「人間味という味が、いちばん美味しい」山本益博その6
「仕上がりが読めないまま
仕事を進めることはない。」早乙女哲哉
客がてんぷらを食べながら
「とても美味しいですね」
などと言おうものなら、
「はい、そのように作っていますから」と答える。
一見、不遜にも思える言葉だが、
早乙女さんに言わせれば、もの作りというのは、
結果が分かった上で仕事を始めるもので、
たまたまよく出来ましたなどということは
決してないのだそうだ。
だから、仕上がりが読めないまま
仕事を進める料理人は、
職人でもなければアーティストでもないという。
Everyone’s fed. Everyone’s full. Everyone’s happy.
So that’s my job.
皆様が食べて、おなか一杯になって、幸せを感じて頂く。
それが私の仕事です。