BBTime 156 へんぺいたいせん退散!

BBTime 156 へんぺいたいせん退散!
「小坊主と酒買ニ行くとんぼ哉」中村掬斗

 今は小坊主にもトンボにもお酒は売ってくれません。一時期この「いいちこ」の瓶がお気に入りで珈琲用マイボトルとして使っていました。唐突ですが、たまに「アルコール消毒、消毒」と言い訳して酒を飲む友人やオジさんがいます。ネット記事で調べると消毒用としては低濃度であるため、消毒効果はほとんどないとのこと。

タイトルの「へんぺいたいせん」は漢字で「扁平苔癬」。頬の内側(粘膜)にできる白いレース状で触ると少しザラザラするような粘膜病変です、画像はその顕微鏡写真。皮膚や粘膜は最表層の古い細胞は剥がれ落ちますが、剥がれ落ちずに通常より分厚くなった状態が扁平苔癬で、ご本人とっては少々不愉快です。特にこれといった治療法や薬はありません。最近実際に体験したことを報告します。

ご存じの方も多いかと思いますが「リステリン」です。かなり前のこと、初めて口にした時、強烈な刺激に思わずブワッと吹き出しそうになりました。最近低刺激ノンアルコールタイプ新発売で、これを機会に全ラインナップ揃えてひとつずつ口に含んでみました。結構いけます!オススメは薬用リステリンナチュラルケア。実はちょうどその時、口腔内(こうくうない:口の中)に口内炎がふたつ。ひとつは治りかけ、ひとつはでき始め。1日数回、色々なリステリンを使い始めて二、三日たった頃でしょうか。気がつくと口内炎がキレイに消えています。そういえば、口の中から白いトロッとしたもの、いかにも剥がれた粘膜のようなものが出て来たことも・・。自己解釈ですが、リステリンの成分(アルコールなど)で粘膜表面がキレイに剥がれ落ちて赤ちゃん肌ならぬ赤ちゃん粘膜になったのではないかと思います。

この体験の後に、初診の方の頬粘膜に扁平苔癬を発見。聞くとここ数年この状態、病変は小さくなったり大きくなったり・・気になっていたとのこと。小生のリステリン体験を話し「可能ならばウイスキー色の最も刺激の強いものを選んでください」とおすすめ。「ただし使用後に悪化するようならすぐやめてください」と念を押しました。二週間後、来院された時に頬粘膜を見るとツルッとキレイになっていました。リステリンを使用したとのこと。もちろんリステリンの効能に口内炎や扁平苔癬の治療に有効とは書いてありませんが、おそらくかなりの有効性があると思われます。口内炎や扁平苔癬は程度の差がありますので、一概にオススメはできませんが、自己責任においてトライしてみるのもひとつの解決法かと。

もともと消毒薬として開発されたリステリン、労せず口のトラブル予防には良さそうです。今回のBeat はリステリンとは無関係ですが、この曲聴きながらぶくぶくうがいしてください。30秒は結構長いですよ。おまけはリステリンのCM動画です。1330

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