BBTime 298 おもちや

BBTime 298 おもちや
「よい夢のさめても嬉しもちの音」五筑(江戸時代)

掲句を読むと落語「尻餅」を思い出します。解説にも「落語に「しりもち」という演目があり、貧乏で「引摺り餅」を頼めない男が、それでは世間体が悪いというので、大晦日の暗いうちにに一計を案じる。近所に搗く音さえ聞こえればいいんだろと、さも「引摺り餅」の男たちがやってきているかのように、数人の声色を使い分け、大声で餅搗きシーンを自演しはじめる。で、「もちの音」を出すために、女房の丸出しの尻を叩いた。だから「しりもち」」(解説より)。今回はもちはもちでも「お餅屋」ならぬ「おもちゃ」について・・失礼!

先日ラジオから「なぜが我が家は仏壇にプレゼントが置いてあった。幼心に不思議だった」とリスナーの便り。やはりサンタさんは宗教を超えているのでしょう。拙ブログで「毎日使う道具」「毎日道具は!」「口友:くちとも」と綴る中で、おもちゃも毎日使うモノ、いつも身近にあるモノだと気がつきました。ただし、おもちゃは「ロッテお口の恋人」同様、使いたくて使うモノです。歯ブラシは「使いたくて使う」と言うより「必要に迫られて使う」モノでしょう。

ケータイ電話を手にした時にこれは「オトナのおもちゃ」だとつくづく感心した記憶があります。様々な色や形、機能も色々まさしくおもちゃ。平成終わる今、ケータイは「みんなのおもちゃ」となりました。老若男女の玩具です。ケータイ同様、歯ブラシを「仕方なく使う道具」から「みんなの玩具」にすることができれば、もっと歯を磨いてもらえるのではと考えるのです。ケータイ電話機能が音声通話とメールのやり取りだけであったらこれほどまでの多くの人が携帯したでしょうか?

Technology Entertainment Designの頭文字で「TED」。まさしくスマホはこのTED!現在考案中の歯ブラシも「Teeth Health」「Entertainment」「Design」でTED、つまり歯ブラシのおもちゃ化を考えています。磨いて楽しい・見ても楽しい・置いても楽しい歯ブラシ、平成のうちに具現化したいのですが・・。

句の解説が面白いのでご紹介(以下引用)「早朝、まだ暗いうちに、近隣で餅を搗く音に目が覚めた。せっかく「よい夢」を見ていたのに、破られてしまった。しかし、破られても「もちの音」を聞くほうが嬉しい気分である。さあ、いよいよ正月だ。子供のころは農村に暮らしたので、私にも同じ体験がある。この時季になると、毎朝、どこからか「もちの音」が聞こえてくるのだった。正月を待つ心は、子供のほうが熱い。寝床のなかで聞いていると、なんだかとてもドキドキした。思い返すと、旧家ほど早めに搗いていたようだ。我が家のような新参の家や小さな家が、最初に搗くことはなかった。搗く順番に、何か暗黙の取り決めがあったような気がする。したがって、我が家では大晦日近くに搗いていた記憶がある。二十九日だけは「苦餅」となるので、搗くのは避けた」解説より。子供達にとって、昔のお餅は今のクリスマスケーキだったのでしょうね。お餅を食べた後も歯磨きをお忘れなく、皆様よいお歳を!2770



一年前も「小さい幸せ」として「尻餅」を取り上げていました、こちらもどうぞ!大掃除でこんなおもちやも出て来ました。

BBTime 297 口友二本

BBTime 297 口友二本
「胸にさす鉛筆日脚伸びにけり」斎藤優二郎

画像は約一週間前の「火の山と火の玉」(桜島と朝日)。さて歯磨きオタクより二本の口友(歯ブラシ)について。皆さんは歯ブラシの持ち方に「鉛筆握り」と「グー握り(パームグラスプ)」があるのはご存じだと思います。小学生以上の方には「鉛筆握り」を勧めます。理由は大きく三つあります。

1)過剰な圧がブラシにかかりにくく歯茎や歯をいためにくい。2)細かい動きが可能なので隅々まで磨ける。3)歯ブラシが長持ちする。その訳は?

1)グー握りだと腋が開いてストローク(歯ブラシの動き幅)が大きくなりゴシゴシ磨きになりやすく、ゴシゴシ磨きになるとまず歯茎を傷めます。傷んだ歯茎は下がります(見かけ上歯が長くなる)。歯茎が下がると本来歯茎の下に隠れている根っこ部分が露出します。口の中に生えている歯の部分(歯冠:しかん)表面は硬いエナメル質によって覆われています、水晶に匹敵するくらいの硬さです。しかし根っこ部分(歯根:しこん)表面はエナメル質ではなくセメント質であり、エナメル質に比べてかなり軟らかいのです(画像参照)。このため日々のゴシゴシ磨きで容易に削れてしまいます。使用される歯磨き粉が研磨剤配合であれば、セメント質はたまりません!エナメル質の硬さがモース硬度指標で7(水晶も7)に対し、セメント質は骨と同様の4−5、エナメル質やセメント質の内側にある象牙質は5−6です。

2)グー握りゴシゴシ磨きで歯の表面は割と磨けますが、歯と歯の間はほとんど磨けません。ブラシの動きが直線的で磨き残しがかなり発生します。鉛筆握りなら細かい動きも容易で、直線のみならず描円(びょうえん:丸く動かす)や、たて磨き斜め磨きも可能です(こちら参照)。3)過度な圧が加わらないのでブラシも長持ち。

やっと本題、今回オススメするのは二本!ライオンのシステマSP-T歯ブラシ(1本500円以上)と花王のピュオーラ薄型コンパクト歯ブラシです(300円位)。
1)システマSP-Tは色は白と淡いピンクの二種、硬さはソフトのみ。多分ドラッグストアでは入手困難で歯科医院かネット購入がオススメです。もちろんネットの方が安いです(400円以下)。2)ピュオーラ薄型コンパクトは色は三種(青・ピンク・黄)、硬さは普通とソフトの二種。スーパーやドラッグストアで購入可。特にピュオーラ薄型コンパクトは自然と鉛筆握りになりますが、小学生には磨きにくいかもです。


今年は先日12/22が冬至でした。冬至は日(昼間:日の出から日の入り)が一番短い日ですが、翌日から日の出が早くなるのではないそうです。冬至から約半月後のお正月明け頃から日の出は日に35秒ほど早くなってくるようです。まだまだ夜明けは遅くなります、今週末は大寒波襲来とのこと、是非口友ブラシを枕の友としてベッドに。目覚めたらぬくぬくベッドの中で目覚まし磨きもオススメです。

最後に、冒頭の句は奥が深いようです。以下解説より引用「元来「日脚(ひあし)伸ぶ」は冬の季語。冬至過ぎの少しずつ日脚が伸びていく状態を言う。だが「伸びにけり」となれば、早春と考えたほうがよいだろう。真冬に比べると、このごろはずいぶんと日没が遅くなってきた。作者は戸外で仕事をしているのだろうか。あるいは吟行の夕暮れ時かもしれない。いずれにしても、本格的な春の訪れの予感のなかで、作者の胸の内は明るくなっている。胸ポケットにさした鉛筆も明るい色だ。平凡な句のようでいて、そうではない。鋭い」解説より。本日クリスマス、春はまだまだ。ケーキの後の歯磨きはもちろん鉛筆握りで! 2170


BBTime 293 八のつく日

BBTime 292 八のつく日
「鰤にみとれて十二月八日朝了る」加藤楸邨

「季語は「鰤(ぶり)」で冬。「十二月八日」は、先の大戦の開戦日(1941)だ。朝市だろうか。見事な鰤に「みとれて」いるうちに、例年のこの日であれば忸怩たる思いがわいてくるものを、そのようなこともなく過ぎてしまったと言うのである。平和のありがたさ。」解説より抜粋。忸怩:じくじ「ひどく恥じいる様子」の意の漢語的表現。自分自身の心情を表わすのに用いる。(新明解国語辞典)

前回「毎日道具は!」を書き始めたのが十二月八日、この日何の日では・・
1941年「太平洋戦争開戦:対米英開戦記念日(太平洋戦争開戦記念日)1941(昭和16)年12月8日午前3時19分(現地時間7日午前7時49分)、日本軍がハワイ・オアフ島・真珠湾のアメリカ軍基地を奇襲攻撃し、3年6箇月に及ぶ大東亜戦争対米英戦(太平洋戦争)が勃発した。「12月8日午前零時を期して戦闘行動を開始せよ」という意味の暗号電報「ニイタカヤマノボレ1208」が船橋海軍無線電信所から送信され、戦艦アリゾナ等戦艦11隻を撃沈、400機近くの航空機を破壊して、攻撃の成功を告げる「トラトラトラ」という暗号文が打電された。元々は、ワシントンで交渉していた野村・来栖両大使がアメリカ側に最後通牒を手渡してから攻撃を開始することになっていたが、最後通牒の文書の作成に時間がかかったため、事実上奇襲攻撃となってしまった。アメリカ軍は「リメンバー・パールハーバー」を戦争遂行の合言葉とした。」出典はこちら
1980年「ジョン・レノン忌1980年のこの日、ビートルズのメンバーだったジョン・レノンがニューヨークの自宅アパート前で熱狂的なファン、マーク・チャプマンにピストルで撃たれて死亡した」出典はこちら。もうひとつ「歯ブラシ交換の日」

ライオンにより昨年制定「当社は、毎日行う歯磨き行動で、常に「歯垢を除去」できるよう、歯ブラシを1ヶ月に一度定期的に交換することを推奨し、毎月歯ブラシを交換する習慣を広める活動に取り組みます。定期的な歯ブラシ交換への気づきを促すため、歯ブラシの歯(ハ=8)にちなんで、毎月8日を「歯ブラシ交換デー」として一般社団法人 日本記念日協会に申請し、2017年12月27日(水)に認定を受け、新たな記念日として制定されました。今後もライオンは、オーラルケア市場、歯ブラシカテゴリーを牽引していく企業として、毎月8日に歯ブラシ交換を促進させる活動を実施してまいります」ライオンHPより。

ネット検索すると365日ほぼ毎日が「〇〇の日」。いつぞやショートケーキの日は何日?と聞かれてわからず、答えを聞くと・・なるほど!と合点しました。さて歯ブラシ交換について。多くのメーカーは1ヶ月ごとの歯ブラシ交換を勧めています。もちろん反対しませんが・・小生のオススメは複数本同時使用です。両手に一本ずつ持って二本で磨きましょうではなく、自宅用・職場用・お風呂用・ベッド用・携帯用など複数本用意することをオススメします。朝起きて自宅用(洗面所など)、ランチ後に職場用(デスクで)、夜入浴中にお風呂用、寝る前に寝ながらベッド用、可能ならば車で移動中に携帯用・・これで磨くチャンスは5回もあります!ポイントは唾液磨きです。歯磨き粉使用は可能な朝と入浴中だけで充分です。

ある知り合いは同じ靴を二足買って日替わりで履く、この方がそれぞれをより長持ちさせるとのこと。歯ブラシも同じような気がします。しかし、真の狙いは歯ブラシを長持ちさせるのではなく「歯」を長持ちさせることです。

冒頭の句を読んでふと「八」がつく「カンパチ」が頭に浮かびました。冒頭画像は「ブリ」これは「カンパチ」小生には区別がつきかねます。「日本近海ではブリやヒラマサより漁獲量が少なく、美味な魚でもあるため、天然ものは高級食材として扱われる。身は締まっていて脂も乗っている。刺身寿司しゃぶしゃぶ照り焼き塩焼き等で食べられる。身を下ろした後の頭や骨はアラ炊(アラ煮)にもできる」ウイキペディアより。もしや毎月八日は「間八」の日?と調べましたが違いました。ちなみに名の由来は「名前は,正面から見た際に目の上の斜め帯が漢字の「八」の字に見えることに由来します」とのことでした。

個人的オススメはライオンの「SP-T」です。鉛筆握り唾液磨きするとすぐさま違いがわかります。歯の表面がキュッキュッと鳴り始めます、一度お試しあれ!5050
https://youtu.be/E8gmARGvPlI
https://youtu.be/wKtCM5SyGAg

BBTime 292 毎日道具は!

BBTime 292 毎日道具は!
「温めるも冷ますも息や日々の冬」岡本 眸

言い得て妙!フーもハーも「同じ息・同じ温度」なのに。以下句の解説より抜粋「日々の、なにげない所作の意味を新しい視点でとらえなおすことは、創作の喜びのひとつです。作者自身が、「そうか、そんな見方があったのか」と、書いて後に気づくこともあります。掲句を読んで最初に感じたのは、なるほど「息を吐く」ことは、ものを温めもし冷ましもするのだったという発見でした。そしてこういった句を読むたびに、どうしてそんなあたりまえのことに今まで気づかなかったのかと、自分の鈍感さを思い知らされるのです。「温める」は、冬の寒さの中で頬を膨らませて、自分の体の中の温かみを掌に吹きあてる動作を言っているのでしょう。一方「冷ます」は、たとえばテーブルに載ったコーヒーカップの水面へ、横から冷たい息を送ることでしょうか。でも、いったんは冷ましたコーヒーも、結局は体の中に流れ込んで、人を温めることに結びついてゆきます。全体が、人の動作のやさしさを感じさせてくれる、てのひらで包み込むような句になっています」解説より。

マイカップで日々コーヒーを楽しむ珈琲党の方もおられるでしょう、今回のタイトル「毎日道具は!」は「毎日使う道具」の続きです。あなたにとって365日使うパーソナルユース(あなたが所有しあなただけが使う)の毎日道具は何?でしょうか。

小生の毎日道具をリストアップすると・・携帯ラジオ(画像)・iPhone・財布・腕時計・歯ブラシ・・。マイ箸・マイスプーン・マイボトルなどをお持ちの方はリストに入るかもしれません。小生の場合、休日にはマイボトルを使用しませんし、箸やスプーンは家族と共用です。雨の日に自転車には乗りません。

あれかなこれかなと考えながら、これまた風呂磨きをしていて次のことに気がつきました。前回「毎日使う道具」で歯ブラシNo.1と書きました、実はそれ以上の「毎日道具」がありました!・・それは「は」です、歯そのものです。毎日歯ブラシを使うのは「歯」を磨くためであり、毎日食べることで「歯が汚れる」ので磨く必要があり、歯ブラシを使うことになるのです。よって毎日道具のナンバーワンは「歯」です!

多少こじつけです(笑)が「毎日道具」ナンバーワンは「歯」。鹿児島もここ数日で師走の寒さとなりました。熱々の鍋よし、焼肉よし、ラーメンよし、焼酎湯割りよろし・・温かいのが一番のご馳走。日々の味わいのために毎日道具の「歯」のお手入れも毎日必須、ご自愛のほど、ご歯愛のほど。

おまけをひとつ:「フーとハーの温度の違いは?」について。リンク先を読んでもわかりにくいのですが、簡単に言うと「フーもハーも共に体温に近い温度ですが、フーを冷たく感じるのは扇風機やうちわの風を涼しく感じるのを同じ原理」のようです。寒い朝には手に「ハー」、熱々の鍋には「フー」、鍋を堪能した後は歯ブラシ「コショコショ」お忘れなく。4400
おまけのおまけ:フーとハーについて家族と話したところ・・「対象が冷たいと「ハー」熱い・温かいと「フー」じゃない?」・・言い得て妙!


BBTime 291 毎日使う道具

BBTime 291 毎日使う道具
「おでん煮えさまざまの顔通りけり」波多野爽波

好きな句です。学生時代小倉でしたのでおでんと言えば「旦過:たんが」。特徴は「大きな丸鍋」「おはぎ・お握りがある」「アルコール類は無し」。美味しいに違いない蛸の足丸ごと一本当時800円くらいで、飲んだ帰りの懐には厳しくていつしか食べたいと・・結局食べたのかな?

おでん鍋にはさまざまな具が入ります。屋台を過ぎる人もさまざま・・。先日、湯船歯磨きをしていてふと・・「もしや日本人がもっとも使う道具は歯ブラシではないか」と。日本の老若男女において日々毎日、最も使用時間が長い道具が歯ブラシだと思うのです。いやあそんなことはない、スマホだろう、鉛筆だろう、車だろう・・という声が聞こえてきそうですが。

5歳児から90歳の方まで、毎日ほぼ必ず使う道具を考えてみてください。歯ブラシ以外にありますか?箸がなくてもスプーンで食べられます。さすがにスマホは全世代とはいきません。学生さんなら毎日鉛筆を使いますが、ボールペンしか使わない大人も多いでしょう。免許持たない人は車は運転できません。衣類や寝具はちょっと違います。

ほとんどの日本人が毎日使用する道具は何か?と考えると、やはり歯ブラシでしょ!ネットで検索すると年間約四億五千万本生産されるそう、ちなみに割り箸はその5倍の二百億膳、ただし97%が外国製とのこと。

オススメはイラストのような歯ブラシですが、要は毎日そこそこ(計五分以上)コショコショ(ゴシゴシでなく)磨くこと。唾液磨き・ながら磨き・湯船磨きもオススメです。2780

BBTime 281 高楊枝

BBTime 281 高楊枝
「柚子味噌を載せてをります飯の上」吉田汀史

「季語は「柚(子)味噌」で秋。味付けをした味噌のなかに、柚子の表皮をすって混ぜ合わせる。(中略)ふつう柚子味噌は料理の調味料に使うものだ。それを作者は「飯の上に載せて」いると言うのである。つまり、ご飯のおかずというのか、ご飯を美味しく食べるためにそうしているのだ。こりゃ、いいなあ。と、すぐに思った。というのも、戦後の混乱期に何もおかずがなかったとき、仕方なく味噌や塩を「飯」といっしょに食べた体験があるからだ。単なる味噌に比べれば、柚子味噌は上等中の上等だから、当時を思い出して咄嗟にそう反応したのだった。(後略)」解説より。鹿児島には「豚味噌」「鰹味噌」があります。今回は食べた後の「高楊枝」のお話。

「高楊枝:たかようじ」・・イメージとして通常の爪楊枝よりも長いサイズ、焼き鳥の串よりも少々短いくらいの楊枝が「高楊枝」と思っていました(今まで)。今回ネットで調べて少々驚き!
高楊枝:「人前をはばからず爪楊枝をくわえている状態。新明解国語辞典より」「 ゆうゆうと食後の楊枝を使うこと。満腹のさまにいう。 何もしないでいること。ぶらぶら遊んでいること。コトバンクより」ちなみに通常より長い楊枝はズバリ「長楊枝:ながようじ」と呼ぶそうです。高楊枝の「高」は「高枕」の高と同じ意味(悠々と何かをすることを表す)。さて高楊枝といえば・・

あっしには関わりのないことでござんす」の木枯らし紋次郎です。紋次郎は武士ではありませんが「武士は食わねど高楊枝」は・・「武士は貧しくて食事ができなくても、あたかも食べたかのように楊枝を使って見せる。武士清貧体面を重んじる気風をいう。また、やせがまんすることにもいう。コトバンクより」

敬愛する寅さんの「食わねど高楊枝」の図。「何時何処」「何時でも何処でも!」に書いていますが、何時でも何処でも歯を磨くためには歯ブラシやフロスを「何処にでも置くか」「何時でも持ち歩くか」が必要です。そこで歯磨き用高楊枝の考え!それは「」、ハンドル(ホルダー)付きデンタルフロスです。

まず可能ならば仕事場のデスク上に歯ブラシを常時置くか、カバンの中に歯ブラシを携帯。オススメはY字型フロスをポケットに!手の中にすっぽり収まりますので、通勤バスの中でもコソッと歯磨き可能です。隙間時間を利用して歯磨き。使用後気になればティッシュで包んでポケットへ。

小生、時に「歩き歯ブラシ」しますが、これはオススメしません。こけたら危ないし、他人が見たらギョッとされます。フロスも歩きフロスより「隙間時間フロス」がよろしいかと。紋次郎の歩き高楊枝も危ないですね。武士は「食わねど」高楊枝ですが、じつは食べなくても歯の表面は口腔内(口の中)常在菌によって次第に汚れてきます。この意味では「食わねど高楊枝」は大変良いコトです!今を生きる皆様は「食っても食わなくても」高楊枝ではなく、歯ブラシ・フロスで歯をキレイに!0950


BBTime 278 糸の力

BBTime 278 糸の力
「智慧の糸もつるる勿かれ大試験」京極昭子

掲句は「大試験」が進級試験、卒業試験のことを指し春の季語のようです。先日患者さんと「糸:デンタルフロス」について話していたところ、その方が「それって使い捨ててました」「使い捨てじゃないんですか?」・・それとはハンドル付きのフロスのこと。使い捨てではありません!

オススメは上の「Y字型」です、使い捨てではありません。他に「弓形・F字型」やハンドルなしのフロス(従来のデンタルフロス・糸のみ)があります。さすがにフロス(糸のみ)は使い捨てですが、ハンドル付きは糸の部分が切れるまでは使用可能で、Y字型の方が、特に奥歯の清掃に使いやすい形です。次の画像が「F字型」

「なぜフロスが必要か?」答えは明快!歯ブラシでは磨けない部位があるからです。特に歯と歯の隣り合っているところです。磨き残しが長い期間存在すると当然そこはムシ歯になります。よって歯ブラシとフロスの併用が必須です。

10/02朝日新聞折々のことばが「糸」でした。
「とても複雑に見えるこの世界でも、たった一本の「糸」が、大切ななにかを繫(つな)ぎ、結ぶことがあります。
清川あさみ」鷲田さんのことば 写真に刺繡(ししゅう)を施したり、ネガポジ反転させたインスタ画像を縦糸だけを連ねた面に転写したりして、自分という存在を形作る幾重の層を朧(おぼろ)に浮き上がらせる美術家。彼女はそのあわいを表へ裏へと丹念に「行き来」したいと言う。そうでないと、他の人と繫がるにもうわべだけのものになってしまうから。作品集『I:I』の序文から。」以上朝日新聞折々のことばより。ちなみに「あわい」とは漢字で「間:あわい」境界、あいだの意味です。

最近「糸」といえば、西郷どんの三番目のうっかた(内方:奥さん)の「糸さん」。上野に建立された西郷どん銅像の除幕式で開口一番
「こげなお人じゃなかったのに」と言ったとか・・。八十歳くらいで亡くなったようです。最後にもうひとつ「糸」といえば・・

「ある日の事でございます。御釈迦様は
極楽の蓮池のふちを、独りでぶらぶら御歩きになっていらっしゃいました。池の中に咲いているの花は、みんな玉のようにまっ白で、そのまん中にある金色の蕊(ずい)からは、何とも云えない好い匂(におい)が、絶間なくあたりへ溢(あふ)れて居ります。極楽は丁度朝なのでございましょう。」青空文庫より冒頭部分

智慧の糸、歯の糸、お糸さん、蜘蛛の糸・・どれもこれもなくてはならぬ強い糸です。デンタルフロスは歯を守る強い味方、いと強し!5970



「しかし極楽の蓮池の蓮は、少しもそんな事には頓着(とんじゃく)致しません。その玉のような白い花は、御釈迦様の御足(おみあし)のまわりに、ゆらゆら萼(うてな・がく)を動かして、そのまん中にある金色の蕊(ずい)からは、何とも云えないい匂が、絶間なくあたりへれて居ります。極楽ももう午(ひる)に近くなったのでございましょう。(大正七年四月十六日)」蜘蛛の糸 青空文庫よりラスト
主人公カンダタにとって「蜘蛛の糸」が「雲の糸」に・・・。

BBTime 277 何時でも何処でも!

BBTime 277 何時でも何処でも!
「月月に月見る月は多けれど月見る月はこの月の月」詠み人知らず

先日の中秋の名月(満月ではない)の翌夜の満月です。昔の人のユーモア・洒落心に感心させられます。解釈は次の二通り「①毎月毎月,月を見ることができる月は多いけれど,月を見る価値がある名月は,今月のこの月です。②毎月毎月,月を見ることができる月は多いけれど,月を見るのに適した月は,この名月が出ている今月です」。また中秋とは「旧暦の秋は,七・八・九月である(中略)旧暦は月の満ち欠けを元にしていたので,毎月15日が満月である。中秋の名月といえば旧暦では8月15日に決まっていた。が,現在の暦では,中秋の名月は年によって日が変わる」出典はこちら

イラストは「日に二回」ですが、先の歌には「月」が八回出てきます。よってこの歌は八月の月の歌とのこと!「なぜ8月だとわかるのですか?→正解は『月』が8個あるから」この歌は,そういう言葉遊びの歌なのである」出典はこちら。さて前回「何時何処」で「登場する二人の歯磨きの「何時何処」をあなたなりに処方してみてください」と宿題を出しました。小生の歯磨きの処方は次のようです。

動画を見るとお二人とも朝食抜きのようです。目覚めて出勤前の支度の中で「歯磨き1回目」:あまり時間なさそうなので「ささっと歯磨き二分」。女性はカフェでラテかカフェオレのテイクアウト片手に地下鉄駅へ:これは要注意!ノンシュガーなら心配ないのですが、砂糖入りならば何処かで「うがい」を入れて欲しいところ。地下鉄駅か仕事場に着いてすぐに!

午前中10時頃のコーヒーブレイクでしょうか。チョコか何かを口に入れてます。仕事場には飲料水サーバーがあるようですので「しっかりうがい」

ランチはお二人とも簡単にホットドッグなどで済ませているようです。可能であればデスクで「唾液磨き三分」。

お昼から動画ではコーヒーブレイクなしで退社まで仕事のようです。退社後外食か自宅で晩御飯か?もちろんこの後は「じっくり歯磨き五分」。以上がお二人の一日。
1:起床後朝ご飯なしで「ささっと歯磨き二分」
2:通勤中ラテは仕事場到着後「しっかりうがい」
3:コーヒーブレイクの後は「しっかりうがい」
4:ランチの後はデスクで「唾液磨き三分」
5:晩御飯の後は「じっくり磨き五分」
6:トータルで歯磨き三回十分間とうがい二回
以上がカルノのお二人への「歯磨き処方」です。ブラシとフロスの併用をオススメ!皆様の「歯磨き処方」はいかがでしたか?5340

BBTime 276 何時何処

BBTime 276 何時何処:いつどこ
「名月や名月の名所は月にあり」大伴大江丸

掲句は当たり前と言えば当たり前です。この俳人(江戸時代大阪生まれ)はパロディが好きだったようで、超有名な藤原敏行の「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる」を踏まえての「秋来ぬと目にさや豆のふとりかな」があります。今回は「何時何処」について。

まずは「何時:いつ」いつ歯を磨きますか?の問いに多くの方は「食後!」と答えられるでしょう、もちろん正解。理由は食器同様「使った(汚した)後はキレイにする」。その昔「333運動」を耳にしました。「毎食後(日に三回)食後三分以内に三分間磨こう」というものでした。今ではこの「333」は誤りではないのですがあまりオススメしません。特に「食後三分以内」はNG(良くない)です。理由は食事直後は歯の表面がやわらかくなっている場合があるからです。大方30分待てばオーケーです。

次は「何処:どこ」洗面に決まってるでしょ!はNGです。結論、何処でも可能です(もちろん周りへの配慮は必要です)。イメージしてください。あなたは晩御飯を食べました→夜九時過ぎからサッカーの試合中継です→リビングのソファーでサッカー観戦しながらだらだら磨き:OKです。徐々に寒くなり「湯船派」のあなたはぬるめのお湯にゆったり浸かります→歯ブラシ持って湯船に→湯船でだらだら磨き:OKです。寒い夜、眠い目をこすりながら洗面所での歯磨きはイヤ!なあなたは→歯ブラシ持ってベッドイン→スマホでconnote見ながらだらだら磨き:OKです。

周囲に迷惑かけない「唾液磨き」であれば「何時でも何処でも」可能です。要は「日に一回はトータルで隅々までしっかり磨くこと」。車通勤の方は車中歯磨き(運転には御注意)。仕事場に早めに着く人はデスクで歯磨き。朝の長トイレが習慣の方はトイレで歯磨き。「333」や「洗面」にとらわれずに自由に「あなた磨き」の場所とタイミングを工夫してみてください。当初顰蹙を買った「車内お化粧」はさておき、周りの人や雰囲気に迷惑でなければ色んな場所やタイミングでの「あなた磨き」が可能だと思います。

以前は色々な歯磨きの方法についてとやかく言っていました。大学でもすごい技のように教えられました。歯ブラシの大きさや毛の硬さは、磨く人(年齢)や歯茎の状態を考慮して選ぶ必要があります。同じくその人の歯磨きの「何時何処」についても「処方箋」が必要な気がします。「歯は硬いけど頭は柔らかく!」もムシ歯予防のコツです。今回の動画は「Bad Day」。登場する二人の歯磨きの「何時何処」をあなたなりに処方してみてください。1900

処方のヒント:二人の飲食(文字通り液体のみも)は何時何処で?数日後に小生なりの処方を書きます。

BBTime 275 洗顔洗歯

BBTime 275 洗顔洗歯:せんがんせんし
「まず足の指より洗ふ長き夜」冨士眞奈美

アライグマ」の記事を目にしました。「環境省は2日までに、生態系を乱す外来種のアライグマの分布域が、約10年前と比べ全国で3倍近くに広がったとの調査結果を発表した。生息情報がなかったのは3県(秋田・高知・沖縄)だけで「繁殖力が強く、さまざまな環境で生息できるため、分布域が拡大している。引き続き捕獲などの対策が必要だ」としている」日本経済新聞9/8記事より。今回は「洗う」について。ちなみにアライグマの由来は「前足を水中に突っ込んで獲物を探る姿が手を洗っているように見えることが名称の由来である」とウイキペディアに。

小生が幼い頃(幼稚園生)昔、小学校の教員をしていた祖母が「登校してきた子供たちの顔を見ただけで、顔を洗ってきた子と洗っていない子はすぐわかる」と母に話したことがあると聞いて「なぜわかるんだろう?さすが学校の先生だ!」と思いました。ふと今更ながら「朝、顔を洗う目的は?」目覚ましのため?顔の汚れを洗い流すため?顔の汗を流すため?清めのひとつで儀式のような習慣?鹿児島の場合は顔についた火山灰を落とすための場合もありますが(笑)。

手を洗う目的は明確です。手をキレイにする・手についた汚れを洗い流すことで、感染症などのリスクを減らすためでしょう。もちろん精神的な意味合いも多少なりともあると思います。顔を洗う・手を洗うともに水を必要としますが、これといった道具は必須ではありません。水と手があれば大方こと足ります。

歯磨き・歯洗いはいかがでしょう。指で磨くのでは不十分でしょうし、何度も何度もうがいしても磨いた・洗ったとは言えません。歯磨き・歯洗いは必ず何かしらの道具が必要です。歯ブラシ・デンタルフロスなどが必須です。歯磨きの特徴として「道具が必要」が挙げられます。

歯が顔(の皮膚)や手と違うもうひとつの点は「新陳代謝しない」ことです。顔や手は洗い残しがあっても新陳代謝によって最表面の外来性の汚れは時期無くなりますし、新しい皮膚になります。手についたマジックはいずれキレイに無くなります。しかし歯はそうはいきません!新陳代謝しないために道具を使って物理的に除去しないと歯の表面の汚れは無くなりません。

健康な歯・白い歯を維持するためには心して道具(歯ブラシ・デンタルフロス)を使って洗う必要があります。誠心誠意洗顔洗歯、心がけてくださいませ。今回は洗う「wash」の曲をご紹介。9200