「春立つと古き言葉の韻よし」後藤夜半

2025/01/27投稿 01/29画像追加
今年の節分は地球の公転の関係で二月二日、この時季好きな句です。解説は『韻は「ひびき」と読ませる。昔から、立春の句や歌は数多い。それだけに、後代になるほどひねくりまわし過ぎた作品が目立つようになってきた。止むを得ないところではあるけれど、だからこそ、逆に立春という題材をどう扱うかは、俳人や歌人の腕の見せどころでもある。「芸の人」夜半としては、そこでしばらく考えた。考えた結果、立春のあれやこれやの情景を捨て去って、一見すると素朴な発想のこの一句に落ち着かせることにした。さすが、である。つまり、この句には古今の名句や名歌のひびきが、すべて収まってしまっているからだ。さりげなく「他人のフンドシで相撲をとる」のも、立派な芸というべきだろう。脱帽。(清水哲男)』(引用元)。今回は「脱皮」について(ただし蛇にあらず)。

昨年晩秋頃から仕事場近くの蕎麦屋に通い始めました。店の存在は二年程前から知ってはいたのですが・・。ある時、長野松本育ちの同僚曰く「鹿児島市内で一番だと思う」。蕎麦通の一言、重く受け止め、即訪問。

店内には蕎麦の実を加工する(皮を除去)部屋、臼で挽いて粉にする部屋があります。入り口脇で待っていますと目の前の加工部屋に「脱皮所」と小さなプレート。脱皮?なるほど皮を脱ぐ「脱皮」ではなく、皮を脱がす「脱皮」のようです、詳しくはこちらを。

残念ながら「店内撮影禁止」のため蕎麦の画像はありません(近日中に外観のみ画像アップ予定)。お品書きには冷たい・温かい蕎麦が全部で十二ほどあります。全部食べました、全て感動!テーブル横の壁には日本酒のラベルのコラージュ、粋です!来月、夜の部に行こうと思います。何と!夜の部では「お蕎麦はつきません」とのこと、流石です。美味しい蕎麦を美味しく頂ける・・これ以上の「平穏無事」があるでしょうか。「なんてことのない普通の日常」こそが「最高の幸せ」。店は「万謝:ばんしゃ」・・美味しいをいつも貴方のおそばに!皆さま、ご自愛の程ご歯愛の程
