「餡パンの紙袋提げ夏の果」下山光子

2026/08/08投稿 令和八年八月八日
ご無沙汰です。句の解説『季語は「夏の果(はて)」。そろそろ、夏もおしまいだ。朝夕には、いくぶんか涼しい風も吹きはじめた。あれほど暑い暑いと呻いていたくせに、いざ終わりとなると少し淋しい気がする。そんな情感が、さらりと詠まれた句だ。なんといっても「餡パンの紙袋」を提げているのが良い。代わりに同じ食べ物でも、茄子や胡瓜などでは荷も句も重くなりすぎるし、かといって水羊羹や何かの菓子の類では焦点がそちらのほうに傾いてしまう。その点餡パンは、主食というには軽すぎるし、お八つというにははなやぎに欠ける。よほどの餡パン好きででもない限り、食べる楽しみのために買うというよりも、ちょっとお腹がすいた時のために求めておくというものだろう。だから、餡パンの紙袋を提げていても、当人にはいわば何の高揚感もない。いくつかの餡パンをがさっと紙袋に入れてもらい、ただ手にぶらぶらさせて歩いているだけである。その気持ちの高ぶりが無いままに、しかし四辺には秋の気配がなんとなく漂いはじめているのであって、このときに作者はさながら紙袋の軽さで夏の終わりを実感したというところか。深い思い入れではないだけに、逆にあっけなく過ぎていく季節への哀感がじわりと伝わってくる。『茜』(2004)所収。(清水哲男)』(引用元)。
暦では昨日(8/7)立秋で秋に入りましたが、現実は盛夏!暑さはこの先、三ヶ月も続きそうで辟易です。季語に「新涼」がありますが、まだまだなのでせめて「少涼」を感じられる和菓子のご紹介。まずは、知る人ぞ知る福岡太宰府の名店「梅園:ばいえん」のグリーンレモン宝満山、梅のしずく、水羊羹の三種です。

1)グリーンレモン宝満山 店舗HPには「宝満山の麓で育てられた卵と岐阜県産の天然糸寒天、そして砂糖と水飴。たった四つの素材が織りなす優しく奥深い味わい。創業以来、変わらぬ手仕事で紡がれる梅園の看板菓子の宝満山に、国産のグリーンレモンでつくった自家製のレモンジャムをたっぷりとまぜこみました。よく洗浄された皮もまるごと入っていますので香りも格別です」(梅園HPより)。看板商品「宝満山」には、宝満山(プレーン)・大徳寺納豆入・ラムレーズン・ジンジャー(夏季限定)などがあります。このグリーンレモンは初でしたが、宝満山の上品な甘さの中にレモンの「涼」が味わえます。夏季限定のジンジャもオススメです(天満宮の門前だけに・笑)。

2)梅のしずく 公式HP「九州産の青梅と岐阜県山岡産の国産寒天のみを用い、上品な甘さに仕上げました。爽やかな香りとお口の中に広がる 甘酸っぱさは初夏の味です」(HPより)。楊枝で切るときの抵抗感に厳選された材料の良さを感じます。プチッと感じる歯応えの後に広がる梅の味と香りは、まさに「プチ涼」。

3)水羊羹 「太宰府本店でもまとめ買いをされるお客様が多い水ようかん。また催事で販売するとあっという間に完売してしまいます。北海道産の小豆を使用し、甘すぎず喉につるんと入っていく夏季限定の商品です」(HPより)。この文章に嘘はありません。超有名な羊羹の「〇〇や」の水羊羹より美味しい!(個人的意見)。

これら和菓子には抹茶はもちろん、アイスコーヒーも合いますし、梅のしずくには冷えた辛口白ワインも好相性かと。最後にもう一品、暑い夏におすすめは「瑞花(ずいか)のうす揚」。ビールに枝豆が鉄板同様、ビールとこのうす揚、特に柚子こしょう味は完璧です。

4)うす揚柚子こしょう味 HPには「生地にブラックペッパーを練り込み風味豊かな柚子胡椒で味付けました。ほどよい辛さと、青唐辛子とゆずの爽やかな風味が後を引く美味しさです」(瑞花HPより)。おすすめは、喉越しのビールよりも味わい豊かなシメイビール(ベルギー)の白瓶です。老婆心ながら食べ始めたら止まらないのでご注意ください。
書きながら思いました。和菓子の方が季節感を演出しているのではないかと。さて今年、新涼を感じられるのはいつのことでしょうか?
ではでは皆様、ご自愛の程ご歯愛の程














































