BBTime 092 平熱37℃

BBTime 092 平熱37℃
「風呂吹きにとろりと味噌の流れけり」松瀬青々
images
画像を見てるだけでホットします。小生ラジオ人間で、覚醒中仕事以外はほぼラジオ聴いています。ラジオでお休みラジオで目覚め・・そんな寝起き時、朝05:36頃からNHKラジオ第1で流れるのが「健康ライフ」。ネットラジオ「らじる☆らじる」に「健康について、病気について、よく知ることで、体調の変化を見逃さず、毎日健康に過ごしたい。そんなあなたのために、それぞれの分野で、知識・経験の豊かな医師たちが、最新の情報をお届けします」との説明文。今回ご紹介は修文大学教授伊藤要子博士の「加温の不思議」です。1/2月曜から1/6金曜朝にあった放送で、今(01/22)ならこちらで聴けます。ラジオ聴き取りをかい摘んで文章にしました。オリジナル音声と文章は一致しておりません、また部分的に割愛していますがご容赦の程。平熱を36.5℃と認識していましたが37℃のようです。では始まります・・
images-1
第一話「”体温”は健康のキーワード」
「私たちの体温が37℃になった理由ははっきりしてません。体内で起こるいろんな反応は温度が高いほど速やかに反応するので高い方が良いのですが、あまり高いと細胞が死んでしまいます。細胞は43℃以上で死滅するので43℃以下でないといけませんが、炎症や発熱で体温が上がりますので6℃程の余裕をみて、かつできるだけ高い温度37℃になったと考えられます。体温の個人差には遺伝的要因もありますがその人の生活習慣も関係しています。体温の熱源は安静時(就寝中・休んでいる時)だと55%が胸やおなかの臓器、20%は骨格筋、15%は脳によって作られます。活動時(覚醒時、起きている時)は約60%が自分の意思で動かす骨格筋が産生します。生活の中での電化製品の普及、自動化、リモコンなどによって自ずと筋肉活動は減ってきています。熱源の筋肉の活動が減りますので体温も低下します。しかしすぐに遺伝子は対応しないので不調和が生じるわけです。したがって36℃以下の低体温の人は、代謝を司る酵素が十分に働かないために病気ではないのですが、疲れやすくだるいといった体調不良に陥りやすくなります。そこで代謝や酵素の働きが効率よく行われる37℃に平熱を維持するのが健康の秘訣となります。37℃に平熱を戻すとカラダが軽く体調が良くなり疲れにくくなります。日常、体重を気にする方は多いのですが、日頃から御自分の平熱も知っておくべきでしょう。体温は日内変動といって朝低く午後にかけて高くなります。時間を決めて計測することをお勧めします。ヒトの場合、体温が43℃を超えると体温中枢が障害されて死に向かい始めます。42℃と43℃では細胞の生死が別れ、まったくちがう反応が起きます。43℃以上だと細胞を死に向かわせる遺伝子すなわちアポトーシスを起こす遺伝子が働き始めますが、42℃以下だと死から守ろうとする遺伝子が働き始めるのです。この時の守ろうとする遺伝子が作り出すタンパク質の主役がHSP:ヒートショックプロテインです。40℃から42℃の日本のお風呂はヒートショックプロテインを増加させるに最適の温度と言えます。」
IMG_2436
ラジオの聴き取りは大変ですね、体温が数度上昇しました(汗)。全五話あります、なんとか五話聴き取ります。因にHSP:ヒートショックプロテインとヒートショックは異なります。今回のBeatは前回の「ケネディ大使」で使いましたが、流れがイマイチだったので今回「bad」を「hot」に変えたつもり「Hot Day」!Daniel Powter (ダニエル・パウター)「Bad Day」!7720

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です