BBTime 406 靴と枕は
「まいにちが初めての年暮れにけり」千葉皓史
二度読んでも難解でした。解説には『季語は「年暮る」、「年の暮」に分類。毎年訪れてくる年の暮れだが、しかし、ここに至る「まいにち」はいつも「初めて」であった。と、なんでもない普通のことを普通に詠んだだけのように写るかもしれないが、なかなかどうして、面白い発想である。詠まれている時期は年の暮れなのだが、この句には歳末の感慨だけではなく、来るべき新年に向けての期待感や抱負が含み込まれているからだ。むしろ、後者の要素が大きいくらいかもしれない。年の暮れにあたっての反省として、毎日が新しい日々だったわけだが、それらの日々を常に新鮮な気持ちで生きてきたろうかということがある。そう反省してみると、「まいにちが初めて」という意識をいつも持っていたわけではなかった。だから、来年こそは、この誰にでも当たり前のことをきちんと意識して生きていこうと、作者の心はもう半ば以上は新年に飛んでいる。したがって掲句は、年末の句でありながら新年の句だとも素直に読めてしまう。考えてみれば、年の瀬の意識のなかには、誰でも新しい年へのそれが滲んでいるはずである。正月の句に「まいにちが初めて」といった表現はよく見かけるけれど、それを年の暮れに言ったところがとても珍しい。さて今年も旬日で暮れていきますが、個人的にも社会的にも、どうも新しい年にはあまり期待できそうもない気がしてなりません。せめて「まいにちが初めて」の意識だけは持ちつづけたいものと思っております。「2006・俳句研究年鑑」所載。』(解説より)。
朝、覚醒前にまどろみながら聞くラジオ体操の歌詞の冒頭が「新しい朝が来た」です。聞きながら「確かにそうだ」と思いますが・・。誰にとっても、いつの日であってもその日は「新しい朝」であり「初めての朝」となりますが・・。さて「畳と女房は」に書きました「新靴」。今朝も走りました・・やはり良いですね。今放送中のラジオフランス語講座のテーマが「Sautez le pas! ソゥテルパ! 一歩踏み出そう!」です。まさに新靴は「次の一歩」が出ますね。先日、もうひとつ新しいモノが来ました・・枕です。
出張先のホテルで、どうしても安眠できないので相談したところ「別まくら」を貸して下さいました。変えた夜からそれはそれはグッスリ!早速フロントに購入できないかと聞きましたが廃番で入手不可。では似た枕をと、ネットで見ると海外メーカー・国産メーカー多々あります。早速、駅ビルで物色してフロアの店員さんに「これ(非常に有名な海外メーカー)にしようと思うのですが・・」と話しかけたところ思わぬ返事!「個人的にはオススメしません。夏は非常に暑いです。また直射日光に当ててしまったらしくボロボロになりました」「ではオススメは?」「ここにはありませんが、〇〇ちゃん(女性アスリート)の宣伝している・・」「?、ここにある中では」「これですかね」・・と非常に参考になるコメントをもらいました。店員らしからぬ(笑)発言内容でしたが、まさしく「客ファースト」であったと思います。この方の進言があり「これください」寸前で別のメーカー(日本)の枕に変えることができ、価格も4分の1ほどですみました。この枕、爆睡できました。メデタシ目出度し。
ついでにもうひとつ見つけた「新物」はコットン93%で、某メーカー「ヒートテック」の言わば綿版です。これもめっけもんでした。近頃の「新モノで良いもの」は新素材であったり、構造が新開発であったりと、ただ単に「新しい」のではなく「新しい」の根拠がしっかりしているように思えます。最後に繰り返しのお知らせです。小生開発の「チョコブラシ」も使い方(歯磨き)が「新しい」歯ブラシです。歯に優しく地球にも優しい歯ブラシです。是非どうぞ。7540