキーでブレイク後に「ウガイ」
イタダキマス:昼食後に可能なら歯磨き。無理なら水かぬるめのお茶で「ウガイ」
ティータイム:紅茶とドーナツでブレイク後は二番煎じの紅茶で「ウガイ」
イタダキマス:晩ご飯、お酒の後はぬるめのお茶で「ウガイ」
オヤスミナサイ:のその直前にゆっくり歯磨き、最後はうがいせずにベッドへ
歯磨き二回とウガイ五回、さほど難しくはないような気がしますが・・いかがでしょうか?もちろんブレイクは二回とは限りません、またジュースを飲むこともあるでしょう、できればその都度「ウガイ」を!特に目覚めのウガイは充分に。
EBLife007は「歯磨二回漱五回」はみがきにかいうがいごかい

今回のBBTime026は「スキャットマン・ジョン」です。これだけ口を動かせば、つばき(唾)がたくさん出て中性に傾くのではないかと思われます。口が酸っぱくなる程と言うことがありますが、よくしゃべる程、つばは出ますので、おそらく正確には口は酸っぱくならないと思われます。スキャットマン・ジョンについてはこちら。「白い唾白い唾とたまりけり」
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追記
:あまりウガイすると、唾液の持つ「緩衝能:中性に戻す力:かんしょうのう」を弱めてしまう、という記事も目にします。これについても考えてみます。
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