BBTime 448 笑う力
「春愁の中なる思ひ出し笑ひ」能村登四郎
世の中が無事であっても桜が散ると「春愁:しゅんしゅう」なのに、今年は・・溜息。句の解説には『春愁とは風流味もある季語だが、なかなかに厄介な感覚にも通じている。その厄介さかげんを詩的に一言で表せば、こういうことになるのだろうか。手元の角川版歳時記によれば、春愁とは「春のそこはかとない哀愁、ものうい気分をいう。春は人の心が華やかに浮き立つが、反面ふっと悲しみに襲われることがある」。国語辞典でも同じような定義づけがなされているけれど、いったい「春愁」の正体は何なのだろうか。精神病理学(は知らねども)か何かの学問のジャンルでは、きちんと説明がついているのだろうか。とにかく、ふっと「そこはかとない哀愁」にとらわれるのだから、始末が悪い。そういう状態に陥ったとき、最近はトシのコウで(笑)多少は自分の精神状態に客観的になれるので、自己診断を試みるが、結局はわからない。作者のように「ものうさ」のなかで思い出し笑いをするなどは、もとより曰く不可解なのであり、それをそのまま句にしてしまったところに、逆説的にではなく、むしろ作者のすこやかな精神性を感じ取っておくべきなのだろう。少なくとも「春愁」に甘えていない句であるから……。『有為の山』所収。(清水哲男)』(解説より)。
先日「免疫力アップ」の記事を読みました。記事「作り笑いでもOK、笑顔で免疫力アップ! 新型コロナの不安払しょく」です。記事には『(1)暗い顔だと免疫力が落ちて感染しやすくなる (2)作り笑いでも免疫力アップに効果がある (3)鏡と向き合って大いに笑いましょう』とあります。『まず「NK活性」です。NK活性とは、がん細胞を攻撃して破壊することのできるNK細胞の働きの強さのことをいいます。笑う前にNK活性が正常範囲より低かった5人は笑うことで、正常範囲かそれ以上に上昇しました。正常範囲にあった5人のうち4人も上昇。正常範囲より上の残りの人は、上がったり下がったりでした。いずれにしろ、笑いにはNK活性を増強する作用があることがわかりました。』
『さらにもう一つ、面白い実験をしています。6人の学生に表情だけの笑顔を2時間続けてもらい、前後で免疫力を調べたのです。その結果、笑顔をつくるだけでもNK細胞の働きが活発になったというのです』(記事より)。
そうなんです!作り笑い、思い出し笑いでも免疫力はアップします。今、多くの方が外出の際にマスクされてます。どうぞ、マスクで見えませんから遠慮なく、思い出し笑い、作り笑いしてください。笑うこと笑顔を作ることで、免疫力はアップしますし、「口角:こうかく」も挙がります。まさしく口角アップトレーニング、スマイルトレーニング!マスク不要になった時、あなたの地顔は今まで以上に「笑顔美人」になっていること間違いなしです。笑う力をアップすることが、免疫力をあげ地顔もアップ。やらない手はないと思います。笑いの原型は「安堵」と聞きます。希望を持つことは安堵に繋がります。次の画像は朝日新聞「折々のことば」・・
「8時だョ!全員集合」はオンタイムで観てました。荒井注が抜け、志村けんが参加した時もしっかり観てました。心よりご冥福をお祈りいたします・・合掌 9180