BBTime 413 小掃除
「年の瀬のうららかなれば何もせず」細見綾子
画像は句とは裏腹に忙しい年の瀬の魚屋さんです。句の解説は『あれもこれもと思いながらも、結局は何事も満足にはかどらないまま過ぎてしまうのが、私の年の瀬。ならば、この句のように、今日は何もしないと思い決めたほうがすっきりする。天気は晴朗、風もなし。そう思い決めると、心の中までが「うららか」となる。他人に迷惑が及ぶわけではなし、何も焦ることはないのである。と言いつつも、ついついそこらへんの物を片付けたくなるのが、しょせんは凡人の定めだろうか。歳時記や古いタイプの暦を見ていると、昔の年用意は実に大変だったことがわかる。大掃除、餅つき、床飾り、松迎え、年木樵、春着の準備などなど、一日たりとも何もしないで過ごすわけにはいかなかったろう。ただし、暦というマニュアルに従って、頑張って事を進めていければ、ちゃんと人並みに正月が迎えられるようにはなっていた。マニュアル時代の現代において、そうした暦がないのも変な話とも言えようが、それだけ昔と比べて、正月の過ごし方やありようが多様化してきて、マニュアル化できなくなったということだろう』(解説より)。今回は口の中の掃除のお話。
母校(鹿児島市内公立高校)は掃除大好きでした。大掃除・中掃除・掃除(普通掃除)の三種が色んなタイミングで行われており、そのせいあって校内は見事にキレイ!そこで提案・・口の中の掃除(歯磨き)にも「大中小」を。
その日のリズム(日程)に合わせて「大中小」を当てはめてみてはいかがでしょう。朝は出勤・登校前で忙しいので「小」。昼もランチ後はあまり時間が取れないので「小」。夜だけは湯船の中で「大」など。人それぞれの「大中小」アリです。(個人的には一日二食派です)三食摂る方でも、食べる量・内容・所要時間は三食それぞれだと思います。汚れた分だけ洗えば(磨けば)いい訳で、毎食後同じ時間磨く必要はないのです・・が、やはり磨き残し・掃除のし残しがあるので、日に一度は大掃除、せめて中掃除は必要です。目安として大掃除10分以上、中掃除5〜7分、小掃除1、2分でしょうか。
オススメは「小も積もれば大となる」です。仕事や勉強の合間に息抜きに「口の小掃除」、小掃除五回でお掃除一回に匹敵します。コツ「いつも身近に歯ブラシを」!
小生の自宅大掃除の意義は「日頃しない処をする」です。同じく「口の中の磨き残し」を集中的に磨くのも大掃除並みの効果があります。ズバリ!その場所とは「上の一番奥の奥歯の奥の面」で、歯科用語で「上顎7番頬遠心面:じょうがく7番きょうえんしんめん」です。さらに8番目の「親知らず」が生えている方、生えかかっている方は、まさにその親知らずです。洗い方のコツは、まず人差し指で一番奥と思われる歯のほっぺた側の面を触ってください。そのまま少し口を閉じると、あら不思議!さらに奥まで指が入ります。そうなんです、口を開けたままだと奥の面には届きません。少し閉じると届きます。是非歯ブラシで試してみてください。歯医者の本音を言います・・この部分を治療するのは至難の技なんです。日頃歯ブラシが届きにくいのでムシ歯になる訳ですから、歯科の器具も届きにくいのです。歯磨きは口を閉じても可能ですが、治療は不可能です・・見えませんので。
毎度手前味噌ですが、この「チョコブラシ」は上顎七番頬遠心面が洗いやすい歯ブラシです。是非お試しを!詳しくはこちらへ。掃除から連想される楽曲は・・ボブ・ジェームスの「Marco Polo」です、どうぞ。3420