BBTime 495 好きさ好きさ
「鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる」加藤楸邨
先日(討ち入り十四日)、鹿児島市も冷たい風が吹く寒い寒い一日でした。「冷たい」の語源は「爪痛い:つめいたい」だと聞きました。調べると『冷たいは、「爪痛し(つめいたし)」が転じ、「つめたし」となり「つめたい」になった』(引用元)とのこと。ひょっとすると「凍てて」も、爪痛しが更に「痛て:いてて、イテテテテ」が語源かも。今回はあんこう鍋大好きにちなんで「好きさ」についてのお話。次画像は大好き「いせ源」の鍋。
先日、ほぼ毎日読むほぼ日の「今日のダーリン」(12/06付)が好きな内容でした。
『・「好き」について語っているとき、
人は、みんないい人になってると思うんですよね。
ドラマのなかの凶悪なギャングだって、
たとえば、彼の好きな女性について語っているとき、
とてもいい場面になってるじゃないですか。
ラーメンの好きな人が、ラーメンについて語るとき、
うーん、あんまりことばの数はいらないですね。
「あれは、うまいねぇ」と、こころから言ったら、
もうね、それはいい歌みたいに聞こえてきますよ。』
『情報の質量だとか、だれがいちばん詳しいかとか、
薀蓄みたいなものは、あんまりどうでもいいんです。
「いいよねぇ」だとか「好きなんですよぉ」とか、
「会いたいなぁ」だとか「ああ、たまらん」だとか、
こころがあふれ出ちゃったみたいな声って、
聞いていて気持ちよくなります。
たとえば、いま思ってみます。
< カレー、うまいよねぇ >』
『この文字を見つめているだけなのに、
読んでいる人の頭のなかに、カレーがあるんですよね。
香りも感じられるし、味やら辛さやら熱さやら、
途中で飲む水、スプーンが口に運ばれるようす。
そこにないのだけれど、赤ん坊の「もらい泣き」みたいに
カレーが好き、カレーがうまいということが、
すっごい数の人たちの脳内で再現されている、きっと。』
『「好き」について、人がしみじみ感じていて、
そのじぶんのこころを顔ででも、声でででも、
文ででも、歌ででも、絵ででも表してくれたら、
その「うれしさ」は、他の人のこころに火を灯す。
いっぱい「好き」を持っている人、
「好き」を表している人は、その「好き」のいい気持ちを
知らずしらずのうちに、みんなに配っているんですよ。
おいしそうにごはんを食べる人だとかも、
それだけで、あなたはいいことしているんだよ。
今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
じぶんの「好き」が減っていたら、あらためて増やそうや。』
「好きを配る」・・好きな表現です、まさにサンタクロース。日本にも「好好爺:こうこうや」という言葉があります。アンコウに限らず、スイーツもワインも小物、風景etc.好きを増やして、好きを貯めて、好きを配りたいものです。好好爺ならぬ好好人を目指しましょうかね。皆さま、ご自愛の程ご歯愛の程。5180
SweetsLove,TeethLove,BrushLove! 二曲目は何度も歌うと「スキサスキサスキサ」
追加二つ。1)インスタグラムを楽しんでます。ただの自己満足ですが、そのうちのいくつかでも「好き配り」になれば幸いです。@hideky1961
2)「好き配り」の記事発見!まいどなニュースに「老夫婦が営む定食屋で「美味しかったです」の一言…その後の展開に「大切なこと思い出した」と大反響」(引用元はこちら)。『老夫婦がやってる定食屋で、言わない方が粋かちょっと悩んだけど、「美味しかったです」って言ってお会計済ませ、外出て引き戸を閉めた。そこで「美味しかっただって、良かったね」って中でお婆さんが言ってるのが聞こえて、これからは口に出していこうと思った。』・・『自分もこういう”好き”な気持ちはしっかり伝えていこうと改めて感じました。』(抜粋)。
・・今日も好好人として「好き配り」します。