BBTime 583 カムカムポンプ

「円涼し長方形も亦涼し」高野素十

2022/07/25投稿・昨夜から桜島は噴火警戒レベル5 7/28追加
今朝の桜島は静かです。句の解説は『猛暑の折りから、何か涼しげな句はないかと探していたら、この句に突き当たった。しかし、よくわからない。素十は常に目に写るままに作句した俳人として有名だから、これはそのまま素直に受け取るべきなのだろう。つまり、たとえば「円」は「月」になぞらえてあるなどと解釈してはいけないのである。円も長方形も、純粋に幾何学的なそれということだ。いわゆる理科系の読者でないと、この作品の面白さはわからないのかもしれない。円や長方形で涼しいと感じられる人がいまもいるとすれば、私などには心底うらやましい昨今である。ふーっ、アツい。『空』(ふらんす堂・1993)所収。(清水哲男)』(解説より)。二度目の梅雨が開けたと思ったら、またまた猛暑。サウナかと思うほどの暑さと湿気です。前々回「週一回」の補足で、歯の周りのポンプについて。

シンプルにいうと、噛むたびに歯の根っこ(歯根:しこん)と骨の間の毛細血管が圧迫・弛緩を繰り返します、いわば「カムカムポンプ」。
 記事には『歯は、体に思っている以上に全身へ影響を与えています。実は、歯でものを噛むときには、ひと噛みごとに脳に大量の血液が送り込まれています。  歯の下には「歯根膜(しこんまく)」というクッションのような器官があり、噛むときは、歯がこのクッションに約30ミクロン沈み込みます。そのほんのわずかな圧力で、歯根膜にある血管が圧縮されて、ポンプのように血液を脳に送り込むのです。  その量は、ひと噛みで3.5㎖。市販のお弁当についている、あの小さな魚の形の醤油入れがだいたい3~3.5㎖サイズなので、噛むたびに、あの容器いっぱいの血液をピュッと脳に送り込んでいるということ。ひと噛みでこの量ですから、よく噛む人の脳にはひっきりなしに血液が送り込まれて、その間、常に刺激を受け続けていることになります。つまり、噛めば噛むほど刺激で脳が活性化されて元気になり、どんどん若返るのです』(引用記事はこちら)。また記事では『「歯がない人はボケやすい」は正しい・・歯の本数が少なくなればなるほど、歯根膜のクッションにかかる圧力が減って、脳に送り込まれる血液の量が少なくなります。脳への刺激が減って、脳機能の低下につながるわけです。脳機能の低下は、ヤル気の喪失や、もの忘れを引き起こし、やがては認知症へとつながっていきます』(引用元)。

この記事を読み返して確信しました。昔、おやつの定番「かっぱえびせん」のCMコピー「やめられない、とまらない」の理由はここにあり!えびせんやポテトチップスを食べ始めたら止まらないのは、パリパリぽりぽりと噛むごとに歯根膜ポンプによって脳に血液が送られ「プチ快楽」を感じているからなのではないでしょうか。えびせんでなくとも、ナッツ類でもスルメでも同じだと思います。いずれにせよ「カムカムポンプ」を作用させることは、記事にあるように「若返り」「ボケ防止」に効果有りのようです。やはり噛むことは大事です、カムカムポンプで若返り!皆さま、ご自愛の程ご歯愛の程。

追加(7/28):カムカムポンプが脳に心地良い根拠のひとつ発見!脳は「ブドウ糖と酸素」を欲しがります。脳に血液が供給されることは、ブドウ糖と酸素が送り込まれることなのです。記事「脳だって、もっと栄養が欲しい」には『脳がしっかりと働くためにはエネルギーが必要で、通常はブドウ糖(グルコース)のみが利用されます。低血糖症で意識消失が起こるのは、ブドウ糖を利用できなくなるから。その脳に、ブドウ糖以上に必要なエネルギーが酸素です』(抜粋)とあります。カムカムポンプで脳も元気ハツラツ!
画像追加2023/06/28

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