BBTime 072 予防カフェ

BBTime 072 予防カフェ
「焼芋を二つに折れば鼻熱し」吹田孤蓬
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この時季になると思い出す一句。当たり前を素直に表現していることに脱帽とともに焼芋が食べたくなります(唾)。世の中、当たり前のことが簡単になされている場合もあればそうでない場合もあります。ムシ歯予防を日々考えております、ハイ。歯を磨けばムシ歯にならないのに「なぜムシ歯になるのか?」「食べたら磨く」ことは当たり前でシンプルで誰にでもできそうだと思ってしまいますが、さにあらず。まさしく「Don’t know why」=なぜだか?わかんない。公園やビーチのゴミも似たような問題なのかも知れません。
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その昔ジュース缶のプルトップが問題視され、形そのものが変化し解決されました。ポイ捨てが原因であっても「捨てないようにする」ではなく「捨てられないようにする」で解決!このような発想・改善がムシ歯予防にも必要だと確信します。「歯を磨きなさい」ではなく「歯を磨きたくなる何か」です。「何か」とは、新発想歯ブラシ、仕掛け、施設、保険制度(治療から予防への転換)など考えられるでしょう。
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カフェは好きです、心地よい空間です。ムシ歯予防を考える際に注意すべきことは、対象者は「患者さん」ではなく「お客さん」であるということ、歯や口に関して困りごとのない人を対象にするということ。そこで予防カフェのオープン!ムシ歯予防のために足を運ぶのではなく、カフェに行くとムシ歯予防もできる。あれやこれや考えています。子供さん向け「おやつ食堂」、ムシ歯予防の「予防カフェ」、入れ歯使用者の方へ「いれば食堂」。歯科医の仕事は「食べること」、いかに人々が美味しく食べたいものを口から食べることができるようにするか!であって、ムシ歯治療が最終仕事ではないと思いますがね。
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今回のBEATはなぜだかわかんないで、Norah JonesDon’t Know Why」です。3055

追加:何度か読み返して「why」の答えのひとつが浮かびました。ひょっとすると皆さんは「ムシ歯は治る」と思っていらっしゃるのでは?保険診療でムシ歯を1カ所詰めたら大方千円位でしょうか。はっきり言います!ムシ歯は治りません不治の病です。えっ嘘?本当です。歯科診療所で受けた治療は、ムシ歯になったあなたの歯の部分を削って人工物を詰めたに過ぎません。しかも人(歯科医)が、口の中という劣悪な環境での治療です。ムシ歯になった歯を取り出して治療できれば、ほぼ完璧に施術可能かもしれませんが実際には無理なことです(歯科医の不完全な治療を弁護するわけではないのですが)。治療している本人(歯科医)が一番このことを知っています、だからこそ歯科医は必死で我が子の歯を守ります、治療はしたくないのです。治療が不完全であることと、一度削ったら二度と元には戻らないことを歯科医は知っています。だからこそ我が子の歯を削りたくないのです。ナイフで指を切ったとしましょう、外科で三針縫いました、数か月経ったらほぼ元通りになりました。これは外科手術で治ったのではなく、自分の力で治ったのです。手術は手助けに過ぎません。風邪をひいて内科で注射を受け飲み薬をもらい一周間足らずで完治しました。風邪は完治したと言えます、傷跡も残らなければ免疫力も元に戻ります。手の傷や風邪は治ります。口の中を見てください、金属(銀色・黒っぽい色)のモノが見える人は、なぜ歯医者に文句言わないのですか?ムシ歯の治療を受けて治ったのに元の歯の色と全く違うのですよ。・・ムシ歯は治らないのです。また「why」の答えを見つけたら追加します。
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『BBTime072のひと言:予防カフェでムシ歯予防(近未来)』

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