「はは大切」–11月8日は「いい歯の日」
11月8日は、11=いい、8=歯の語呂合わせから、
1993年に日本歯科医師会によって制定されました。
今回は「いい歯の日」に寄せての「はは大切!」。
まずは、オリジナル小咄「ははたいせつ」から(笑)。
ところは小学校一年生の教室、習字の時間。
先生 「今日練習する文字はこれです
(『ははたいせつ』と黒板に書く)これは何と読むかな?」
よしお「ハイ!(と手を挙げて)母大切です。
お母さんの手伝いをして、お母さんをいたわりましょう!です」
先生 「よしお君はえらいな、
みんなもしっかりお手伝いしてるかな」
あきこ「ハーイ!それは歯は大切で、
ちゃんと歯を磨いてムシ歯にならないようにしましょうです」
先生 「あきこちゃんはえらいな、
将来、いい歯医者さんになれるよ、きっと!」
ひでき「せんせい、それはハハ!大切です」
先生 「?それはさっきよしお君が言ったけど・・」
ひでき「僕が言っているのは、お母さんのははではなく、
ハハハと笑うハハです。ハハハと笑うと体に良いそうです。
それで『ハハ!大切です』」
先生 「ハハ!そうか、ひでき君、えらい!
君は将来、笑い療法士になりなさい!」
というわけで2007年2月に無事、
「笑い療法士三級」に合格しました。
その後精進ならぬ、笑進をかさね
2009年2月には「笑い療法士二級」に認定されました(喜)。
今現在、二級保持者は全国に(たったの)32人です。
九州にふたり、歯科医師では初の認定です。
ちなみに、笑い療法士の資格は三級から始まり、
現在二級までで一級の人は未だいません。
ここで簡単に「笑い療法士」について。
母体となる「癒しの環境研究会」のホームページには
『笑い療法士とは「笑いをもって自己治癒力を高めることを
サポートする人のことです。
笑いは、人が幸せに生きることを支え、
また病気の予防にもつながっていきます。
そうした笑いをひきだすのが「笑い療法士」です」
と書いてあります。さらに
「笑わせるのではなく、笑いを引き出す。
それが笑い療法士です」と二級認定証には明記してあります。
マザー・テレサの本「日々のことば」の3月5日付けは
「だれでも、あなたのところに来た人が、
前よりももっと気分よく、
もっと幸せな気持ちで帰ることができるように。
あなたの顔やまなざし、
あなたのほほえみに親切を見ることができますように」。
これぞ笑い療法士だと思います。
(参考文献「マザー・テレサ 日々のことば」女子パウロ会)
ところで、笑いの原点は何だと思われますか?
実は、意外な行動がその原点だと言われています。
最近「デトックス=detox」という言葉を
耳にするようになりました。
解毒という意味で使われます。
解毒とは「無毒化する」「体外に出す」と解釈しています。
何と、笑いの原型は「吐く」時の口の動きだそうです
(療法士のセミナーより)。
声に出して「ゲッ」と言ってみてください。
笑いの口に似ているでしょ。
これが笑いの原型(笑いのもとになる行動)です。
昔々、原始人があるものをガブリと噛みました、
すると中が腐っていた、何か異物が入っていた、
すぐに吐き出します。
実はこの時に威力を発揮するのが舌です。
ですから舌は丈夫な筋肉でできているのです。
毒を吐き出し、一命を取り留める、
ホッとする、安心安堵で笑う。
ですから「笑う」とはひとつの「解毒・デトックス」です。
ひとに嫌なことを言われた時、
他人のおならを嗅いでしまった時「ゲッ」と笑って
解毒しましょう(大笑)。
では、もう一度「ハハ!大切」「ゲッ!」
さて、皆さんが「ハハ!大切」「ゲッ!」で
「わらいびと」になったところでもう少しお付き合いのほどを。
笑うと元気が出ますが、この「元気」は
何事においても必須のような気がします。
「元気」は、楽しさ・ゲーム性・エンターテイメント
とも解釈できます。
ある時、勝間和代さんの「やる気に頼るな、仕組みに頼れ」
との言葉を見つけました(朝日新聞コラム)。
「長期的にはいい結果が得られるが、
短期的には辛抱が必要なことを続けるには、
やる気に頼らない仕組みを作れるかどうかが鍵だ」
なぜなら「やる気だけでは結果が出るまで続かないから」とのこと
「あなたに欠けていたのはやる気ではなく仕組みです」
と言い切っています、心から同感です。
この仕組みづくりに加味して欲しいことが、
この「元気の出る・元気になる」です。
「はは大切」を少々強引ですが当てはめてみましょう。
まず「母大切」母=家庭・環境・仕組み、
「歯は大切」歯=方法・知識・情報、
「ハハ!大切」ハハ!=楽しさ。
このハハ!が仕組みを動かす、
または続かせるエネルギーになるのだと思います。
外国語レッスン、ウォーキング、読書などの自己研鑽、
ダイエット、ムシ歯予防、歯のメンテナンス等々、
何においても継続のコツはハハ!楽しさでしょう。
このハハ!楽しさは2通り考えられます。
ひとつは上乗せ型楽しみ、水族館のイルカ同様、
何か芸をしたらもらえる御褒美です。
もうひとつは低床型、
すなわちストレスやハードルを極力減らすやり方です。
もちろん両方考慮すれば効果倍増間違いなし。
昭和から続いているもののひとつに
「お茶(裏千家)」があります。
美味しい和菓子とお茶が頂けることは上乗せ型。
お稽古のあと道具を片付けると
(下手である)証拠が残らないことは低床型(笑)。
天天收听、天天学習、天天笑!
これは、昨年放送の「ラジオ中国語」のなかで
毎日(天天)繰り返されたフレーズです。
毎日聴いて、毎日学習、毎日ニコニコ!
やはり「やる気に頼るな、仕組みに頼れ」の仕組みづくりには
「笑」が必須!では、最後にもう一度「ハハ!大切」。