上の図を見て下さい。
昔は黄身だけでした。
つまり、問題が起きて初めて歯医者に行く。
問題がない人は歯医者には行かない。
ゆえに、来院者はすべて患者さん(黄身)だけです。
少し昔になると、
どうも、黄身だけではないような気がする。
ところどころに白身がある、これすなわち、
スクランブルエッグ。
そして今では、はっきりと、
歯医者も来院者(一般のひとびと)も、
白身として、歯医者を訪れるようになってきました。
治療のみならずメンテナンスが必要との認識が定着してきましたし、
歯医者もメンテナンスを仕事として考えています。
ですからゆでタマゴ。
さて、これからは?
そうです、上の図のように完全に分かれてくるでしょう。
治療する空間(施設)と、
メンテナンスの空間(施設)が、
全く別の施設になって来るでしょう。
医科ではすでに例があります。
そうです、内科とスポーツジムの関係です。
一般的にスポーツジムに通う人は健康増進が目的です。
歯科の場合は、今はまだこれがゴチャマゼです。
歯の検診とクリーニングに行っても、
多くは患者さんと同じ扱いを受けてしまいがちです。
丁寧な対応を受けたとしても、その場所・空間は診療所です。
想像してみてください。
今日気持ちのいい汗を流そうとジムの扉を開けたら、
白衣のナースが忙しそうに働いている、
アレッと思いますよね。
下の図は、基本図(027参照)と合わせたものです。