BBTime 137 AMABRUSH:ナマケモノ歯ブラシ

BBTime 137 AMABRUSH:ナマケモノ歯ブラシ
「昼顔にレールを磨く男かな」村上鬼城

いきなりですが・・解説には「レールを磨く=保守」とあります。「ところで、このレールは蒸気機関車の走る鉄道のそれだろう。いまでは想像もおぼつかないが、錆びつかないようにレールを磨く(保守する)仕事があったというわけだ。黙々とレールを磨く男と、線路の木柵にからみついて咲いている数輪の昼顔の花。炎天下、いずれもが消え入りそうな様子である」解説より。歯磨きも同じですね「笑顔と美味しい」の保守が歯磨きです。専門家として1日1回最低5分以上は磨いてほしいと思いますが、1回たったの10秒でオーケーという電動歯ブラシが世に出そうです。これです!「Amabrush:アマブラッシュ」これをくわえて・・・・・・・・・・ハイ終了です。



世の中には凄いナマケモノがいるもんです。クラウドファンディングのKickstarterで、なんと123万ユーロ(日本円で1億6000万円)以上の資金を集めています。凄いナマケモノです。この記事アップ後も資金総額はアップしています!

AMABRUSHの動画と今回のBeat はズバリ「歯ブラシ=Toothbrush」を御紹介。
おまけで「昼顔」も、ラストシーンにレールが・・・9333




ToothbrushはDNCE(ジョー・ジョナサス他)の曲で歌詞の内容はこちら
追記:現在「ユマニチュード」の再放送中です。こちらで聞くことができます。

BBTime 136 笑医と美味医:ワライとウマイ

BBTime 136 笑医と美味医:ワライとウマイ
「うなぎの日うなぎの文字が町泳ぐ」斎藤すず子

ご無沙汰です。鹿児島市は揺れました・・梅雨開けました。気が早いですが気になる「土用の丑」。今年は今月25日火曜日と来月6日日曜日の二回だそうです。夏バテに効くといっても鰻が不味ければ慣習にはならなかったでしょう。早くもコンビニにはうな丼・うな重の宣伝を見ます。何につけても商魂たくましいコンビニですが、見方を変えると日本の習慣をアシストしているとも言えます。まさしく「あっちこっち「う」の字が泳ぐうなぎの日」山本直一

さてタイトルの「笑医と美味医」または「笑医師と美味医師:ワライシとウマイシ」。宮崎のお菓子屋さん「ゴローズ」の社長さんの話に「僕らはケーキを売っているのではない、笑顔を売っているのだ」とありました。ケーキの箱を下げて帰宅、夕食後、冷蔵庫からジャジャーン!その時の皆の笑顔こそが商品だ・・とのことです。お菓子屋さんではなく「可笑しい屋さん」「嬉しい屋さん」。かたや日々の診療で小耳に挟みます(スタッフの聞き取りの中に)「歯医者は苦手だから」「歯医者には行きたくなくて」・・昔、居酒屋カウンターで横に座った人と話していて面と向かって「歯医者は嫌いだ」と言われたこともあります。先月のNHKラジオ英語講座の中には「彼は歯医者(歯医者に行くこと)を嫌っている(ヘイト使用)」とのスキットもありました。悲しくなります。昔々、宇宿(うすき)に住んでいた時に、一部の中学生男子は警察官のことを「ひね」と呼んでいました。一説によると「笹貫(ささぬき)弁」で警察官はひねくれているから「ひね」と言うんだとのこと、失礼な話です。

歯科医師が好かれないのは、やはり努力不足でしょう。早い時期から歯科医ではなく「笑医・美味医」であったなら、「最近笑っていないなあ」「近頃美味いもの食べてないな」で「行こう」「定期的に行こう」となっていれば、今頃「6480」の国になっていたことでしょう。歯科医療はあなたの「笑顔」「美味しい」のためにあると言えます(小生は確信します)。

うなぎと土用の丑をつなげたのは平賀源内の仕業だと聞きます。ムシ歯予防と「笑顔」「美味い」をつなげてもらいましょうかね。実は彼と歯科はつながりがあります。「土用の丑の日にウナギを食べる風習は、源内が発祥との説がある。ただし大伴家持が発祥ともいわれている。また明和6年(1769年)にはCMソングとされる歯磨き粉『漱石膏』の作詞作曲を手がけ、安永4年(1775年)には音羽屋多吉の清水餅の広告コピーを手がけてそれぞれ報酬を受けており、これらをもって日本におけるコピーライターのはしりとも評される。」ウイキペディアより

それとも「ウナギイヌ」の生みの親のひとり赤塚不二夫に頼みましょうか。是非、笑顔、美味いのために歯科医院を利用してください。
「Good taste, Sweet smile」
今回のBeat はかなり早いのですが・・この動画と曲です。まずはご覧あれ!「笑顔は他人(ひと)の為ならず」9270

追記:現在「ユマニチュード」の再放送中です。こちらで聞けます。

BBTime 135 フェイクニュース

BBTime 135 フェイクニュース
「初夏だ初夏だ郵便夫にビールのませた」北原白秋

時代でしょうね、今なら変人扱いどころか通報されます。解説に白秋は「ビール好きだったのか?」とありますが白秋の実家は造り酒屋です。白秋の実家は日本酒で、ビールの句を詠んで、白州と言えばウイスキー・・面白いですね。ちなみに白秋は「青春・朱夏・白秋・玄冬」からとったとのこと。さて、昨年末から有名になった言葉に「ポストトゥルース:post-truth」があります。昨年のイギリスのEU離脱決定、年明けのトランプ氏当選などについて盛んに使われました。関連する語句としてフェイクニュースも最近よく耳にします。いずれも先に報道されたこと、ネットで拡散したことが真実ではないにもかかわらず、真実かのように人々の意識の中に存在するような意味だと解釈しています。

毎朝(月から金)聞く「カラダの取説」ことNHKラジオの「健康ライフ」。薬よりよく効きます(笑)。今週は健康に関する思い込みをただしてくれる内容です。聞き逃しても「らじる・らじる」で聞けます。昨日第一回目は「ビールとワイン」の話でした。デンマークはコペンハーゲンに住む人々に「好んで飲むお酒は?」で分類して後追いしたところ、ワイン派がもっとも健康的だったとのこと。赤ワインにはポリフェノールが含まれているから当たり前じゃん!とは早とちり。研究ではビールや赤ワインを買った時のレシートから同時に何を買ったかも調べています。そうですよね!ビールやワインだけでは食事は不完全です。食事あってのビールやワインです。

ビール派の人が同時買ったナンバーワンは「ソーセージ」、ワイン派の人は「野菜や果物」。もうおわかりですね、何を食べたかも健康に影響しているという訳です。テレビ番組、ネット情報、雑誌記事・・いろんな健康情報が洪水のごとく日々流れて来ます。その中からいかに「あなた」に合った真実・価値ある情報をつかみ取って実践するかが肝要だと思います。健康ライフに関しては近々アップします。

「ムシ歯予防には歯磨きが一番効果あり」はポストトゥルースです。歯科医師によっては「フッ化物利用」を一番に推す人もいます。ポストトゥルースと言ってしまうと語弊があるかもしれません。歯ブラシや歯磨き粉が普及した後に色々なムシ歯ができる原因が明らかになっても、世の中は未だ歯磨きが一番と思われているのかも。ちなみに子供さんのムシ歯予防一番の方法は「仕上げ磨き」です。おそらく大人も同じで、専門家(歯科衛生士・歯科医師)による「他人磨き」でしょう。あなたの生活の中の「ポストトゥルース・フェイクニュース」を見つけてみるのも必要かも?
今回のBeat は見えないものを見抜くということで、インビジブル・マン「98º – Invisible Man」です。0701

BBTime 134 Sweet Smile:スイートスマイル

BBTime 134 Sweet Smile:スイートスマイル
「さくらんぼ笑で補ふ語学力」橋本美代子

この句は「エミでおぎなう」と読むようです。「Sweet Smile」好きな言葉です。語学力不足でも、相手が不機嫌・怒っている・泣いているなど喜怒哀楽にかかわらず、皆をスマイルにするのがスイート:甘味です。臨床でムシ歯いっぱいの子供さんに会うことがあります、ママ・パパがバツが悪そうに付き添っていらっしゃいます。どうぞご心配なく!「親御さんは我が子の笑顔を見たくて甘味を食べさせたのですから」と思います。スイーツを子供さんに供して、子供さんが笑顔になって・・問題はその後です。いくら甘いものを食べてもその後にしっかり磨くことができればムシ歯は防げます。スイーツをしっかり食べたら、しっかり磨くが基本です。しっかり磨けなければ、少ししかスイーツを食べない、スイーツではなく果物にする等々。

我が子の笑顔を見たくない親はいません、おじいちゃんおばあちゃんもいません。我が子の歯をムシ歯にしようとスイーツをあげる親はいません。皆、笑顔見たさにスイーツを手渡すのです。ムシ歯で困る、痛みで泣く顔を見たい親はいません。そこでひと工夫が必要です。笑顔を持続するためのポイントです。
1)歯が生えたら歯医者に行きましょう、練習のためです。
2)練習が済んだら、フッ素の応用、シーラントをお勧めします。
3)可能ならば月に一回、チェック、歯磨き、フッ素応用での通院オススメです。
4)スイーツ食べたら、水かお茶でうがいしましょう(マナーの範囲内で)。
5)おやつは数回より一回の方がベターです。
6)親御さんにとって大事なことはムシ歯を作ることではなく我が子の笑顔です。

スリムなボディ維持のために食事に気を配る、二日酔いしないために酒量を考える。同じです。笑顔維持のためにスイーツの量と回数に配慮して、食べたらうがい歯磨き。日々のちょっとした習慣で笑顔維持は可能です。小さな努力で笑の維持、駄洒落ですが・・笑習慣を。今回のBEAT はコールドプレイの「Up&Up」、見方を変える、視点を変えることでアップアップ!6900

BBTime 133 歯が無い儚い

BBTime 133 歯が無い儚い
「六月を奇麗な風の吹くことよ」正岡子規

今日の桜島です。六月になると必ず思い出す句ですが、改めて「奇麗な風」とはこんな風かなぁと思う今日の風です。初秋の爽やかなスカッとした風ではなく、梅雨の晴れ間に吹くわずかに湿り気を帯びたような涼やかな風です。さて、日々仕事で「歯が無い」所に「歯を作る」ことをしておりますが改めて感じることを少々・・。歯科用語に「MT:エムティ」があり「歯が無い、歯を失った」意味です。Missing Teeth (or Tooth)の略だと記憶しております。入れ歯を作る際の診断名はこの「MT」で、歯が無いから入れ歯を作る、シンプルですが・・昨今「MT」の解釈を変えました。カルノ流解釈は「MT=Missing Tasting」。Tasteとはご存じのように「味覚・味感」「味」、動詞で「味がする」「食べる」「味わう」などの意味です。その人にとって歯を失ったことが問題ではなく「歯が無い」ことで「味わえない」ことの方が大問題であると思います。前歯ならば「食べる」以外に「話す」「顔貌との調和」なども失うことになります。

失った「歯」を補う入れ歯の作り方と、失った「味わい」を補う作り方は自ずと違ってきます。食べることに主眼を置いた奥歯の入れ歯であれば、舌の動きを邪魔しない形が必要だし、その人(患者さん)が肉が好きなのか、魚なのか、野菜なのかでアレンジが異なります。話すこと・歌うことに注目するならば、滑舌の良い入れ歯にする必要があります。ここだけの話ですが(患者さんは)入れ歯を作る際にもっともっと色々と注文すべきだと思います。眼鏡を作る時どうしますか?まず眼科に行って視力を測り眼科医に眼鏡の処方箋を書いてもらい、眼鏡屋に行くでしょう。眼鏡屋ではその処方箋を出すだけで一言も希望を言わないことはないと思います。日頃パソコンを使う仕事をしていて、割と近くを見ることが多いので弱めのレンズで構いませんとか、運転の時だけに使いますので遠くがきちんと見えるようにとか、走りますのでズレにくい眼鏡にしてくださいとか。矯正視力1.2もしくは1.5に回復するための眼鏡ではなく、日常生活の不便さを解消し、さらにQOLアップのための眼鏡新調だと思います。入れ歯新調も同じです。

本当は(理想は)歯科医師が入れ歯新調の際に患者さんとじっくり話して「新調の目的」「希望」「食の好み」「顔貌との調和」などを患者さんから聞き出してから着手するのがベストですが、現実は費用の件、保険との絡み、歯科医師の力量など色々な要素が絡んできます。しかし希望を言ってみることは可能ですので、是非、ひとつのみならずあれもこれも希望を言ってみてください、いや言うべきです。その時の歯医者の答えがひと言「それは無理です」ならば、別の歯科医を探すのもひとつの選択肢です。

永六輔さんがなくなって来月で一周忌となります。お会いした時のイメージはこの画像に似ています。その時、永さんは「味わい入れ歯」と「饒舌入れ歯」を使い分けしておられました、さすがはプロです。今回のBeat 「only hope」です。希望とhope は意味は異なりますが・・。みなさんの味わい改善をhope して!5440

BBTime 132 ファスト is ファースト?

BBTime 132 ファスト is ファースト?
「はたらいてもう昼が来て薄暑かな」能村登四郎

鹿児島は梅雨入りしましたが、今年の梅雨はツユ知らず、カラ梅雨でしょうか。さて、前回のアップから早いもので二週間が経ちました・・ツユ知らず(嘘です)。句の解説に「よほど体調がよいのだろう。仕事に集中できているから、あっという間に時間が経ってしまう。ふと空腹を覚えて時計を見ると、もう昼時である」とあります、同感。学童の頃、授業は長いのに遠足はアッという間に終わっていました。タイトルの「ファスト=fast、すぐに、速く」と「ファースト=first、最初の、重要な」は別単語で別の意味ですが混同されることがあります。正しくはファストフード fastfood であり、ファーストフード firstfood ではありません。かつて流行る定食屋が「うまい・安い・はやい」でした。この「はやい」のファストです。平成のファストフードは「はやい・高くない・まずくない」で「美味い・安い・はやい」はコンビニフーズでしょうか。ファストは品物(料理)を手にするまでがはやい、すなわち調理時間が短い、食事時間が短い、店の滞在時間が短い、手軽であるという意味でしょう。

色々なものがファスト化しています。ユニクロ・GUに代表されるファストファッションしかり。ファスト風土化という言葉も目にします。善し悪しはともかく、人々に支持される、人々の流れに添うスタイルを考慮することは必要です。近頃思うことが「歯科治療のファスト化」です。夜の診療(8時、9時まで受付とか)、土日診療に携わっていて、つくづく人々(患者さん)の要望のファスト化(コンビニ化)を感じます。言わば日常生活における「歯科治療の位置の低下」です。生活においての優先順位の低下を感じます。ファスト化が支持される理由を「手軽さ」と理解するならば、決して悪いことではありません。男女を問わず会社員の方にウイークディの昼間9時から5時の間に「休みを取って歯科治療に来てください」とは無理な話です。以前は「休みを取って来るべきだ」と思っておりました「自分の体なんだから」「治療が最優先されるべきだ」と。時が流れ自身も歳を重ね、今ではファスト化対応を考慮すべきと思います。

ウイークディの昼間に仕事を休めない、土日しかオフがない、仕事の終了は夜8時過ぎる・・この勤勉な仕事人はいつ歯医者に行くのか?昔、ジムに通っていた時のこと。年末年始はともかく、盆休みにそのジムも同じく盆休みでした。人(ジムの客)が休みの時にジムに行けないじゃんと思い脱会しました。今では年中無休24時間営業のジムが受けていると聞きます、鹿児島にも登場しました。一方でライザップが受けているのも事実です。世の中の二極化が進むにつれて、人々はさらに二極化していきます。「高価格・高品質・高デザイン」のブランドファッションが売上をそれなりに伸ばす一方で「納得価格・納得品質・納得デザイン」のファストファッション・イケア・百均が支持されるのも納得です。また二極化が進む中で対極を融合させるような新スタイル(商品)が出て来て話題となっています。「俺のイタリアン」「いきなり!ステーキ」などでしょうか。

歯科医療のひとつの分け方に「歯科治療」と「歯科予防」があります。思うに「お手軽予防」と「きちんと治療」がベストでしょう。歯科予防・メンテナンスをもっとファスト化する。いつでも手軽に高くない料金で予防処置・メンテナンスが受けられる(日本の医療保険は「疾病保険」ですので原則歯科予防は自費診療となります)。一方で不幸にも歯や口のトラブルが生じた人に対しては「きちんと治療」が受けやすい環境整備、例えばプレミアムフライデーのような早い時刻の退社、たっぷり二時間の昼休みなどの職場環境の整備。口の健康・トラブルなしが仕事の能率アップ、会社の発展につながるという認識の共有。歯科診療所において(増えては来ていますが)さらなる土日診療の拡充。イメージとしては「お手軽予防」をコンビニで受け、「きちんと治療」をデパートで受ける。

以前は「デンタルIQ:デンタルアイキュウ」という言葉を歯科従事者は使っていました。平日昼間に歯科治療に来る人すなわち歯科に高い意識を持つ=デンタルIQが高い、来れない人・来ない人=デンタルIQが低い、というような使い方です。考えてみれば患者さんや来院者に対して失礼な話です。美術館や博物館が土日オープンなのはひとりでも多くの人に観て欲しいと思うからでしょう。市役所なども土日対応サービスを広げています。歯科には歯科なりの努力がまだまだ必要だと思いますがね・・。1928年に「ムシ歯予防デー」を実施してから約90年、未だムシ歯が無くなっていないのは歯科従事者の努力不足です。なぜならムシ歯はほぼ完全に予防できるのですから。

今回、ファストの曲を探しましたがイマイチでしたのでショート(短い)の曲をご紹介、タモリ倶楽部のあの曲です。3350

BBTime 131 オトナドレッシング

BBTime 131 オトナドレッシング
「味噌・醤油・塩・酢・浅葱・初鰹」瀬戸正洋

これも俳句?と思わせます、初鰹の一皿を逆ズームしてしているかのような表現です。さしすせその「さ」以外ははいっています(実際にはおそらく砂糖もはいっているでしょう)、浅葱は「アサツキ」。熟考に熟考を、推敲に推敲を重ねての句なんでしょうね。「さしすせそ」で捩(もじ)ってみると「味噌・醤油・酢・塩・砂糖・初鰹」。こんな捩りもあります「目には青葉尾張きしめん鰹だし 三宅やよい」。さて、今風に言えば「オトナドレッシング」に出会いました。フォロのドレッシング、マルヤガーデンズ地下で発見、カルディでも買えるようです、一本約500円。野菜でもお肉でも、ふりかけがわりに白御飯にも合います!

実はカルノ、学生時代に行きつけの定食屋で丸一週間、ドレッシング無し野菜サラダを食べ続けたことがあります。もともとドレッシングをあまり好みません、素が好きです(刺身も醤油をつけずが好きです)。さすがに最終日は「鶏の気持ち」を理解できました。当時小倉では「ピエトロ」が大人気でしたが、ドレッシングには食指が動かず・・。今回、動きました。ちなみに過去に動いたドレッシングは「ハグルマのゴマだれ」と「ラ・エスプリのドレッシング」。

前者のゴマだれは豚シャブにはぴったしで、辛子明太子を溶く(とく)ともう最高です。後者は以前げんこつ屋というラーメン屋が作っていたドレッシング。ラーメン屋とドレッシングの組み合わせは少々驚きですが、意外性が合うような店でした(かなり前に閉店)。その店主が作っているのが、野菜にぴったしのこのドレッシングです。

さて歯科的にドレッシングを見てみると、酢がベースのドレッシングは歯にとっては危険です。歯の表面が酢(酸)にさらされることで危険にさらされます。歯の表面の脱灰(歯の表面が溶ける)のリスクです。もちろん、唾液の緩衝作用(かんしょう作用)によって再石灰化(表面の修復)が行われます。

昔、天文館にあったバーの立て看板に「グラスはお酒のドレスです」とありました。確かにそのバーには味わい深いグラスが揃えてありました。さてドレッシングが野菜のドレスだとすると、好ましい歯のドレスは口腔内常在菌(口の中にいつもすむ細菌)ではなく唾液でしょう、アクセサリーを加えるならばフッ素でしょうか。歯磨き粉を選ぶときは「フッ化物配合」の表示のあるものをオススメします。歯磨き最後にブラシにつけて、仕上げ磨きした後は吐き出すだけでうがいはNGです、ご注意ください。夜の歯磨き、フッ素入りで仕上げ磨き、ペッと吐き出し、おやすみなさい・・これがオススメです。

ベリーベリースープに行きました。事前にメニューで選んでの持ち帰り、帰宅後に食べてメニューの写真とかなりの差がありガッカリ。ホームページのコンセプトには「スープは具だくさんであること(ゴロゴロとした具が、たっぷりある事が基本)」と書いてはあるのですが・・お肉を探せども。もしかして店内ガラガラの理由のひとつ?今回のBeat は待つ間に店内でかかっていた「More Than Words」、歌詞の意味はこちらへ。6400

BBTime 130 楽予防 

BBTime 130 楽予防
「そらまめのみんな笑って僧のまへ」奥坂まや

そらまめと剃りたての青い坊主頭が重なってしまいました。以前、京都の名刹で坐禅宿泊した時のことです。なぜお坊さんが坊主頭なのか、その理由の一端を小生なりに合点しました。宗教的意味も色々あるとは思いますが、何と言っても坊主頭は手入れが楽です。禅寺の朝は冬でも早く、起床後極めて短時間で禅堂に集合します。便所付属の洗面所は広くなく、ゆっくり洗顔歯磨きなどは無理です。もちろん起床後にシャワーなんてありえません(シャワー設備もありませんし)。コンタクトレンズ装着もままならない慌ただしさです。メガネのお坊さんが多いのも頷けます。

さて、前置きが長くなりましたが、前回の肯定予防に続いて「楽に予防」のお話。タイトル「楽予防:らくよぼう」は楽して予防、楽に予防、楽な予防、楽しく予防、予防楽しみ、楽に楽しく予防の意味です。5パターン考えました。
1)時間帯を考えて楽に予防する
2)場所で楽予防する
3)順序で楽予防
4)やめるで楽予防
5)他人(ひと)まかせで楽予防
順番に見ていきます。

1)時間帯で楽予防:小生テレビ無しのラジオ生活者です。朝 07:15からスペイン語フランス語イタリア語中国語の流れでラジオ講座をBGMとして聞いています。外国語を勉強したい方にこの方法はオススメです。何語をマスターしたいの前に、一日の中でいつだったらラジオ番組を聴くことができるかを十分に検討してください。その時間帯に流れるプログラムであれば勉強継続可能です。いつしかフランス耳になり中国耳になります。可能な時間帯と希望する講座が合わない場合は、その言語を諦めるか、その講座の時間を聴取可能にするかのいずれかです。もちろんテキストはあったほうがベターですが、自転車通勤中であればテキスト使用不可です。予防も同じく、昔々は「333運動」と言って「三食後三分以内に三分間磨く」でした。食後、おやつ後はうがいして、五分から十分時間が取れる時にしっかり磨く。まずはご自分の一日の流れを見直して見てください。入浴タイム、トイレ時間、テレビ時間、ベッドタイム、通勤時間など色々候補があるのではないでしょうか。

2)場所で楽予防:必ずしも洗面所で歯を磨く必要はありません。ポイントは素磨き:歯磨き粉つけずに歯ブラシやフロスだけでの唾液磨きです。唾液での素磨きであれば、歯ブラシ1本で、いつでもどこでも可能です。気になる人は最後に洗面で歯磨き粉をつけて仕上げ磨きです。歯ブラシの始終携帯は無理でしょうけど、フロス(ホルダー付き)の携帯は可能です。いつもポケットに忍ばせておけば、カフェ出てチョコット、通勤バスの中で密かに、運転中にしっかり。ブラシ磨きも朝起きてベッドの中、朝トイレで歯磨き、朝食後洗面で、通勤運転中に車内で、オフィスランチ後デスクで、カフェに寄って帰宅中バスの中で、晩御飯ごテレビ見ながらリビングで、湯船の中で、ベッドで羊が一匹の替わりに・・。

3)順序で楽予防:食事の時の順序では「食事→デザート→御馳走様」ではなく「食事→デザート→水かお茶でうがいゴックン→御馳走様」がベターです。歯磨きの時は「歯磨き→うがい→おやすみなさい」よりも「うがい→歯磨き→おやすみなさい」の方が歯磨き粉(ペースト)の薬効が期待できます。特にフッ素入り歯磨き粉では最後のうがいはNGです。吐き出しておしまいにします。うがいすみすみコッペパンはこちら、その1その2その3

4)やめるで楽予防:プチ断食、週末断食という言葉を聞きます。お菓子断食、ジュース断食も一つの方法かも。わかっちゃいるけど辞められない悪習慣を何かのきっかけに辞めてみるのも一つの方法。

5)他人任せ(ひとまかせ)で楽予防:ライザップのシステムのように食事制限や折れそうになる気持ちを他人の力を借りて(買って)成し遂げる。ムシ歯予防はとても簡単です。定期的に他人に磨いてもらうことです。どのくらいの間隔かは人それぞれですので、その人に合った間隔を計画します。

楽予防は可能です。上記の1)から4)の方法をご自分で実行なさるか、5)の他人任せを取り入れられるか。ムシ歯を予防して損することはありません、得することだらけです。楽に楽しく楽楽予防を!今回のBeat は、少し前のNHKラジオフランス語講座のテーマ曲「One Note Samba」です。1540

BBTime 129 肯定予防

BBTime 129 肯定予防
「谺して山ほととぎすほしいまゝ」杉田久女

「谺」はこだまです。いきなり余談ですが「ヤッホー」と「Yahoo!」は同じ単語です。「ほしいまま」については解説をお読みください。人にとって「欲しいまゝ」は気持ち良い行為だと思いますが、色々と問題が生じかねません。欲しいままに食べていると太りますし、飲んでいると身上(しんしょう)潰しますし、甘味欲しいままはムシ歯を作ります。「節度を持って」は建前で「欲しいまま」が本音です。予防について考えました。

多くの予防具体策は「行為の禁止」で言わば「禁止予防」です。ムシ歯ならば「お菓子食べ過ぎちゃダメ」「ジュース飲み過ぎちゃダメ」「ハイチュウだめ」「・・だめ」。他の生活習慣病においても「食べちゃダメ」「飲んじゃダメ」等々の禁止予防が目白押し。対極にあるのが「強制予防」=「これこれをしなさい!」の類です。「歩きなさい」「運動しなさい」「もっと歯磨きしなさい」「フロスも使いなさい」「定期的に歯医者に行きなさい」などなど。漢方に「中庸」という言葉が出てきます。漢方医学では、例えばやる気のない状態(マイナス)も病気ですが、ありすぎる状態(プラス)も病気と捉えるそうです。どちらもほどほどに、真ん中(バランスのとれた)が良いというのが中庸です。

画像を見てください、歯並びは出てもなく引っ込んでもなくが、綺麗です。これも中庸と言えるでしょう。そこで予防のお話。禁止予防でもなく、強制予防でもなく、言わば「肯定予防」=現状を肯定しつつ、知恵を加えて予防しましょうデス。以前「うがいすみすみコッペパン」で書きましたが、現状において禁止(マイナス)もせず強制(プラス)もしない、現状維持のまま(ゼロ)が多くの人において実行しやすいと思います。

「洗濯機理論」:洗濯機に使用済みタオルを入れて満杯になったら、洗剤と水を入れてスイッチONする。ところが脱水途中でタオルが偏り止まってしまう。そこでまず洗剤を入れ水を張りタオルを投げ込んで行き、タオルがいっぱいになったらスイッチON。これなら途中で止まらない!この場合、引き算もなければ足し算もありません。順序を変えただけです。最近これに似た「楽に良い結果」を見つけました。

目薬はさし方によってその効き方にかなりの差が出るそうです。正しいさし方を遵守すると結構時間がかかります。オススメのさし方はベッドで寝る前、もしくは起床後です(一日三回となると無理ですが・・)。寝てさすので、目からこぼれにくいし目を閉じるのも自然です。寝ることと点眼をドッキング。歯磨きと入浴のドッキングもあります。一日一回で良いのでしっかり磨くことをお勧めしますが、やはり10分以上かかります。そこで湯船に浸かりながらのしっかり磨きです。順序を変えるだけの「楽に良い結果」もいくつかご紹介。

食後の皿です。食後の歯も似た状態で汚れています。子供さんと一緒にレストランに来ています。デザートを楽しんで「御馳走様」で車に乗って家路につく。子供さんの歯の表面にはデザートが着いています、車に揺られて眠ってしまいます。家についても起きなかった子供さんはそのまま夢の中へ・・怖いです!そこで順序を変えます。デザートを楽しんだ後に、水かぬるめのお茶でブクブクうがい。食後の皿の素洗いと同じです(ジュースでうがいはNG)。完璧に汚れは落ちませんが大方の汚れは落ちます。

ムシ歯予防の観点からのみ順序を組み立てるならば、デザートの後にサラダを食べ砂糖なしのコーヒーで御馳走様でしょうか。しかしこれでは美味しさ半減かもしれません。御馳走様直前水嗽(ごちそうさまちょくぜんみずうがい)は可能だと思います。そんなことすると美味しくないと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、茶会で懐石料理を経験された方は合点いくと思います。お客が最後に器(漆器)を綺麗に拭いますよね。

いろいろな「肯定予防:こうていよぼう=楽に良い結果」を考えて行きます。頭では必要だ、良いと理解できても、ハードルが高い、建前賛成本音反対では予防実践困難です。まずはやっていることの順序変え、組み合わせで「楽に良い結果」「簡単予防」を考えます。そのためには「思考の切り変え」も必要だと思います。ということで「肯定予防」に必要な思考の切り変えの曲「バケツの穴」が今回のBeat です。また冒頭の句に敬意を評して「山のあなた」もご紹介です(しつこい)。0300


BBTime128 「心をつかむ五つのステップ」ユマニチュード

BBTime128 「心をつかむ五つのステップ」ユマニチュード
「母の日のてのひらの味塩むすび」鷹羽狩行

お結びはシンプルが好みです。句を音読すると俳句は五七五のリズムのみならず「音」もポイントですね。「の」が効果的だと思います。このような句が暗唱されやすい句なんでしょうね。
さて、やっとユマニチュード完結です。このスキル・考え方は本当に日常の多くの場面で活かすべきだと思います。フランス生まれのユマニチュード、やはりベースにあるのは「母の愛」「親の愛」「神の愛」なのでしょうか。
第一話第二話第三話第四話もどうぞ。
「心をつかむ五つのステップ」
*個別のケア(着替え・食事の介助など)をする前や後にもどんな関わり方をするかというのが大事だそうですね。
『はい、よく頂く質問は「相手を見るのが大事だと言われたので、相手の顔の前に近づいたらパチンと叩かれた」というのがあります。その時には今日お話しする一連の手順を踏んでいないことが多いのです。その手順についてお話しいたします。私たちが、知り合いの方の家に食事に招かれた場合、チャイムも鳴らさずにいきなりドアを開けて「今日の食事は何ですか?」とは聞きませんよね。ケアの場合も全く同じで、いきなりケアにいかないということが重要です。5つのステップを踏むことを私たちはお勧めしています。この5つの手順と言うのはまず「出会いの準備」「ケアの準備」「知覚の連結」「感情の固定」「再会の約束」と名前をつけました。メインとなるのが知覚の連結、いわゆるケアのことで、その前に2つその後に2つのステップを踏むことが必要です。

*ひとつひとつ伺っていきます、まずは出会いの準備ですね。
『出会いの準備と言うのは「私があなたに会いに来ましたよ」と言うことを伝えることです。具体的にはノックします、ちょっとやってみますね。「(ノック)トントントン」3回ノックをします、それから3秒待ちます。もう一度ノックします「トントントン」。それでも返事がなければもう一回ノック「トン」をしてから入ります。もしベッドに寝てらっしゃる場合はヘッドボードなどをノックします。私たちであっても寝ている時に誰かが来ていきなり大きな声を掛けられたらびっくりしますよね。ノックを重ねることによってその方の覚醒のレベルを徐々に上げることが目的です。「ノックの代わりに声をかけてもいいですか」と質問を受けますが、ノックの方がいいです、ノックの方が人の声よりも周波数の幅が広くて聴力の落ちている方にでも伝わりやすいのです。また和室(襖や障子)の場合で、ノックできない時に紙コップの底をポンポンと弾くのでもいいです』

*次にケアの準備ですね。
『はい、ケアの準備とはこれから行うケアの内容を相手にしっかり伝え、同意を得るというステップです。相手に「これから体を拭きますよ」「食事の介助をしますよ」「着替えをしますね」と伝えます。けれどまずその前に、「今日はお天気が良かったから汗をかきましたね」とか「さっぱりしましょうか」などと言いながらお風呂にお誘いするのが良いでしょう。ここで重要なのは相手の方が「嫌だなぁ」という逡巡したそぶりを見せた場合に、どうしても私たちは今やるべき事は今やらないといけないと思いがちです。相手の納得が得られない時には、まず3分間は頑張るん(今すべきことを伝える)ですが、3分間伝えても相手が同意しない場合には無理強いしないほうがいいと思います。どうしてもこれこれをしないといけないと無理強いすると、相手の方に辛い感情が残ってしまいます。そのことで次回からより難しくなってしまいます。その記憶(辛い感情)は30分位でなくなってしまうことがよくあるので、一旦諦めて30分ぐらい待ってみるのも1つの方法です』

*どうしても必要なケア「薬を飲ませる・食事を取らせる」の場合はどうしたらよいでしょうか?
『このような場合に諦めても良いのかとジレンマに陥ってしまうと思いますが、本当にそのケアを今やらないといけないのか、この後ケアを継続できないことを考えるとあきらめると言うのも選択肢の1つです。無理矢理ケアをしてしまって相手との関係が悪化してしまうと、今後私たちのお願いがすべて聞いてもらえなくなってしまいます。ですから薬を飲まないことも一回位しょうがないと言う気持ちでやってみられるといいと思います。』

*次は知覚の連結ですね。
『知覚の連結、すなわちケアを行うことです。これは目から入る情報と耳から入る情報と触れられている事から入る情報が、みんな一致する必要があります。「気持ちいいですね」と言いながら腕を掴んでしまっては、伝えようとしているメッセージとこちら側の行為が一致しません。場合によっては腕をつかまれるということが攻撃を受けていると解釈されることもあります。相手の方に全ての面において心地よさを与えるっているかどうかを考慮する必要があります』

*感情の固定、これはどういうことなんでしょうか?
『例えばデートをしてその日別れる時に、相手の方から「お疲れ様でした」と言われたらどういう気持ちになりますか?今日のデートは一体何だったんだろうと思いますよね。「お疲れ様」ではなく「今日はとっても一緒に過ごして楽しかったわ」ということを相手に伝えるとことが、また次に相手に会うときに重要なポイントです。ケアも全く同じです。今日行ったケアが良いものだったと言う感情残して次回のケアをしやすくする、シャワーであれば「気持ちよかったですね」「さっぱりとしましたね」「とてもきれいになりましたね」と相手の状況を前向きに評価してください。その時はできるだけ「見る・話す・触れる」を同時に組み合わせたほうがよろしいでしょう』

*そして最後が再会の約束ですね。
『再会の約束をします。お部屋を出る時に「じゃあまた来ますね」と言うことを伝えると、次来た時に「待ってたよ」と良い反応を得ることが多いのです。誰かが私のために約束をしてくれたと言うことが「あなたは大切な人間である」ということを相手に分かって頂くことになり、良い反応を得ることが多いです。誰かが私のために約束してくれたと言う記憶が社会とのつながりを取り戻したと言うことにもなります』
*5回に分けてのお話し、有り難うございました。
本田先生の今回のお話、内容は理解できるのですが、実践するとなるとかなりこちら側(ケアする側)に心の余裕が必要な気がします。これも必要なスキル・考え方として日々の臨床に取り入れていこうと思います。合わせてぜひご覧ください

今回のBeat はボブ・マーリーの「One Love」です。9500