昨日「同じケーキなのに」を書いたあと考えていました。
なぜ「美味しいモノは体に悪いのか?」
おそらく昔のこと、ヒトらしくなってきて「美味しい・不味い」ということを知り、
美味しいを求めるようになってきた頃
美味しいもの=滅多に食べられないもの、ではなかったのでしょうか?
「猿酒」という言葉を聞いたことがあります。
「猿が木の洞に溜め込んだ果実(サルナシといわれる)が、自然に発酵して酒になったものを古代の人が飲んでいたのが猿酒の初めであったという伝説がある」Wikipedia
ヒトは動物性脂肪を美味しいと感じるとも聞きました。
酒にせよ、脂身にせよ、美味しいけど体にはリスキーである
逆に考えると、低リスクの食べ物は日常の食べ物で、さほど感動もなかった。
つまり、美味しいとは思わなかった。
年に1回もしくは数回しか口にできなかった食べ物、
滅多に口にできない=感動する=美味しい と、なったのでは?
低リスク(体の健康や歯に対して)の食べ物しか口にしなかった頃は、
歯磨きは不要でした。
今や酒、脂身、甘いもの、刺激の強いもの、何でも入手可能、入口可能です。
よって、ヒトは美味しいと言う喜びを得たと同時に「体に良くない」というリスクも手にしてしまった。摂取する量や回数を考慮しなければならなくなった。
と、いうことでしょうかね。
食べ物に関してコントロール(制限)が必要である
口のメンテナンスもこのコントロールに入ると思います。
ご本人が可能なコントロール、ご本人だけでは出来ないコントロール、
より良い口のメンテナンスは、ご本人だけでは出来ないコントロールのひとつです。