BBTime 612 ラジオ学習

「目刺焼くラジオが喋る皆ひとごと」波多野爽波

2023/04/07投稿
つい先日、鹿児島市は満開でした。今週末で「花」も終わりでしょう。句の解説は『私のようなラジオマンからすれば、句の中身は「ひとごと」じゃない(笑)。それはともかく、ラジオをつけっぱなしにして目刺しを焼いている作者は、少々ムシの居所が悪いと見た。どうせラジオは「ひとごと」ばかり喋(しゃべ)っているのだから、自分には関係はないのだから、いま大事なのは「ひとごと」じゃない目刺しのほうである。こちらに集中しなければ……。と思いつつも、少しはまたラジオを聞いてしまう。そしてまた「ひとごと」放送に腹を立て、またまた目刺しに集中する。そのうちに、しかし目刺しもラジオも「皆ひとごと」に思えてきてしまう。そんな図だろうか。目刺しは、あれで焼き方が難しい。黒焦げになったり生焼きになったりするから、これはもうしょっちゅう焼いている酒場のおばさんなどにはかなわないのである。ラジオをつけていてもいなくても、うまく焼けないので苛々する。そこで「みんなラジオが悪いのよ」と言いたくもなる作者の気持ちは、わからぬでもない。いや、よくわかる。ところで「ひとごと」は漢字で「他人事」と書く。最近のラジオやテレビでは、これを平気で「たにんごと」と読むアナウンサーやタレントがいるが、あれは何とかならないものか。「ひとごと」ながら、恥ずかしいかぎりである。『鋪道の花』(1956)所収。(清水哲男)』(引用元)。今回は新年度に合わせて「ラジオ学習」について。

四月四日甲突川武之橋付近です。小生完璧なラジオ党、理由はシンプル、テレビを所有しておりません。今週月曜(4/3)から新年度語学学習番組(NHK第二)がスタートしました。拙学習法は「聞き流し」、朝から順に「英語・ドイツ語・スペイン語・フランス語・イタリア語・中国語・英語」。常時テキスト買うのは「仏語と伊語」くらいで他は時たま。先日、知り合いの方が英語勉強開始したいとのことで、小生答えてアドバイス三つ、1)ラジオ学習を勧めます。2)最初からテキストを買わない。3)最重要ポイントは時刻(タイミング)の検証!

1)ラジオ学習:従来のラジオでも構いませんが、スマホのアプリ(らじるらじる)がベター。従来ラジオなら再放送、スマホアプリなら聞き逃し再生で聴けますが、オススメはオンタイム!理由は「聞き逃しに頼ると聴かなくなる」。2)どの番組を聴くか・テキスト購入は聴き始めてから考える:英語でもフランス語でも、番組担当講師との相性があります。講師陣の声やノリ、例文内容など、数回聴いて相性を確認してからでも遅くはありません。相性は大事です。3)タイミングの検証:一番やって欲しいことです。あなたの一日において、その語学番組をオンタイムで聴くことができるか否かの検証です。逆に言うならば、聴取可能時刻に流れる語学番組を選択すべきだと思います。

かなり前ですが、勝間和代氏の言葉です。御意!考慮すべきは「仕組みの構築」であって「やる気を出す」ことではありません。まずは一日の中でラジオ聴取が可能なタイミングを検証してみてください。小生の場合、朝のエクササイズ中にスマホアプリとワイヤレスイヤホンで聴いています。聴けなかった時は聞き逃しを利用します。スマホ+ワイヤレスイヤホンも「仕組み構築」です。

同じことが「歯磨き」にも言えます。朝でもランチ後でも晩ご飯後でも、歯磨きありきではなく、一日の中で空いた時が「歯磨きタイム」でいいのです。食後すぐ磨かないと不安な方は、食後にすべきはウガイです。手元にお茶か水があり可能ならば口を閉じての「ぶくぶくウガイ」(嗽の後はゴックン)です。もちろん歯磨きが可能であれば磨いてください。しなければならないではなく「した方が良い」で構いません。その代わり、隙間時間でも「ながら」でも良いので「唾液によるダラダラ磨き」をオススメします。唾液がダラダラ垂れる歯磨きではありません(笑)。歯磨き粉を使用せず、唾液だけで何かをしながらの「ダラダラと磨く」ことです。こちら「唾液磨き」もご参照のほど。

最後に冒頭の句の解説の中の「ところで「ひとごと」は漢字で「他人事」と書く」について、ひとごとながら気になったので確認しました。NHKでは「ひとごと」の表記は本来は「人事」で、加えて「ひと事・ひとごと」のようです。詳しくはこちらを。ではでは皆様、ご歯愛のほど。

ご冥福をお祈りします・合掌

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