BBTime 379 新ブラシ2

BBTime 379 新ブラシ2
「さんま、さんま さんま苦いか塩つぱいか」
佐藤春夫

「さんま、さんま、
さんま苦いか塩っぱいか。
そが上に熱き涙をしたたらせて
さんまを食ふはいづこの里のならひぞや。
あはれ
げにそは問はまほしくをかし。」佐藤春夫

秋刀魚のハラワタには少し苦味がありますが、秋刀魚の味は苦くも塩っぱくもなく、美味です。前回「新ブラシ1」の続きです。「良薬口に苦し」と言うもののできれば苦くないほうがよろしいかと。歯磨きも同じで、必要だからと頭でわかってはいても「せねばならない」から「やりたい」歯磨き・歯ブラシへの工夫が必要だと思います。そこで「口友:くちとも」!

口友・・「毎日使う道具」「毎日道具は!」で歯ブラシについて書きましたが、日々毎日、数回使う道具であればこそ「いつも手元に口元に」であるために身近に置くためには?と考えました・・いつも歯磨き、いい気分。   ロッテが「お口の恋人」であるならば、歯ブラシは「口の友」もしくは「口友」でしょうか(その昔「月の友」枕が自宅にありました)。「お口の恋人」・・秀逸なキャッチコピーだと思います。「口が欲しがる」「口が恋しいと思う」・・お口の恋人。恋人に別れはつきものですが、友とはさにあらず。   いつでもどこでも手を伸ばせば・・そこに「歯ブラシ」。繰り返しになりますが「歯ブラシをどこにでも置く」=洗面・炬燵の上・ベッド枕元・カバンの中・机の上・テーブルの上などなど。「歯ブラシを携帯する」=朝通勤途中車内で歯ブラシ・ランチ後にデスクで歯ブラシ・トイレ中に用を足しながら歯ブラシ。磨きすぎでしょうか(笑)携帯するのは歯ブラシではなく「ホルダー付きフロス」でも良いでしょう。口友歯ブラシは何が違うのか?

おもちや・・「毎日使う道具」「毎日道具は!」「口友:くちとも」と綴る中で、おもちゃも毎日使うモノ、いつも身近にあるモノだと気がつきました。おもちゃは「ロッテお口の恋人」同様、使いたくて使うモノです。歯ブラシは「使いたくて使う」と言うより「必要に迫られて使う」モノでしょう。   ケータイ電話を初めて手にした時に「オトナのおもちゃ」だとつくづく感心した記憶があります。様々な色や形、機能も色々まさしくおもちゃ。平成終わる今、ケータイは「みんなのおもちゃ」となりました。老若男女の玩具です。ケータイ同様、歯ブラシを「仕方なく使う道具」から「みんなの玩具」にすることができれば、もっと歯を磨いてもらえるのではと考えるのです。ケータイ電話機能が音声通話とメールのやり取りだけであったらこれほどまでの多くの人が携帯したでしょうか?   Technology Entertainment Designの頭文字で「TED」。まさしくスマホはこのTED!現在考案中の歯ブラシも「Teeth Health」「Entertainment」「Design」でTED、つまり歯ブラシのおもちゃ化を考えています。磨いて楽しい・見ても楽しい・置いても楽しい歯ブラシ、平成のうちに具現化したいのですが・・。と書いているうちに令和になりました!歯ブラシのオモチャ化、トイ化です。具体的な情報は来月にはお知らせできます。

佐藤春夫「秋刀魚の歌」は「我が一九二二年」に収められてます、結構長い詩です。詩全文はこちらへ。ところでサンマを「秋刀魚」と表記するのは大正になってからのようです。元々は?サンマではなく「サイラ」との説もあるようで、因みに秋刀魚の学名は Cololabis Saira 、サイラが元になっています。さらに「サイ」は刀剣を意味する「サヒ」が由来、秋刀魚と書くのも納得です。参考文献:工藤力男著「季語の博物誌」(次の画像引用)

前回同様、過ぎ行く夏を偲んでの曲。パーシー・フェイス・オーケストラ「夏の日の恋」、映画「おもいでの夏」メイン・テーマ、ビーチ・ボーイズ「ココモ」です。4600


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