BBTime 141 楽車楽輪

BBTime 141 楽車楽輪
「空中で漕ぎし自転車雲の峰」中嶋陽子

ご覧のようにこの雲の峰は自転車ではありません、あしからず。小生、昔から自転車が好きです。自家用車が来たのが大学生になってからということもあるかもしれませんが、小学生の頃から自転車でどこまでも行っておりました。今もほぼ毎日乗っています。ちなみに愛車はこれ「グラビエ」フランス語で「砂利」です。

先日「自転車通勤はやはり体に良かった 死亡リスク4割低下」との記事発見、我が意を得たり!なんと、英国で40~69歳の労働者26万3450人(平均年齢は52.6歳、52%が女性)を対象に通勤手段と死亡リスクの関係を分析したところ、自転車通勤では死亡リスクが41%も減少していたとのことでした。自転車通勤していてなんとなくわかる気がします。
1)体が楽:自転車は歩くより楽。2)時間短縮:徒歩より短時間で到着、ややもするとバスなどの公共交通機関と同じくらいの時間での到着。3)エコ:バイクや車に比べて断然エコロジー。4)楽しい:三輪車の子供をイメージしてください、身体的楽とか短時間所用など無関係な子供が嬉々として乗っています、根本的に楽しいのだと思います。5)個人的には動力は自力で前進あるのみが好きです!

ネット記事では医学的理由までは踏み込んでいませんが経験的に、
1)手軽である 2)長続きしやすい 3)体を動かす 4)楽しい・・などが考えられます。これをあえてベターなムシ歯予防に当てはめるならば
1)時間的・経済的に手軽である。2)さほどスキルを必要としない。3)体を動かす・手を使う。4)楽しい・・となるのでは
どんなことであっても日々の習慣にするために「楽しい」は必須だと思います。「楽しく」ではなく「楽しい」です。楽しく勉強・楽しく予防には無理があります。楽しい勉強・楽しい予防ならばと思います。
BBTime の狙いは「楽しく予防」です、音楽を聴きながらの歯磨きの一助となればのBBTime です。楽しい予防にバージョンアップしないといけないのですが・・。

ふと思います。自動車はなんとなく、字の通りだと思いますが、自転車は・・?
検索して面白い話を見つけました。「自転車」は竹内寅次郎という人の造語のようです、自ら転がる車ではないのにと思いますが。時は明治3年、1870年今から147年前の話です。英語ではバイク・バイシクル(二輪)、中国語では自行車です。タイトルの「楽車:らくしゃ」、楽に移動できる・楽しく移動できるの意味で「楽車」です。音が落車と同じですのでイマイチですが。

最後にお願いをひとつ。無灯火だけは勘弁して欲しい・・ドキッとしてムカッときます。無灯火運転はやめてくださいませ。もうひとつお願い・・愛車のサドルとピラーと泥除けが盗まれました。職場の駐輪場でのことです。これもやめてください!
今回のBeat はまさしくバイシクル、クイーンの「Bicycle Race」2180


楽車(らくしゃ)はイマイチですと書いた手前、あれこれ考えました。楽輪(らくりん)はどうでしょう?楽チンみたいで楽車よりは良さそうです。楽輪、使います。

BBTime 140 コンビに

BBTime140 コンビに
「蝉しぐれ捨てきれぬ夢捨てる夢」西岡光秋

今年はセミの当たり年でしょうか、昨年よりもセミの声が大きいような・・ジー!タイトル「コンビに」気づかれた方も多いでしょう、ハイ「あなたとコンビにファミリーマート」です。さて、数年前から耳にするのが「歯医者(歯科医院)の数はコンビニより多い」で、実際そうです。コンビニの数はおよそ55000軒、歯科医院はゆうに6万軒を超えていて7万軒に近づいています。コンビニの店舗数増加は客にとってさらにコンビニ(convenient:便利な)になります、同じく歯科医院数増加も患者さんにとってプラスになると思うのですが、現状はさにあらず・・なのでは?

歯科医院が増えれば「ムシ歯は減る」「予防が普及する」「白い歯を守れる」のか?例えとしての良し悪しは別として「交番が増えたら、警察官が増えたら、世の中はより平穏になるのか?」・・とはならないでしょう。理由は色々と考えられるでしょう。ひとつは歯科医院のファスト化です。BBTime132「ファストisファースト」をご参照ください。歯科医院・歯科治療のファスト化によって歯科や歯の価値が概ね下がってきたように思います。一部の人々においてはムシ歯はもはや「病気」ではなく少しの困り事なのかもしれません。伸びすぎた髪、剥げたネイル、ムシ歯、少し太ってきたお腹などと同じ土俵なのかもしれません。歯科治療・歯科医療と歯科予防は同じ土俵で論じられがちですが、個人的には別の土俵だと思います。歯科予防のファスト化は大賛成ですが、歯科医療のファスト化には限度があると思います。

コンビニより多い店舗数の歯科医院を「あなたとコンビに!」にするには?
もちろん歯科医院の自助努力が第一ですが、お客さん側(患者さん)の意識チェンジも合わせて必要な気がします。ある人と話していた時に「コンビニなら概ねどこでも同じだから躊躇せず入れるが、歯医者となるとそうはいかない」「1度その歯科医院に行ったらイマイチだからと言って1回限り(初診のみ)で変えるわけにはいかない(変えづらい)」「コンビニより多いと言っても敷居は高い」「沢山あってもどこが自分にとって良いのかわからない」等々とのことでしたナルホドです。

提案です。歯科受診のスタイルを変えてみませんか?まずは「検診のみ相談のみ」で受診されることをお勧めします。電話で予約を取る場合は「検診と相談のみでも可能ですか?」と確認してから予約を入れる。予約なし飛び込みの場合でも受付で「検診と相談のみでも可能ですか?」と確認してから保険証を出す。診療所によってはユニット(歯科用椅子)に座るや否や「レントゲン撮りましょう」と言われるかもしれませんが・・その時には「次の時にお願いします」と言って断る。もちろん善意として「ここも問題です」「歯石も取りましょう」「噛み合わせも問題です」と言ってくる歯科医もいるでしょうが、初回は「チェックと相談のみ」の値踏み受診という意識です。

実際に歯が痛い時にはどうするのか?「かかりつけがあるので、この歯の応急処置だけお願いします」か「セカンドオピニオンを聞きたい」と言って受診されることをお勧めします。セカンドオピニオンとは簡単に言えば「別の医師の意見・診断」です。

句にある「捨てきれぬ夢」・・小生の夢は「治療は歯科医院」「予防は予防カフェ」のカフェをオープンすることです。子供さん向けの「おやつ食堂」、大人向けの「歯のカフェ」、義歯の人のための「いれば食堂」です。捨てきれぬ夢です。今回のBeat はコンビニの王者セブンイレブンに敬意を評しての一曲。店内でかかっているそうですが、あまり意識したことはありませんが・・
https://youtu.be/OfwXfP8Pit8


拙ホームページ「connote:カノート」のページビューが50万を超えました!
感謝感激、深謝です。1130