歯科維新16
問題です。
「歯科医師と歯科衛生士のどちらが、歯みがきが上手でしょう?」
正解は「歯科医師です」
理由は「歯の形を良く知っているから」
卒後間もなく聞いた話です。
それなりに納得しました。
「歯みがきはしてもらうもの」
と言っている理由のひとつがこれです。
歯みがきをしていると言うのは、
手探り(歯ブラシの毛先探り)で磨いているのです。
直接目で見えないところを毛先探りしているだけなのです。
手探りであっても、形状を良く知る歯科医師は、まだ上手です。
歯科医師よりは歯の形を知らないひとびと(患者さん)が、
磨いても磨き残しが出るのは当然のことです。
加えて、
歯のヨゴレ(プラーク)でさえ肉眼では識別しにくいのに、
厄介な「バイオフィルム」は肉眼では確認不可です。
染め出しても駄目です。
だから「歯はみがいてもらうもの」なのです。