月: 2011年10月

秋刀魚三昧その４

「忙（せわ）しなく秋刀魚食べ了へひとりかな」ともたけりつ子
＊秋刀魚は複数で食べたいです。ハラワタがもらえるので（笑）。
「うらがえすやもう一つある秋刀魚の眼」五十嵐研三
＊当たり前のことですが、句になると意味深になります。
「食べ方のきれいな男焼秋刀魚」二瓶洋子
＊まさしく小生のことです！

The Sanma is very popular with children and adults alike.
秋刀魚は、子どもにも大人にも大人気です。

秋刀魚三昧その３

「火だるまの秋刀魚を妻が食はせけり」秋元不死男
「秋刀魚焼かるおのれより垂るあぶらもて」木下夕爾
＊学生時代、秋刀魚ならこの店と決めていました。
「尾頭付きで、切らずに焦がさず、焼いてください、
もちろんハラワタ付きで！」と注文つけて。

I didn’t catch what you said.
あなたが言ったことが聞き取れませんでした。

秋刀魚三昧その２
「近所に遠慮することないゾ秋刀魚焼く」井川博年
＊サザエさんが庭先で焼いているような・・。

「さんま焼くや煙突の影のびる頃」寺山修司
＊煙ではなく影、焼ける匂いと夕刻の情景でしょうか。

「星降るや秋刀魚の脂燃えたぎる」石橋秀野
＊釣瓶落としで暮れてしまったのですね。

What brings you to Japan?
どういうことで日本に来ることになったのですか？

秋刀魚三昧その１
小生はこの時期、朝昼晩秋刀魚オーケーです！
昨夜、食べながらふとこの企画を思いつきました。
全部で11尾の秋刀魚をご紹介。

江戸の空東京の空秋刀魚買ふ　摂津幸彦
＊このような表現は東京特有でしょうね。

よく晴れて秋刀魚喰ひたくなりにけり　和田耕三郎
＊秋晴れから秋刀魚の連想は今一ないですね。

さんま食いたしされどさんまは空を泳ぐ　橋本夢道
＊これは飢えを詠んだ句のようです。

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