BBTime 380 極旨!バナナジュース
「一本のバナナと昭和生まれかな」北迫正男
戦後生まれですが同感です。解説に『季語は「バナナ」で夏。この句の感傷的感慨がわかるのは、「昭和生まれ」といっても、戦前の昭和に生まれた人たちだろう。私も含めて、その世代が子どもだったころの「バナナ」に執した思いには熱いものがあった。当時のバナナは高価であり、したがって今のようにそこらへんで気楽に房ごと買えるような果物ではなかった。リンゴなどもそうだったが、病気になったときとか、何か家で良いことがあったときとか、そういうときでもないと口に入らなかったのだ。だから、当時の人気漫画であった島田啓三『冒険ダン吉』のダン吉少年が、南洋の島でバナナにぱくつく様子が、如何にうらやましく目に沁みたことか。そして敗戦後ともなれば、昨日も書いたように、バナナどころの話ではない食糧難時代に突入する。そんなわけで、戦前の昭和生まれにとって、まさにバナナは魅惑の食べ物だったと言えよう。するすると皮を剥くと、ちょうどかぶりつきやすい太さの黄色い果肉があらわれて、一口噛めばえも言われぬ香りと甘さが口中に広がるときの至福感。そんなバナナを私が戦後再び口にできたのは、十代も終わり頃ではなかったろうか。そしていつしか、気がついてみたらバナナは巷に溢れていた。果物屋や八百屋だけではなく、そこらのスーパーマーケットでも、昔に比べれば「超」がつくほどの安値で売られている。だが、いくら安価になっても、いつまで経っても、そうした世代がバナナを前にすると、昔の憧れの気持ちがひとりでによみがえってきてしまう。句の作者は、いまちょうどそんな気分なのだ。すっかり昭和の子に戻って、「一本のバナナ」をしばし見つめているのである。』解説より。
前回、前々回と新ブラシについてアップしました。唐突ですが、エジソンの大発明のひとつは?との問いにどのように答えられますか。『一般には「白熱電球の発明者はエジソンである」という説が広まっているが、実際に白熱電球を発明したのはジョゼフ・スワンである。エジソンはフィラメントに京都府八幡市の竹を使った功績だけを主張。竹は後にタングステンに取って代わられる。エジソンは「電球の発明者」ではなく、電球を改良して「電灯の事業化に成功した人」と言うべきだろう。』Wikipediaより。実はエジソンに倣うべく、新ブラシの開発のみならず、ムシ歯予防のインフラ整備、すなわち「ムシ歯予防カフェ」のオープンも考えています。カフェについてはまた別の機会に詳しく書きます。・・やっと本題の「バナナ」。予防カフェのメニュー開発も進行中で、メニュー001は「ソイヨーグルト(大豆ヨーグルト)」、002が今回の「極旨!バナナジュース」です。
極めてシンプル:バナナ3本・牛乳300cc・三人分です。実は、アップするのに少し躊躇しました・・この極旨!の秘密をオープンにするの・・予防カフェの開発メニューは極力砂糖不使用です。ブログアップがムシ歯予防につながればと思いオープンします。隠し味(隠し技)は二つ。まず完熟々バナナを買うこと。近所のスーパーでは一袋半額(3本から4本で100円くらい)で完熟バナナを売っています。「おつとめ品コーナー」のワゴンに数日おきに並びます。隠し技その1:完熟バナナ使用。次に帰宅後そのまま皮ごと冷凍します。袋から出しても構いませんが、皮はついたまま剥かずに冷凍します。丸ふた晩冷凍します:極旨の隠し技!凍らせると次のような色になります。
この凍ったバナナを流しで流水下で洗うとまず最表層の皮が剥けます。その下にスジが残っていますので、流水で洗うようにして取り除くと、常温で皮をむいた時の食べる部分だけになります。これをミキサーに入れ牛乳を注いでスイッチオン。次の画像は最表層の皮を剥いた状態です。一部凍った果肉が残っている場合もありますので、数回ミキサーのスイッチオン、コップに注いでハイどうぞ!
たったこれだけ!二晩凍らせただけで「極旨」になります。請け合います!「そんなバナナ・笑」と言う前にお試しあれ。やはりバナナと言えばこの曲でしょう。ハリー・ベラフォンテの「バナナ・ボート・ソング」、おまけは Miguel 「 Banana Clip 」です。戦前生まれのお袋がよく歌ってました「今月 足りない 借りねばならぬ」。4870
追加:ブログアップ後も極旨!バナナジュースを楽しんでおります。作りたて「フワッとして極旨!」新たな発見がありました。どうやら冷凍させることで、作る際に空気が閉じ込められるようです。このためしばらく置くとビールの泡よろしく、嵩(かさ)が減ります。どうぞ、お試しあれ!