BBTime 684 イロハよりABC

「向日葵の非のうちどころ翳りゐて」小川双々子

2025/07/04投稿
向日葵は士野精二先生(熊本市在住)作。梅雨が明けた途端に真夏到来の鹿児島です。句の解説は『明るさを、明るさのままに享受しない。もとより、逆の場合もある。それは詩人の性(さが)というよりも、業(ごう)に近い物の見方であり感じ方だと思う。意地悪なまなざしの持ち主と誤解されるときもあろうが、まったく違うのだ。といって「盛者必滅」などと変に悟っているわけでもなくて、そのまなざしは物事や事象を、常にいわば運動体としてとらえるべく用意されている。現在のありのままの姿のなかに、既にその未来は準備されているという認識のもとで、まなざしは未来を予感すべく、ありのままを見つめようとする。作者の眼前の向日葵のありのままの姿には、実は一点の「非のうちどころ」もないのである。見事な花の盛りなのだ。しかし、花であれ人間であれ盛りの時期は短く、生きとし生ける者はことごとく、いずれは衰亡していくものだ。衰亡の種となるであろう「非のうちどころ」は、いまのところ「翳りゐて」見えないのだが、確実にそこに存在しているではないかという句だ。手垢にまみれた「非のうちどころ」という言葉を逆手に取った手法も、新鮮で魅力的である。『異韻稿』(1997)所収。(清水哲男)』(引用元)。今回は「Abc」「aBc」「abC」「ABC三角」の結びのお話。

以前「ものごとのイロハ」というスライドを作りました。食べることは大事で、まず胃=イ、次はロ=口(くち)、口の中の歯=ハも忘れずに!でイロハ。今回、歩くについて色々と考えるに・・結論:イロハの前に ABCだ!と考えます。想像してください。原始人が朝、日の出とともに目覚めます。空腹です、食べ物を探しに洞穴を出ます。まず「A=歩く」、食べ物を見つけて「B=バイト・食べる」。さすがに原始人は歯磨きもしなければ入浴(身体を洗う)もありません。ただし排泄はします。これも身体内部のクリーニングと言えます。やはり「イロハよりABC」!

今年二月に「vivobarefoot」に出会いほぼ毎日この靴です。ソールが薄いために横断歩道の白い線の段差を感じることができます。つま先と踵の段差がない靴底(ゼロドロップ)なので、踵着地ではなく足の前方着地で歩きます。加えてほぼ毎日一万歩以上歩いています。ヒトは荷物を持たずに歩くだけでは体重は減りません。歩くという行動はものすごくエネルギー効率の良い活動なのです。体重はさほど変化しませんが、ウエストは引き締まってきました。大方、朝歩きます。精神的ストレスを感じていても、歩くほどに解放されていくのを実感します。こちら「中毒性あり」もご参照ください。

日々考えます。食欲と睡眠欲において優先順位が高いのはどちら?おそらく睡眠欲が優位でしょう。飽食の今は「空腹」を少しでも感じるとすぐに「小腹を満たす」行動を取りがちですが、原始人はそうはいかなかったでしょう。こう考えると「食」は二の次なのです。イロハよりABC、今日からできる健康長寿法ですよ、きっと。直立二足歩行でヒトとなりました、何はともあれ歩きましょう。では皆様、ご自愛の程ご歯愛の程。

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