よいお年玉を!

ここ数日、耳にする言葉が「よいおとしを!」の一言。
以前、ふと思ったことがあります。
「良い年か、悪い年は、(来年一年が)終ってみないと分からないのになあ」
妙なことを言うもんだと。
勝手な解釈で「よいお年」のよいは、
良い悪いのよいではなく、目出たいの意味の「佳い」
ではないかと考えましたが、 調べました。

違いました、本来の意味するところは、
今年中に解決すべきこと、掃除や年内の支払いなどを、
無事すませて気持ちよく新年を迎えることができますように、
意味のようです。

今年は返事を一捻り
(もちろん、くだけた場合ですが)
「よいお歳を!」に対して
「よいお年玉を!」
100%受けました。

最後に一足早く皆様にイロハ歌留多のお年玉を

【い】維新伝心ままならず【ろ】ロンドンでメダルどんどん【は】母も見つめた授賞式【に】にわかに核物騒論【ほ】本当に安全?オスプレイ【へ】変なオジサン研究員【と】トキの声36年ぶり【ち】血も涙も無サド政権【り】梨園(りえん)悲嘆の中村屋【ぬ】ぬれぎぬ晴らし異国の涙【る】ルーキーは米よりハム【を】オバマ崖っぷち【わ】若い命をいじめが奪う【か】喝!断層リスク【よ】汚れる平家史上最低【た】太陽の季節は5日間【れ】列島かけた金環食【そ】送別会はドジョウ鍋【つ】墜落日の丸半導隊【ね】寝耳にミサイル【な】生レバーに肝冷やす【ら】ライバル不在で434万票【む】無視していいの最高裁【う】宇宙に輝く星出あれ【ゐ】いい値が変動フェイスブック【の】呪うウイルスの恐怖【お】大飯だいじょうぶか【く】くたびれてオウム御用【や】柔(やわら)の砦(とりで)は美女の野獣【ま】待てど廃炉の日和なし【け】言論不自由投石自由【ふ】復興余撒(よさん)【こ】胡氏改習【え】AIJ蕩尽(とうじん)顧問【て】天国でもでんぐりがえし【あ】圧勝で強晋三に【さ】サルコジがおらんど【き】記憶力テストに政党名【ゆ】「有」言実行ダルビッシュ【め】滅亡説はマヤかし【み】民主の過激ダイエット【し】承知できるか五輪招致【ゑ】冤罪(えんざい)操作ウイルス【ひ】ピチピチの格安ピーチ【も】もめた人事にケリー【せ】尖閣で目が三角【す】すっかりツリー定着【京】「京」の覇権に再挑戦  (毎日新聞本日の余録より)

ひとつひっかかったのは「や」柔の砦は美女の野獣で、
美女と野獣?美女に野獣?

では皆様、よいお年玉を!!

一本締めのワイン(笑)
ワイン名の「Mans de samso」とは・・
「裏ラベルには、「カリニェナの手」とあります。
カリニェナは南仏の葡萄品種で、ここでは、別名でサムソと言われています。
マン デ サムソ
古い樹齢の樹にたくさんの手仕事をしてきた事を指す様です。」
岡山酒店店主

 

英会話、ダイエット、歯磨き

英会話、ダイエット、歯磨き

予防はアナログ」を書いたあと、ふと思いました。
アナログのように日々連続しているものってなんだろう?

毎日伸びる、髪の毛、髯、爪
毎日たまる、あか(垢)、ふけ(雲脂)、歯の汚れ(プラーク)

このなかで、見えにくいものはプラークです。

日々の努力・精進が必要なものは
英会話に代表される外国語学習、
ラジオ体操、散歩、ジョギング、ランニング、ジム通い、一日一食、等々

特に体に起こることは毎日毎晩、いつもです。
髪、髯、爪、垢、雲脂が健康を著しく損なうことはおそらくありませんが、
プラークは病気になります。

加えて永久歯に関しては小学生・中学生の頃のことです。
ご本人が、天然歯の価値を十分に把握できない年頃です。
さらに、英語を二十歳からきちんと学ぶことはできます、
五十歳になってからでも可能です。
ところが、天然歯に関してはひとたびムシ歯にしてしまうと
不可逆的経緯をたどることになります。

ここまで詳しく歯医者が説いたとしても、行動変容を起こす人は少数派でしょう。

おそらく、歯磨き(ムシ歯予防)も英会話もダイエットも、
人々にとっては同じ土俵のものではないかと、思うのです。
英語を習いたいと思う人が英会話教室に通うのです
体型のこと、健康のこと、体重のことを気にする人がジムに通うだけのことです。

二十歳で全て天然歯(バージンティース:治療を受けていない歯)の人は、
はっきり言って、まわりの大人(多くは母親)が、きちんと歯に配慮してくれた
幼い時から相性の良い歯医者に出会った、
砂糖菓子が好きではなかった
そんな、ある意味偶然性の結果かもしれません。

小学校や中学校のように、義務ではないのです。
歯医者から見れば、ムシ歯予防は義務教育のように
すべきことのように思いますが、人々にとっては
英会話同様、学びたい人が学ぶだけのことなんです、きっと。

そこで考えました。
どなたか、公文式とか子ども英会話教室の本部に知り合いがいらっしゃる方は?
そうです!
英会話教室開始にまず歯磨きを!発音が良くなります
公文の教室スタート時に歯磨きを!頭の回転が良くなります
サッカークラブの練習前に、水泳教室前に・・・

思います。
ムシ歯予防は「診療室の外で行われる」と・・

 

予防はアナログ、治療はデジタル

予防はアナログ、治療はデジタル

先日の「ハイブリッドとマリアージュ」で、
使ったG-SHOCKの画像を見ていてふと思いました。
治療は今であり、その時だけです
予防は過去、現在、未来と連続しています。

話は飛びますが「美しい」と「キレイ」の違いを、
お分かりでしょうか。

美しい:形や色や音などがうっとりするほど美的に快く感じられるさまを表す
きれい:「美しい」意、「清潔」の意を表す漢語 (語感の辞典より)

お分かりのように 「綺麗」には文字通り清潔である要素を含んでいます。

美しくなることはそれなりに、
キレイになることはすべての人が可能です。
すなわち、歯を美しくすることは何らかの施術が必要になったりしますが、
歯をキレイにすることはすべての人において、全ての歯において可能です。
ただし、歯をキレイに保つこと、言わば予防においては、
時間の連続性がベースになります。
だからこそ、ある程度の努力が必要となります。
きちんと日々磨くこと、定期的にプロに磨いてもらうこと、
食事にも気を配ること、等々

漠然とした内容になりましたが、
日々のちょっとした努力や心掛けは必要ですが、
すべての人において可能なこと、
それは歯をキレイに保つこと

四字川柳

四字川柳

先日、川柳の番組がラジオから流れてきました。
人名がジャンル名になっているのは川柳だけだとか
川柳はご存じ「柄井川柳:からいせんりゅう」から。

これまた先日、ネット記事に見つけました
住友生命保険の「創作四字熟語」。
いくつかご紹介します

「税途多難」(前途多難)→消費税増税
「党奔政争」(東奔西走)→相次ぐ離党者
「伸弥万称」(森羅万象)→京大山中伸弥教授
「安価航路」(暗夜行路)→格安航空会社
「船船境航」(戦々恐々)→尖閣諸島
「共存競泳」(共存共栄)→ロンドン五輪日本競泳チーム
「威風堂塔」(威風堂々)→東京スカイツリー
「無理鰻代」(無理難題)→鰻の高騰

名付けて「四字川柳」

常にこのラジオ 廃番だけどスグレモノ

 

ハイブリッドとマリアージュ

ハイブリッドとマリアージュ

ハイブリッドとは「hybrid:異種のものを組み合わせたもの」(広辞苑より)
マリアージュとは「mariage:フランス料理などで、料理とワインの組合せ。
よい取合せにいう」

ここでの異種のものとは「治療」と「予防」です。
まず治療のイメージから
主訴(しゅそ:主なる訴え)は、明確であり今のことです(例:歯が痛い)
来院目的は、明確です(歯が痛い)
ゴールは、はっきりと見えます(痛みが無くなる)
評価は、ご本人(患者さん)が可能です(痛みが無くなった)
自ら、歯医者に行こうと思いますし、行動します
健康に対する意識は、高いとは言えない、後手後手である
行動を起こすための情報は、内から(口の中から)です
今のことです 。

では予防は、
主訴:おぼろげ
目的:明確ではない・今はっきりしない
ゴール:おぼろげ
評価:おぼろげ
他人に言われて、行動を起こす
健康に対する意識は高い、先手先手
外から(他人から)の情報や言葉で、行動を起こす
今のことではなく、一年後、数年後、十年後のこと

簡単に考えても、これほど大きく異なります。
治療と予防は、こんなにも違いがあります。
言わば「異種のもの」
ただし、厄介なことに、同一人物が
治療を受ける人になったり、予防を受ける人になったり、します。
言わば、来院者の方はハイブリッド

治療と予防はマリアージュできるのでしょうか?

ワインとチーズ、やはりこれこそマリアージュ!
コート・デュ・ローヌの赤とコンテ
このマリアージュを享受するためにも、
お口にコンテを!
訂正:お口のメンテを!

 

 

八百屋とコンビニ

八百屋とコンビニ

先日、偶然「八百屋さん」を見つけました。
思わず「ごめんくださーい」と・・
レジの横のソロバンには「昭和36.8.8」とマジック書き
思わず「このソロバン、51歳だあ」と言うと
八百屋のおばちゃんが「計算が早いね」
(当たり前です、同じ年ですから・笑)

その八百屋の真向かいはスーパーです。
ふと考えました。
八百屋がスーパーに、
スーパーがビッグスーパー(ダイエーやイオンのような)に変わる
八百屋からスーパーに、さらにはビッグスーパーに、メガスーパーに、
人々は流れる。

チェアーが三台か四台の歯科診療所、診療内容はほぼ保険診療 (八百屋)
矯正をスタートし、インプラントを始めました(スーパー)
予防にも力を入れチェアーを増やして全部で10台に(ビッグスーパー)

さて、コンビニ。
八百屋がスーパーに、スーパーがビッグスーパーに、
この流れの中で商品が異色なスタイルがコンビニ
コンビニの客はもちろん商品を買うのですが、
第一の商品は「コンビーニエンス:便利であること」だと思います。

コンビニの規模はこじんまりで、値引きもあまりしません
しかし、コンビニの隆盛はご存じの通り。

歯科診療所にもこのような考え方が応用できないものでしょうか。
決して「コンビニ」のように二四時間年中無休オープンを
言っているのではありません。
発想の転換が必要ではないかと思うのです。

 

無味は美味の隠し味

「無味は美味の隠し味」

はい、こんばんは。
唐突ですが「PMTC」ってご存じですか?
歯科関係者はもちろん御案内ですね

またまた、ふと考えました。
P=pepper :ペッパー、胡椒
M=mustard  :マスタード、洋芥子
T=thyme    :タイム、タチジャコウソウ
C=cinnamon:シナモン、肉桂

そんな、こじつけるな!とお叱りを受けそうですが、
実はタイトルに書いたように、
料理の味を邪魔しないことも、美味しさの隠し味です。
口の中をキレイに保つこと、すなわち
他人(ひと)に歯を磨いてもらうこと
口の中の雑味を限りなくゼロにしませんか
歯は、磨いても、もらうもの
無味乾燥ならぬ「無味肝心:むみかんじん」!
おまけをふたつ、みつ。「味覚」「ごはんのスゴ技

スパイスのない人生なんて!

 

磨いても、もらうモノ

つらつら、予防のことを考えています。
専門家やプロに磨いてもらうモノを思い付くままに

靴磨き
クリーニング(衣服)
プロによる家の掃除
クーラーやエアコン
パーマ屋さん
床屋さん

あなたがこの一年、ご利用になったサービスを合計すると
軽く12回を越えるでしょう。
月に1回という計算です
是非、口の中のクリーニングも加えてくださいませ。

全ては、ご自分でも出来ます。
口の中も同じ
「歯は磨いても、もらうもの」

注:これがホントのシュークリーム(笑)

 

風呂吹

寒くなりました。温かくなる句をふたつ、みつ

「風呂吹のとろりと味噌の流れけり」松瀬青々
「焼芋を二つに折れば鼻熱し」吹田孤蓬
「ねむさうにむけるみかんが匂うなり」長谷川春草

俳句をつらつらと眺めると
「食べ物」を詠んだ句が意外と多いことに気がつきます。
やはり、究極の感動は食べることなのでしょうか。
短歌より字数の少ない、たった十七文字だけ
共有しやすい感動は食べること。

口の中の食具(歯です)もキレイに大切に!
おまけふたつ 風呂吹 焼芋

風呂(鍋)の中の風呂吹

 

酒とタバコとスイーツと:その2

酒とタバコとスイーツと:その2

お酒は・・二日酔いになっても三日目には普通に(落語居酒屋参照:笑)。
飲む量の調節はさほど困難ではありません。
タバコは・・禁煙は可能です
スイーツ・・量の制限は不可能ではありません

ムシ歯・歯周病予防・・歯の使用制限すれば?
これは不可能です。

愛飲家に、お酒のマイナス面を説いてもイマイチでしょう
愛煙家に、タバコの害を話しても同じでしょう
超甘党に、砂糖に関する苦い(マイナス)話をしても同じ
前回の話の2と4の人たちに、一年後の喜びを説明しても同じかも知れません。

予防を否定するのではなく、ここで言いたいことは
歯科予防とてお酒やタバコ、スイーツと同じで
求める人、求めない人が現にいらっしゃるということ
歯科予防は必須と言わんばかりに歯科医師が声高に予防を言うのは
歯科医の「独り善がり」であり
求めない人にとっては「押し付け」と感じているのかも知れない
ということです。
言わば、「歯科予防」は他人(ひと)ごとと思う人も多いのではないでしょうか。

歯科医師側がもっと普通の人目線に立っての推進というよりも、
拡散のような方法・手段・仕掛けをもっと模索すべきでしょうね。

美味なワインがアルゼンチン