数年前から、小学校で実施しているBBTimeについて。
「音楽は白い歯を守る!」BBTime:ビービータイム
1−BBTimeを思いついたきっかけ
数年前のことです。NHKのラジオ体操が1928年に始まり、2008年が80周年でした。この時に「ラジオ体操の歯磨き版」が作れないものか?これがきっかけです。また同じ年(1928)に始まったのが「ムシ歯予防ディ」、現在の「歯の衛生週間」です。80年かけてもムシ歯がなくなっていないのは、なぜか?なにか足りないのではないか?という素朴な疑問も持っていました。
2−BBTime:ビービータイムの名前
これは、河野が英会話を習っていたマイケル・ナロン氏のアイデアです。Brush Beat Time:ブラッシュ・ビート・タイムでBBTimeです。
3−何をするのか
給食の終わる頃に、二分半から三分のテンポの良いポップスを校内放送で流し、その音楽に合わせて(聞きながら)歯を磨きます。日本語の歯磨きソングと言える曲ないし歌はたくさんあります。しかし子どもたちは三日で飽きます。そこで週変わりの英語のポップスを使うことで、子どもたちを飽きさせず継続させます。
4−音楽に同意書は不要
ここ数年、公立の保育所、小学校などでフッ素洗口が導入されています。もちろんこれは効果がありますが、導入するにあたっては、保護者の同意を取り、同意が得られない子供さんは、フッ素の替わりに水でうがいをするとも聞きました。音楽には同意書は不要です。音楽は白い歯を救う!
5−日南市立桜ヶ丘小学校でのやり方
河野が提案した小学校です。河野がBBTimeを提案し、試行錯誤の末にスタートしました。2009年春のことです。学校側(教職員)にも多大なご協力、また歯磨き時に鏡を使うなどのアイデアも頂き、軌道に乗りました。
1)お昼給食終了直前12:52頃に「間もなくBBTimeが始まります」の校内アナウンス。子どもたちはこの案内を聞いて、歯ブラシと手鏡もしくは卓上鏡を用意します。
2)「BBTimeスタート」の放送で音楽スタートします。アップテンポの音楽に合わせて、鏡を見ながら歯を磨きます。二分半から三分ほど。
3)最後に「今日一日で最高の笑顔でハイチーズ!」のアナウンスで終了。鏡に向かって、最高の笑顔で終了します。
6−BBTimeのポイント
BGMはアップテンポのポップス(日本語ではない言語、ほとんど英語)。近々、小学校でも英語教育が始まるとのこと。少しでも英語に親しんでほしい気もあります。また、日本語だと歯磨きに集中できないかもと思いますが、英語にこだわる必要はないでしょう。子供さんは、飽きやすいので週毎に曲をかえることがポイント。
7−BBTimeの問題点
給食の時間は、学校によって違うと思います。ラジオの番組の時間の設定が難しいと思いますが、ラジオ体操においても同じような問題があったと思います。番組の録音や、ネットラジオの普及などにより、オンデマンド放送などで対応可能だと思われます。
8−ラジオとの相性
週毎に曲を変える。参加学校からリクエストを受け付ける。シーズン毎、半年毎、年毎にベストテン、ベストスリーなどを発表。などの仕掛けはラジオの5分間番組として面白いのではないでしょうか。また、日頃ラジオをあまり聞かない小学生をリスナーとして取り込む。もちろん、ラジオ体操同様、子どものみならず、高齢者の施設などでの活用法もあると思います。
9−目標は!
ズバリ「ラジオ体操」の歯磨き版である「BBTime」の全国放送です。音楽は白い歯を救う!音楽は白い歯を守る!
この画像では朝8:00にスタートになっております。提案当初、朝の歯磨きを提案しましたが、その後、学校との調整で昼ご飯(給食)後となりました。また、こちらもご参照ください。
ハナ通信No.63「BRUSH YOUR SENSE!」
BBTimeを含む動画はこちら。