BBTime197 春光楽楽

BBTime197 春光楽楽
「塗椀のぬくみを置けり加賀雑煮」井上 雪

春光楽楽とは春の光はウキウキして楽しいの意味で賀状に使える四字熟語です。前回「病気」アップ後に考えておりました。遊びとは本来ウキウキ楽しいもの、端(はな)から病気になるために遊ぶ人はいません。でもなぜゲームで病気になるのか?お酒、煙草、スイーツ、缶コーヒーなども同じ図式でしょう。何事も「ほどほど」が肝要なのでしょうが「ほどほど」がわかっていても「ほどほど」でやめられないのも人がゆえ。本年最初の「折々のことば」が「雑」でした。

万葉集』は、何と「雑」の分類から出発する。中西進
鷲田さんのことば 年の初めといえばお雑煮。ここにも「雑」が使われている。古代中国の辞書によれば、「雑」は「五采(ごさい)相(あ)い合うなり」(五色の彩りが一つになる)とか「最なり」(第一のもの)を意味すると、随想「美しきカオス」(「潮」昨年12月号)で国文学者は教える。雑技も華々しい技芸のこと。歌集の「雑」も華やかな開始を示すと思われ、「その他」ではないと。ごっちゃ(多様)こそ「万物の礎」?(鷲田清一

小生、丼物が好きです、チャンポンも好きです。上等コーヒーにはミルク入れても撹拌しません、味のグラデーションを楽しみます。チャンポンとは本来「さまざまな物を混ぜること、または混ぜたものを意味する言葉」のようです。日本はチャンポン文化であると聞いたことがあります。日本語などその最たるもので漢字・ひらがな・カタカナのチャンポンです。

欧米人、特にアメリカ人はトランプゲームが好きです。空港の待合などで車座になって興じる姿をよく見かけます。ちなみにトランプ大統領も同じ綴りですが、トランプの元々の意味は「トランプカードの中の切り札」であって、日本で言うところのゲームそのものとは少々異なります。折々のことばの「遊びを遊ぶ」にも出てきますが、遊びとは数多くあります。すぐに飽きるからでしょう。食事の「おかず」の語源も数(かず)に由来するそうです。

ゲームにしてもスイーツにしてもやはりチャンポンがよろしいかと。電子ゲームのみならずカードやすごろく、箱菓子にケーキ屋の菓子、果物、手作りおやつのように「雑」がよろしいかと。(老婆心:あれもこれもではなく選択肢が沢山がよろしいかと)2730
今回の一言「ほどほどのコツは雑(チャンポン)」
今回の二曲「ハーモニー」


おまけ:冒頭の句の作者に敬意を表して雪化粧の桜島です。本日(1/11)朝撮影。

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