BBTime 687 巡礼旅その1初野宿

「突抜ける青が好き青十月の」北島輝郎

2025/10/10投稿
前回の投稿から二ヶ月近く経ちました。先月九月中旬に「歩きの研修」と称して巡礼旅でした。ご存じの方も多いと思います「サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼」です。いくつかのルートがあります、今回は日程のこともあり「ポルトガルからスペイン」の巡礼路を歩きました。では順次、巡礼を振り返ります。その前に句の解説『直球。ストレートに、十月をむかえた喜びを歌っている。爽やかな十月。今年も、そうあってほしいものだ。。さて、せっかくの爽やかな句の雰囲気に水をさすようだが、今日は一理屈こねたくなっている(えっ、いつものことだって、……すみません)。そんな気分になったのは、句の「好き」に触発されたからだ。いつの頃からか、俳句や短歌に「好き」だの「嫌い」だのという生(なま)の感情がそのまま詠まれるようになってきた。とてもひっかかる言葉遣いだ。理由は、もとより「好き」や「嫌い」は誰にでも生ずる感情だけれど、それを生で表現することの意図がわからない点にある。そうした作品を読むと、「好き」「嫌い」は作者の勝手であるが、読者である私はそう言われても困ってしまう場合が多いのだ。そこのところを、作者は読者が困らないように説得するのが「作品」であるのに、それをしていない「作品もどき」が大半である。私の常識では、この種の書き物を文学とはとても呼べない。文学以前に、作者がそうした個人的にしか通用しない生の感情を、なぜ作品として発表したいのか。他人に読んでもらいたいのか。不可解すぎて欠伸が出てしまう。社会常識もたいしたものではないことを前提にして言うのだが、こうした表現などをひっくるめて、世間は「変態」と呼んできた。ただ、私に言わせれば「変態」も結構なのだけれど、幼稚な「変態」は「嫌い」だということである。(清水哲男)』(引用元)。ではバモス!Vamos!=Let’s Go!

旅程は、地図のほぼ中央、ポルトガルの北の端ヴァレンサ(Valenca)からサンティアゴ・デ・コンポステーラまで124km五日間の巡礼。9/11夜に鹿児島空港出発、翌9/12昼に羽田発→北京→マドリード→ポルト空港。ポルト空港からバスでヴァレンサへ(9/13泊)の予定でした・・ところが「Travel is trouble」。これぞ旅の醍醐味!と言えば聞こえは良いのですが・・

9/11木曜夜20:10鹿児島空港発羽田行き。「羽田空港天候不良のため出発が一時間以上遅れる見込みです」とのアナウンス、「はじまりはいつも雨」ならぬ「始まりからトラブル」。待つことしばし「まもなく機内へご案内できます」、約30分遅れで離陸となりました。上空アナウンスで「羽田への着陸許可を待っております、現在静岡県上空」と機長。「やれやれ」とまた眠りに着くと・・「目的地変更でセントレア空港へ向かいます」と機長。セントレアって名古屋じゃん!雨のせいだからしょうがないとセントレア空港着が23:30頃。セントレア空港は初めて(過去トランジット利用1回有り)ゆえ、名古屋中心部へのアクセスも皆目見当もつかず。とりあえず名古屋駅まで移動しようとリムジンバス乗り場へ。

バス出発は夜中12時を過ぎていました。小生の便(飛行機)のみではなかったようで、バス停には長蛇の列。どう見てもバス一台には乗り切れません。初老の運転手の方が「増便はありません、増便はしませんが、待たれるのであれば(名古屋駅前から)また戻ってきます」とのこと。利用した航空会社のセントレア空港での素っ気ない対応とは違い、ホッとさせる運転手の言葉でした。

名古屋駅前到着は9/12 1:40過ぎ。駅前のサウナで東京行き新幹線始発を待とうと思ってましたが、エネルギー枯渇。駅構内は朝4:50までロックで入れず、結局、駅前交番前のモニュメント台座で夜を明かすことになりました。人生初野宿!日本を離れる前から初野宿とは、この先何が起こるやらと「不安とワクワク」のなかウトウト。途中、小雨が降り軒下に移動、通路に座り込んでウツラウツラ。朝四時半頃から駅入り口には入場を待つ人の列ができ始め、4:50の開錠とともにダッシュで切符売り場へ。皆さん、新幹線始発の自由席に座るべくの列です。

9/12 6:20発新幹線乗車、やっと椅子に座ることができました。8:15東京駅着予定で雲隠れの富士山見ながらウトウト。巡礼旅同行者の友人からラインが入ります「乗るべき飛行機が昨日の羽田の影響で欠航、羽田に向かう他の手段模索中」とのこと。同行予定の友人は9/12当日朝に鹿児島近県空港から羽田へ、羽田で昼前合流予定でした・・旅はつづく

続きをアップしていきます、早く先を読みたい方は、小生のインスタグラムへどうぞ。

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