BBTime 512 ドロプレット

BBTime 512 ドロプレット
「晩春をヌード気分のマヨネーズ」小枝恵美子

今年は開花が例年以上に早く、しかも咲いたと思ったら瞬く間に満開となり、散り始めました。ところが散り始めてから鹿児島は花冷えです。さて晩春と呼ぶには早い気がしますが、掲句の「ヌード気分」はさておき、昨今首から下のみならず、首から上もヌードはNGの日々です。そうです!マスクが外出時のマストアイテム。今回は「マスクが極めて有効である」についてのお話。

よく聴くラジオNHK第二「カルチャーラジオ科学と人間 老化を防ぐ最新医学」第2回にマスクの話が出てきます。6/4まで聴くことが出来ますので是非!(こちら)。結論「マスク着用は極めて効果あり」!

コロナウイルスへの感染経路には「接触」「エアロゾル」「飛沫:ひまつ」などが指摘されて来ましたが、ラジオによると主犯は「ドロプレット:droplet」と呼ばれる「小滴:しょうてき」とのこと。ドロプレットとは目に見える程度の大きさの飛沫のことで、エアロゾルに比べるとかなり大きな粒子です。ましてやウイルスとは比較にならない程大きなものです。だからこそ「マスクは有効」なのです。

「会食」「大声での会話」「カラオケ」などで感染が拡大した事例から、マスクをやすやすと通過するウイルスよりもウイルスを含んだ小滴(しょうてき・ドロプレット)が主犯であるということがはっきりしてきました。もしエアロゾルが犯人だとすると満員電車でクラスターが生じるはずです。空中に浮遊しているエアロゾルよりも悪いのはドロプレットなんです。

主犯がドロプレットであるため、空中に浮遊せず下(床や地面)に落ちます。ダイヤモンドプリンセス船内において、ウイルスが多く検出されたのはトイレの床が最も多く、次いで枕や電話器、机やテレビのリモコンだったそうです。イギリスの論文では「1メートルから2メートル離れると感染力はかなり減る」とのことで、1メートル離れればかなりリスクは減り、2メートルだとほぼ大丈夫とのこと(ソーシャルディスタンス)。空中に浮遊しないので、下に落ちる、よって離れれば予防効果ありなのです。

加えて留意して欲しいのは「不顕生感染者からうつる」こと。不顕生感染者とは無症状感染者のこと。すなわちコロナ感染者からよりも「不顕生感染者」からの方が格段にうつる可能性が多いのです。具体的には症状の出ていない若い人(20歳以下)から高齢者への感染が最も危険。まとめますと最も有効なのは「ソーシャルディスタンスの確保(2メートル)」「マスク着用」「手洗い」の三つです。若い人には失礼な話かもしれませんが・・「マスク非着用の若人」が2メートル以内に接近してきたら要注意。一にも二にも「2メートル」「マスク着用」「手洗い励行」この三つです!皆さま、ご自愛の程ご歯愛の程。5120


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