予防 2.0 待ち人怒らず2

予防 2.0-013-0906
待ち人怒らず2 ラーメン屋に並ぶ人は・・

行列のできるラーメン屋に並ぶ人は、
なぜ黙って並ぶのか?
理由は「並ぶことは始めからわかっている」です。
この逆が歯科医院で起きているのです。
待たされないための予約
待ちたくないための予約
時間を有効に使うための予約なのです。
待たなくても良いはずなのに、
待たされるから怒るのです。

この世で万人に平等なものはただひとつ!
一日は二四時間、一時間は60分、時間のみ平等

「患者さんが予約を守らない」という声を聞きます
なぜ守らないのか?
過去に「待たされた経験」が有るからなんです。
予約を守ったのに五分待たされた人は、
次回は五分遅れて来ます。
そこで考え方を変えて「まずは歯医者が時間を守る」
これを徹底するのです。

ヒントをひとつ。
予約と言うシステムにそぐわない来院者がいるということ
ある時、いつもニコニコ来院の男の子が玄関から泣いています
聞くと、予約に合わせて昼寝の途中で連れてきたためぐずっている、
とのこと 、ハタと思いました。そこでこちらがチェンジ
「次回から昼寝が終わって機嫌の良い時に連れてきてくださいね」
「ただし、待ってもらうことも有りますよ」と言い添えて。

「タクシーの運転手なんで時間が空いた時に来ます」
「はい、そうしてください。ただし待ってもらいますよ」
等々。

予約を守らないではなく、守れない状況の来院者も居るということです。
待ち人怒らずシステムでは「予約」を三種類に分けています。
ピンポイント予約:何月何日の何時何分、いわゆる予約
時間帯予約:何月何日の午前中もしくは午後、抜歯後の洗浄など
完全フリー:機嫌良い時にいつでもどうぞ、乳幼児など

ピンポイント予約では待たせません
内容は治療、予防処置など30分から60分ほどかかる処置。

時間帯予約は、待ってもらうことも有ります
内容は、抜歯後洗浄、痛みの確認処置、セット後のバイトの確認、
簡単な(咬合面のみ)インレーセットなど・・・

完全フリーも、待ってもらうことも有ります
乳幼児のメンテナンス、ハッスル隊(子ども向けムシ歯予防クラブ)など

このシステムを機能させるコツは
ユニットを3ラインにします。
例えばユニットが三台の場合
ふたつはピンポイント予約用、
残りひとつは時間帯予約と完全フリー用
やってみるとかなりスムーズに遂行できます。
ピンポイント予約でキャンセルが出るとそのユニットには
すぐに時間帯予約と完全フリーの方をお通しします。

もともと予約システムの狙いは何でしょうか
「診療時間(労働時間)を有効に使う」
かたや「来院者の時間の有効利用」でしょう。

付け足しですが、予約を取る際には
「開始時刻(予約時間)のみならず、終了時間の目安」
も予約されることをお勧めします。

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