BBTime 316 究極の治療

BBTime 316 究極の治療
「春のかぜこんぺいとうが効きました」田辺香代子

この方には金平糖が薬となったようです。プラセボ(偽薬:ぎやく、プラシーボ)効果という言葉があります。「プラセボ効果とは、偽薬を処方しても、薬だと信じ込む事によって何らかの改善がみられることを言う」ウイキペディアより。今回は気になる記事について。先日「歯の神経抜く治療は半数が再発!?…感染防御が不十分のケース多く」の見出し。「歯の痛み金平糖で消えました」とはならないので・・記事を読んでいきましょう。

イラストのように歯の中には、根っこの先の小さな穴から血管と神経がきています(図では下の方から)。ムシ歯は図の上の方(歯冠部:しかんぶ)から進行します。歯髄(しずい:血管と神経)が感染すると歯髄炎となり痛みを感じるようになり、「ムシ歯が深いので神経を取りますね」となります(抜髄:ばつずい)。多くは物理的に歯髄を除去(抜髄)します。引き千切って掻き出します。その後空っぽになった歯髄腔(しずいくう)に薬剤(多くはガッタパーチャ)を詰めて一区切りとなります。

記者の方が指摘する問題(再発)はここから始まります。「この治療、痛みが取れれば、とりあえずはOKと思ってしまいますが、その後に問題を抱えてしまうことが少なくありません。細菌を含んだ組織の取り残しなどで、治療後に根の先端から歯茎の周囲に感染が広がってしまうのです。根の治療後をエックス線写真で調べると、なんと4~6割に陰影が見えるという大学病院の報告もあります」記事より。

記事ではラバーダムやマイクロスコープ(顕微鏡、メガネタイプ拡大鏡にあらず)にも触れていますが、結論から言うと記事の最後に「神経を抜く歯内療法はうまくいかないから『しない』方がいいでしょ。だから『しない療法』って言うんですよ」と、虫歯外来を担当する親しい歯科大学教授が「なんちゃって歯内療法」をシャレにしていました。しないですめば苦労はしませんよ。筆者もすでに根にトラブルを抱える身、どうするか現在進行形で悩んでいます。そこで、せめて新たに歯を傷めないために、定期的に歯科に通って、虫歯が進む前に対処するべく努めてはいます。それが歯にとってベスト、長い目で見てきっと安上がりですね。」とあるように「しない療法・治療しない」が最高の治療なんです。

話飛びますが、昔スキューバダイビングをしていました。よく行ったスポットは007のロケ地にもなった丸木浜(鹿児島坊津)です。潜っていると画像のような海の生物が目の前に!貝類、サザエなども目の前に!潜りながら思いました。「なぜ、逃げないんだろう?」当たり前です。彼らの棲家がそこであり小生が侵入者です。極論を言えば「人はここに来てはいけない」のです。そう思った時から捕るのをやめました。

これはご覧になった方も多いでしょう、歯科用パントモと呼ばれるレントゲン像です。学生時代に歯科エックス線の授業で海外のパントモ(特にアメリカ)がよく出て来ました。それらを見ていてふと「根充(根の治療)してない」「アメリカは抜髄・根充はせずに抜歯なのかな」と思いました。理由がありました、米国ではすぐ訴訟(歯科医が訴えられる)になるので再発の可能性のある治療は避けるとのこと。

自己弁護・言い訳です「歯科医も人」神様じゃありません。歯医者目線では治療した全ての歯において「神経抜いたあとピタッと根充して再発しない」なんて「無理でしょ」と大きな声では言いませんが、小さな声できっぱりと言いたくなります。ラバーダムやマイクロスコープ使用は今の保険点数(保険の料金)、診療形態、患者さんの経済的希望を考慮すると厳しいです。一本の歯の根の治療に十万円も払いますか?被せ物まで含めると一本あたり軽く二十万円超えます。「それを言っちゃおしめえよ」と言われますが「人が人の歯を削ってはいけない」し「人が人の歯の神経を抜いてはいけない」のです。

歯ブラシ一本の値段、様々です。しかしこの一本の歯ブラシで数十万の治療費を回避できるのも事実です。究極の治療とは予防です。後手後手治療ではなく先手先手予防へ頭を切り替えるだけで可能なのですが・・ね。これまた難しいのも事実です。最後に記者の方も「しないですめば苦労はしませんよ。筆者もすでに根にトラブルを抱える身、どうするか現在進行形で悩んでいます」と書いてますように、すでに抜髄処置を受けた方で再発した時は、再度根管治療(根の治療)を受けるか抜歯の二択です。はっきり言って現在「根尖病巣」を持つ方はその事実を受け止めて、他の歯が轍を踏まないようにされるのがベターだと思います。究極の治療とは「予防」です。治癒率50%の治療を「しない」為にも先手先手予防へ。9670

BBTime 315 記事二つ

BBTime 315 記事二つ
「腹の立つ人にはマスクかけて逢ふ」岡本 眸

マスクの新しい使い方でしょうか(笑)。ちなみにマスクは冬の季語。仕事柄毎日マスクを使用します。同じくメガネ(拡大鏡)も同時に使います。時に困るのがメガネの曇り・・先日、目にしたのが「警視庁直伝! マスクで眼鏡が曇るのを防ぐ方法」の記事、技はシンプル簡単。1)マスク上部を内側に折る。2)マスクの内側にティッシュを添える。この二つを記事では紹介しています(詳しくはこちら)。今度、曇ったら早速試してみます。その昔、ド近眼メガネ使用中の頃、ラーメンの湯気でレンズが曇ると何回か瞬き(まばたき)すると、まつげがワイパーのようにレンズの曇りを取ってくれました。睫毛の長い方はお試しあれ!自転車ライダーでマスクとメガネ併用の方もこのマスクの使い方は有効でしょう。

もうひとつの記事「それでも 笑顔の担い手」を見つけました。歯科技工士を目指す学生が減ってきているとのこと。「技工士を目指す専門学校などの入学者数は2000年度の2922人から、18年度は991人と約3分の1に減った(全国歯科技工士教育協議会調べ)」記事より「なぜ歯科技工士を目指す若者が減ったのか。仕事自体があまり知られていないこと、技術の進歩で職業の将来像が描きにくくなっていることなどの理由が考えられる」とあります。被せ物(補綴物:ほてつぶつ)もさることながら義歯に関しては歯科技工士と歯科医師の二人三脚、患者さん含めての三人四脚なんですがね。技工士さんに関しては「七夕の虹」もどうぞ。9310

BBTime 314 究極の予防

BBTime 314 究極の予防
「春宵や食事のあとの消化剤」波多野爽波

消化剤飲むくらいなら食事抜けばいいのにと思いますが、背景はわかりません。楤の芽(たらの芽)の天麩羅大好物です。昔、楤の芽名人について行ったことがあります。楤の芽スポットをご存じで自作の道具を持って行かれます。50cm位の棒の先に1m弱の荷造り用の白いペラペラした紐がつけてあります。楤の芽は先っちょ(高いところ)についてますので、この道具で引っ掛けて引き寄せて(楤の木は曲がって)芽を摘むのです。楤の木を自宅裏に植えたこともありますが、10本ほど植えて半分は腐ってダメでした。根付いた残りも数年は芽をつけましたが、やはり枯れました。

最近「不食」「断食」などの言葉をネットでよく目にします。不食とは「ふしょく:食べ物を摂取しないで生活すること。主に宗教的行為や食事療法として行われる断食、絶食とは異なり、食欲と闘わずして食べない行為を指す」出典はこちら。断食とは「だんじき:食物を断つこと」です。プチ断食、月曜断食などもよく目にします。実は1ヶ月ほど前から完全に朝食を抜きました。それまではヨーグルトとか果物などを口にしていましたが今は紅茶かお茶、水のみです。すこぶる気持ち良いのです、それが!「今更、そんなこと言うてんの」と声が聞こえそうですが。

朝はどうしてもバタバタします。完全朝抜きにすると「時間的余裕」「カロリー過剰摂取防止」「歯を汚さない」等々、一石三鳥も四鳥も。歯を使わない、歯を汚さないは究極のムシ歯予防法です!使わないから汚れないのは当たり前、食べないからムシ歯にならないのは当たり前と言えば当たり前なのですがね。実践可能ポイント1)朝、出勤前に少しの空腹感を覚えます。この空腹感をネガティブなものではなくポジティブな感覚として解釈します。「胃の中がキレイになった!」2)昼、しっかりした空腹感が我が身を襲います。昼はトースト2枚の弁当を食べます。重度空腹は「茶腹も一時」の言葉通り軽い食事でおさまります。3)晩御飯は普通に食べます。4)朝と昼の間、昼と晩の間に口にするのはマイボトルのお茶とミンティア(フリスク)のみ。

使えば使うほど歯は汚れます。汚れれば汚れるほど磨く必要が生じます。使わなければ、その分汚れませんし、ムシ歯のリスクは減ります。「朝食完全抜き」のメリットは片手に余るほどあると確信する今日この頃ですが・・いかがでしょうか?これぞ究極の予防法です・・本末転倒じゃないの?の声が聞こえてきそうですがね。

画像は「上村松園の春宵」です。句の解説には「せつかくの春宵なるに、色気なきこと甚だしき振るまいなり。されど、かくまでの色気なき振るまいを材に、かくまでに妙な色気を点じ得たる爽波は、さながらに達人とも名人とも言うべけんや。なあんて、擬古文は難しいものですね。春宵の少しぼおっとしたような感覚が、よく伝わってきます。よほど、胃の弱い人だったのでしょうか。胃弱の文学者といえば、有名なのは漱石でしょう。しきりにタカジヤスターゼを飲んでいた様子が、『吾輩は猫である』の苦沙弥先生の描写にうかがわれます。「彼は胃弱で皮膚の色が淡黄色を帯びて弾力のない不活発な徴候をあらわしている。そのくせに大飯を食う。大飯を食った後でタカジヤスターゼを飲む。飲んだ後で書物をひろげる。二、三ページ読むと眠くなる。涎を本の上へ垂らす。これが彼の毎夜繰り返す日課である。……」。先生の胃弱は終章にいたるまで言及されており、よほど漱石がこの持病に苦しめられていたことがわかります。ここでもう一度掲句に返ってみると、味わいはずいぶんと変わったものに感じられますね。爽波と漱石とは、もちろん何の関係もありません。春宵の過ごし方といっても、当たり前ながら人さまざまで、誰もがうっとりとしているわけではないのだと、作者はいささか不機嫌なのでしょう」解説より。

終わりに「春宵:しゅんしょう」といえば「春宵一刻値千金:しゅんしょういっこくあたいせんきん」。「春宵一刻値千金とは、春の宵は趣深く、そのひとときの時間は千金にも値するということ」引用元はこちら。春の宵に晩御飯抜きは辛いですが「春朝(しゅんちょう)一刻値千金」として朝食抜きは値千金かと。ちなみに朝食完全抜きならば出勤前はうがいのみでOKです!気になればリステリンなどのマウスウオッシュでうがいというか「歯洗い」で大丈夫!と思いましたが、昨夜の歯磨きが完璧とは言えないでしょうから、お時間あれば朝磨きを!8500

BBTime 313 歯磨き二秒

BBTime 313 歯磨き二秒
「亀鳴いて全治二秒となりにけり」岩藤崇弘

勿論、亀は鳴きません。「亀鳴く」とは春の季語で以下引用「平井照敏の解説。「春の夜など、何ともしれぬ声がきこえるのを、古歌『河越しのみちの長路の夕闇に何ぞと聞けば亀の鳴くなる』(為兼卿)などから、亀の声としたもので、架空だが、春の情意をつくしている」(解説より)とのこと。ついでに「二秒」これまた解説より「さあ、わからない。わからなくて当然だ。現実的なことが、何も出てこないからだ。でも、なんとなく可笑しい。(中略)「ええっ」と感じた途端に、「全治二秒」と畳み掛けられて、何が全治するのかなどと考える暇もなく、「なりにけり」と納得させられるのである。ミソは「全治二秒」の「二秒」だろう。一秒でも三秒でも極度に短い時間を表すことはできるし、一見「二秒」の必然性はないように見える。が、違うのだ。「二秒」でなければならないのだ。というのも、一秒や三秒では、ほんの少し字余りになる。字余りになれば、読者が一瞬そこで立ち止まってしまう。立ち止まられると、畳み掛けが功を奏さない。四秒でも駄目、次は五秒とするしかないけれど、これでは即刻全治ではなくなってしまう。間延びしてしまう。「二秒」だから、読者に有無を言わせない」(解説より)。

さて「二秒」で治る病気は何だろうと考えるに・・あるとしたらそれは「仮病」では?と思いました。亀鳴くも架空、仮病も架空・・繋がりますね(笑)。今回は二秒についてのお話。時にブラッシングの話で「電動歯ブラシ使ってます」と患者さん。電動歯ブラシは大きく二つに分かれます「ブラウン型」と「ソニケア(ソニッケアー)型」。ブラウン型は丸いブラシが回転ではなくツイストします、ソニケア型はブラシの振動で汚れを落とします。

イラストはブラウンです、両者一長一短でしょう。しっかり磨いた感を求めるならブラウン、ゆっくり磨きたい方はソニケア型でしょうか。ベストは「朝ブラウン・昼手磨き・夜ソニケア」だと個人的には思います。電動歯ブラシのポイントはいずれも「二秒間」!歯ブラシを当てたらその場所で「二秒間」は同じ場所を磨くことがコツです。二秒間の間に水の流れ(水流)が発生して汚れを振動と流れで落とします。下のイラストはソニケア。

もうひとつのコツは「始めは歯磨き粉は使わない」です。ブラシ部分を湿らせたら歯磨き粉つけずに口腔内(こうくうない・口の中)へ。ご自分の唾液での電動磨きをお勧めします。磨いているとボディに唾液が垂れてきますので、タオル地のハンカチでボディを持って磨くと良いでしょう。湯船派の方なら湯船に浸かってゆっくり電動もオススメです。要は二秒間と唾液磨き。歯磨き粉使用しないと落ち着かない方は、最後に大豆大くらいのペーストつけて仕上げ磨きを。

ソニケアHPの画像です。二分間の徹底ブラッシング・・計算すると二秒×14本×2面(ほっぺた側とベロ側)×2(上下)=112秒・約二分です。仮病は「全治二秒」もあり得ることですが、ブラッシングは電動でも二分は必要です。手磨きならば一日トータル十分は欲しいところ。電動歯ブラシのコツは「二秒」と「始めから歯磨き粉は使わない」です。ブラシの大きさにコンパクト(小さめ)があればこちらを勧めます。外国のメーカーは基本的に欧米人仕様ですから日本人には大きめです。6300

BBTime 312 安眠いれば

BBTime 312 安眠いれば
「春眠の身の閂を皆外し」上野 泰

ネットで「歯の本数が高齢者の睡眠時間と関連か 本数が少ないほど短時間や長時間睡眠になりやすい?」という記事を読んで合点しました。拙ブログにも「イビキがテビキ」「不顕性誤嚥」「嘘か誠か」など書きましたが、就寝中は義歯を入れて寝るのがベターな方もいらっしゃいます。記事を読み解いていきます(記事はこちら)。

記事より引用「適切な睡眠時間を保つことは健康維持に重要であるが、これまでの研究で睡眠時間は長すぎても短すぎても死亡率の上昇など健康問題につながることが示されている。一方、歯の本数が少ない人は噛み合わせが不安定になり、下の顎(あご)が上方に回転して気道を狭め、睡眠時の呼吸を妨げる可能性があることが指摘されている」・・ここでの歯の本数はおそらく「自分の歯・残っている歯」のことで、上下総入れ歯の方はゼロ本となります。入れ歯を入れている方でも入れ歯を外せば「噛み合わせは不安定」となり、上下の歯と歯が噛まないと「下の顎が上方に回転して気道を狭め」となります。

引用「歯の本数と睡眠時間はU字型の関連を示し、歯が20本以上の高齢者に比べて歯が少ない人では短時間睡眠であるリスクは1.4倍、長時間睡眠であるリスクは1.8倍であることが明らかになった。さらに、歯の本数が1~9本の人でも短時間睡眠のリスクは1.3倍、長時間睡眠のリスクは1.5倍であった」・・歯の本数が少なくて口元が低くなる(クシャッとなる)と睡眠を妨げて短かい眠りになるか、はたまた浅い眠りとなり必要以上に長い睡眠となるようです。

結論として記事では「小山氏らは「歯が20本以上ある高齢者に比べて、10本未満と少ない高齢者では短時間睡眠や長時間睡眠になりやすい可能性がある。高齢になっても歯の健康を保ち、数多くの歯を保持することが適切な睡眠時間を取り続けることにつながると考えられる」と結論づけている」とありますが心配不要です。

1)まずは自己診断・・カチカチと噛んでみてください。入れ歯使用の方は義歯を外してカチカチ。この時に上下の歯がきちんと噛んでいれば(接触していれば)心配いりません。カチカチできずに歯が歯茎に当たる、歯茎と歯茎が接触するような方は問題です。2)義歯を持っている方は、はめてください。持ってない方は作ってもらいましょう。義歯を口に入れてカチカチして、カチカチと噛めれば問題なしです。かめない方、噛むと痛みを感じる方は調整が必要です。3)晩御飯終わって就寝前にきちんと歯を磨きましょう。義歯の方は義歯もキレイに!ここからがポイントです。この後洗浄剤にポチャンと入れるのではなくキチンと口に入れましょう。上下総入れ歯の方は上下とも。複数の部分床入れ歯をお持ちの方は、大きい義歯から入れてみてカチカチできれば全て入れる必要はありません。もちろん全部入れてもオーケーです。ちなみに洗浄剤を使用の際には箱書きにお目通しください。それぞれですが短いのは 三分から五分、長いものでも三十分でオーケー(洗浄終了)と書いてあります。一晩中つける必要はありません。

問題なのは「残っている歯の本数」よりも「就寝中の下顎の位置」です!ご自分の歯であろうと、入れ歯であろうと寝ている時に下顎が「適切な位置」にあれば問題ないのです。就寝前に義歯をキレイにしたら口の中へお戻しくださいませ。冒頭の句の「閂」の読みは「かんぬき」。「身の閂を皆外し」の表現は秀逸です、俳人上野泰の奥様は高浜虚子六女とのこと。寝ているだけで「皆外し」なのに、口の中に義歯がなければ閂も箍(たが)も外れてしまいます。あなたが安眠を必要とするならば、安眠確保のために是非!口の中に・・「安眠いれば」3620

BBTime 311 百年仕様

BBTime 311 百年仕様
「かごめかごめだんだん春の近くなる」横井 遥

ひと雨ごとに春の近づきを感じます。「かごめかごめ」や「ずいずいずっころばし」などの童謡には子供に理解困難な事象を歌詞に含めることで覚えさせたとも聞きます。お茶壺のことを説明してもわからない子供に歌わせることで理解させたという解釈です(ずいずいずっころばし)。玩具も同様でウイキペディアには「子供にとって遊びは余暇ではなく生活行動そのものであり、その中で玩具は活動の方向性を作り出す。遊戯の目的である、自然法則を理解するための準備や文化・社会生活へ適応するための訓練は、玩具の意義にもそのまま当てはめることができる」とあります。良い玩具ほどユニバーサルデザインに配慮しているとも言えるでしょう。

前回BBTime310「柳と歯」で砂糖消費量について触れた手前調べてみると、意外にも1970年頃のピーク時に比べて半分近くに減ってきていました。1972年に日本人一人当たり年間消費量が30Kgであったのが2016年には16.6Kgまで減っています(引用元)。

減少した砂糖に対して増加してきているのが「パン」です。2010年頃についにご飯(米)をパンの消費が追い越して、実は今の日本人の主食は「パン」なんです。と言うのは早計で、コンビニおにぎりもお米ですが統計には明瞭に出てきませんので、日本人の主食は「パン」とはまだ言えないようです。いずれにせよ「パン」が日本人の食事のメインになりつつあるのは事実でしょう。お米(炊いたご飯)に砂糖は入っていませんが菓子パンはもちろんのこと食パンにも砂糖は入っていますし、歯科医師目線だとご飯よりパンの方が食後に歯の周りに残りやすい(ひっつきやすい)のでムシ歯のリスクが高いように思えます。(下グラフ引用元はこちら

書きながらふと主食別の歯ブラシがあってもいいなと思いました。「お米ブラシ」とか「パンブラシ」「野菜ブラシ」などなど。まあこれは半分冗談ですが、砂糖消費量が減ってきているのにムシ歯はなくならないし、大人の歯周病も依然問題です。これからさらに高齢者社会化していくことを考えるに、やはり「今」に合った、これからの社会に適応した新発想の「歯磨き・歯ブラシ」が必要となるでしょう。考えました!

1)空間的に近い:どこでも磨ける・手を伸ばせば届く(どこにでも置ける) 2)時間的に便利:いつでも磨ける 3)心情的に近い:いつも一緒にいたい・愛しい・おもちゃのような愛着感・おもちゃデザイン 4)経済的に優しい:手がとどく価格 5)存在理由:健康維持のため・美味しいのため。子供が肌身離さず持つぬいぐるみ、大人が携帯するスマホ、のような歯ブラシであり、結果的にいつでもどこでも手元に歯ブラシがあるので歯を綺麗にできる、が狙いです。ぬいぐるみのような愛着、スマホのように小型で便利、爪楊枝のような場所と場面(時)を選ばない歯ブラシ。

洗い物をするときに目的やモノによって使用する洗剤や道具を変えると思います。今の日本人の食生活や食習慣、ライフスタイルは急激に変化しているのに歯磨きや歯ブラシだけが旧態依然としているように思えてならないのです。旧態依然とは「食後に薄ら寒い洗面に行って、歯ブラシに歯磨き粉をつけて、グー握りでシャカシャカやって、ガラガラうがいして終わり」のスタイルです。百年人生到来ならば歯の使用年数・必要年数も約百年(永久歯は100ー6=94年ですが)。百年使用に見合った仕様:手入れ方法の「歯磨き・歯ブラシ」が必要となるのではないでしょうかね、と思いつつ春近し!2600

この歌「三月の水」についてはBBTime 101「三月の水」をご覧ください。

BBTime 310 柳と歯

BBTime 310 柳と歯
「そばへ寄れば急に大きく猫柳」加倉井秋を

「柳と歯を結びつけるものは?」に何をイメージされますか。「柳刃」は包丁、「柳葉魚」と書いてシシャモ、答えは「爪楊枝」です。ヤナギには「柳」と「楊」の二つの漢字があり、検索すると『「柳」はその漢字の形が示す如く枝が長くたれさがる、シダレヤナギのことです。そして「楊」はネコヤナギやカワヤナギとかのようなしだれないヤナギのことです』出典はこちら。ではなぜ楊(ヤナギ)を爪楊枝として使ったのか?理由があります。これまたネットでは「柳の樹皮に鎮痛効果や解熱効果があることは、紀元前から知られていたそうです。紀元前5世紀頃活躍 した、今日でも医学の父と呼ばれるギリシャの医師ヒポクラテスは、この柳の樹皮を医療に用いていたそうです。インドや中国でも柳の樹皮や葉を痛み止めなどに使用したそうです。中国の古典には、柳の枝を 使った楊枝は、歯痛の時噛めば痛みが止まる、と記載されているそうです」詳しくはこちら。アスピリン製造にヤナギ樹皮からの抽出エキスを使うとのこと。ちなみに小生の好きな楊枝は「さるや」です。

BBTime308「安心ブラシ」BBTime309「目薬ビン」で書いた後に「歯ブラシの歴史」を検索したところ興味深い内容でした。現在の歯ブラシの原型は約五百年前1498年の中国に遡るようです。以下引用「一説には、1498年に中国の皇帝が骨や竹を台にして、豚の固い毛を植えつけたものが発祥とされています。また、西洋では、17世紀ごろのフランスで獣骨の柄で馬毛が植えられたものが使われるようになりました。イギリスでは1780年、獣骨に穴を空けた柄に獣毛を針金で留めた歯ブラシが作られ、各国に普及していったとみられます。日本では江戸時代に小枝の先端を煮て鉄鎚で叩き、木綿針の櫛ですいて木の繊維を柔らかい房状にした「房楊枝」が使われました」出典はこちら。五百年前の皇帝の歯ブラシと、今の歯ブラシの形がほぼ同じとするならば違和感を感じざるを得ません。食事内容・食生活習慣・健康意識などにおいて五百年前と同じ訳ないのに・・いくら歯は昔も今も同じとは言え。こちらにわかりやすく「歯磨きの歴史」について繙(ひもと)いてあります。また引用文章中の「木綿針の櫛」とは恐らく「木綿針を櫛状にした道具」のことだと小生は理解します。「ハコビ」の作り方に画像が出ています。

さて1498年頃日本は室町時代(1338-1573)、世界は・・1474(文明6)年:一休が大徳寺住職になる。1490(延徳2)年:足利義政没。銀閣の完成。1492年:クリストファー・コロンブスがバハマ諸島に到達(アメリカの「発見」)。1498年:バスコ・ダ・ガマがインド航路を「発見」。1499年:アメリゴ・ベスプッチが南アメリカを「発見」(出典はこちら)。

一休宗純和尚が活躍され銀閣寺が建てられた頃・・当時の一般人の口に砂糖が入ることはなかったでしょう。ネットで調べてみると正倉院目録に記録があるようです。「日本における砂糖の最初の記録は、「正倉院」献納目録の「種々薬帖」の中に「蔗糖二斤一二両三分并椀」の記録があります(825年)。当時は大変な貴重品であったため、ごく一部の上流階級が用い、それも食用ではなく、むしろ薬用でした。その後、鎌倉時代末頃から大陸貿易が盛んになり、砂糖の輸入も増加しました。1543年にポルトガル人が種子島に上陸し、砂糖を原料としたカステラ、コンペイトウなどの南蛮菓子をもたらしましたが、当時の大陸貿易の品目の中では生糸、絹織物、綿織物に次ぐ重要輸入品が砂糖でした。」また「江戸時代の初期、最初に砂糖の製造を始めたのは当時の琉球(沖縄県)でした。1623年に琉球の儀間真常が中国に使いを出し、砂糖の製造方法を学ばせ黒糖を製造したと言われています。その後、琉球をはじめ奄美大島、喜界島、徳之島おいても、さとうきびは製造増産され、管轄していた薩摩藩に莫大な収益をもたらしました」出典はこちら、こちらも参照のほど

平成の今(残り二ヶ月半ですが)ほとんどの日本人が毎日砂糖を口にします。いえ、母乳のみの乳飲子以外の全ての日本人は日々砂糖を摂取するでしょう。にもかかわらず「毎日道具No.1」歯ブラシが五百年前と大差ないとしたら・・これは大問題です。歯ブラシの形云々のみならず「歯磨き」そのものを根本から見直すべきだと思うのです。洗面台の前で歯磨き粉(ペースト)をつけて歯ブラシで磨いて嗽(うがい)して終わり・・これを今風に変えるべき!なぜなら歯磨きによってムシ歯がなくなっていないからです(もちろん歯ブラシだけでムシ歯予防は無理ですが)。歯ブラシ同様、歯磨き粉も昔(江戸時代)を今尚引きずっているように思えてなりません。今の日本人の食べ物・食習慣は高度経済成長期(1954-1973)以降に急激に変化したと思います。端的に言うと毎日大量の砂糖を摂取しながら、歯磨き習慣は昔のままで、ムシ歯がなくなるはずはありません。ゆえに「今」に合った「ネオ歯磨き=新歯磨き習慣」へ変えるべきだ!と日々歯を磨きながら思うのです。「ネオ歯磨き」と「安心ブラシ」を世に出すべく・・歯を洗う毎日です、ハイ精進します。2140

おまけ:現在オススメの「ネオ歯磨き」は唾液磨きフリスク磨きです、歯を「磨く」から歯を「洗う」へ。歯ブラシに関しては「磨いても磨いても安心な歯ブラシ」を模索中です。

BBTime 309 目薬ビン

BBTime 309 目薬ビン
「ふくらんで四角薬屋の紙風船」小沢信男

節分立春と過ぎた途端、鹿児島は暖かくなりました。掲句の季語は?と調べたところ「風船」で春。今回は眼科で処方された目薬のビンについてのお話。コンタクトレンズのこともあり数ヶ月おきに眼科に行きます。最近気がついたことに「目薬ビン」は歳歳年年瓶不同:さいさいねんねんビン同じからずなんです。先日手にした目薬は蓋を取って指そうとするとポタリ!瓶の胴体を意識して押さなくてもポタリ!目薬も高齢化対策なのでしょうか。高齢者のみならず、指の力の弱い方、普通の人でも慣れれば便利です。最初、指そうとしていきなりポタリ!には驚きましたが(下の画像は別です)。

目薬ビンのみならず爪切りなどでも使い勝手に工夫した道具を見かけます。iPhoneやiPadの拡大機能も便利ですし、CMが話題となったメガネ式拡大鏡(ハズキルーペ)が受けたのも頷けます。ユニバーサルデザイン・ユーザーフレンドリー・ユーザビリティなどを謳った商品が増えています。ユニバーサルデザイン=文化言語国籍や年齢・性別などの違い、障害の有無や能力差などを問わずに利用できることを目指した建築(設備)・製品・情報などの設計(デザイン)のことである(ウイキペディアより)。詳しい具体例はこちらを。

句の解説に「そういえば、ありましたね。四角い紙風船。薬屋がおまけにくれた風船を、ふくらませてみたら四角だった。丸い風船のイメージがあったので、ちょっと意表を突かれたというところ。いかめしい感じの商売の薬屋だから、やっぱり風船もいかめしいや……。と、作者は心楽しくも腑に落ちている。そんな作者の納得顔が想像されて、もう一つ読者は楽しくなるという仕掛け。ところで、四角い紙風船はなかなか巧くつけない。どうかすると、とんでもない方角に飛んでいってしまう。不人気の理由である。そこへいくと、誰が発明したのか、丸い風船は実によくできている。形状の美しさもさることながら、ついているうちに内部の空気量が調節されるメカニズムの妙には、いつも驚かされてきた。寺田寅彦あたりに「紙風船論」はないのかしらん。ないのであれば、誰か専門家にぜひとも書いてほしいテーマである。」解説より。これを読んで「丸い紙風船」もユニバーサルデザインだと思いました。

ネットで「ユニバーサルデザインの七原則」を見つけました。面白いことに「丸い紙風船」はかなり合致してます。「誰にでも公平に利用できること」「使う上で自由度が高いこと」「使い方が簡単ですぐわかること」「無理な姿勢をとることなく少ない力でも楽に使用できること」。

BBTime303「楔状欠損」BBTime304「ややこしい」BBTime305「諸刃の刷子」BBTime307「鬼の面」BBTime308「安心ブラシ」と今回。やはり歯ブラシは今以上にユニバーサルデザインであるべきだし、極端な言い方ですけど、どんな使い方をしても製品事故(歯や口を傷つけない)を今以上に起こしにくいデザインにすべきだと切に思います。現在模索中の「安心ブラシ」を世に出すべく精進します。0230
https://youtu.be/Ay1PBV4IHaA




BBTime 308 安心ブラシ

BBTime 308 安心ブラシ
「わがこゑののこれる耳や福は内」飯田蛇笏

鶴屋吉信の「福ハ内」です。豆(炒り大豆)よりもこの和菓子の方がいいです。前回「鬼の面」に書いたように、歯ブラシの安全安心についてのお話。いろんな場面で「安全安心」を目にします。2003年にはアメリカの狂牛病発生に伴い輸入が一時禁止となりました。その後の日米間で「科学的根拠ある安全だけでいいじゃないか」「安心は必要ない」・・『いやいや安心も必要だ』『安心安全な牛肉を』などのやり取り。安全より「安心」の方がハードルは高いように思えます。

意味の違う「安全」と「安心」を四文字熟語一語のように矢鱈と使っているのは如何なものかと思います。ネットにも「おかしいぞ、「安全・安心」という連語 かねてから「安全」をいうとき、「安心」という言葉を添えて、「安全・安心」というようになったことに嫌悪感を抱いてきた。最近、ますますひんぱんに聞くようになってきた。」の書き込みがあります(出典はこちら)。小生も似たような考えですが、日本人は「安全」だけでは満足せず精神的・感情的・思考的な「安心」まで求めるのではないかと思うのです。

お店で売っているお酒は化学的には「安全」ですが、飲み方いかんでは「安全」ではなくなります。玩具や色々な道具も、そのものは「安全」でも使い方によっては「安全」ではなく、おもちゃを買う親や大人にとっては「安心」できない場合もあるでしょう。やっと本題!安全安心な歯ブラシとは?

歯ブラシ関連事故では「乳幼児の歯ブラシによる事故に注意! 」をしばしば目にします。詳しくはこちら。これも問題ですが、今回お話したいのは度々取り上げている「楔状欠損」など歯ブラシの使い方にまつわることです。先日、タトゥーシールの記事「タトゥーシールで小2のほおに傷残る 販売会社を提訴」朝日新聞2/2記事。記事では「タトゥーシールを貼ったほおに傷が残ったとして、京都府向日市の小学2年生の男児(8)が、化粧品販売会社「ドゥ・ベスト」(東京都文京区)を相手取り、約1430万円の損害賠償を求めて京都地裁に提訴した。」とのこと。通常の使い方をして身体に影響が出た場合、シールメーカーに非がある可能性があります。

健康維持のための「歯ブラシ使用」が結果的に「歯を傷つけた」ことになったら、患者さんは釈然としないのではないかと常々思います。「通常の歯ブラシの使い方をして治療が必要になった」のであれば、それは「歯ブラシそのもの」も関与はゼロではないと確信するのですが、みなさまはどう思われますか?歯ブラシのみならず歯磨き粉も関係ありです。「製品としての歯ブラシには全く問題はありません、使い方(磨き方)に原因があるのです」と歯ブラシメーカーが声を大にして言っても説得力に乏しいと小生は思います。

画像は「安全ハサミ」。ハサミメーカーは一歩先を行っています。紙は切れても指は切れない(切れにくい)ハサミをちゃんと開発しています。歯ブラシメーカーも努力してないとは言いませんが、ハサミに比べると不足していると言えましょう。

実は先月、小生の考える「安心歯ブラシ」「傷つけない歯ブラシ」をクラウドファンディングに打診してみました。返事は「試作品は完成してますか?」「製作先は決まってますか?」でした。アイデアいっぱい資金ゼロでも、クラウドファンディングでなんとかなると勝手に思い込んでいたので意気消沈。他の方法を模索します。歯ブラシ製作関係の方、どなたかアドバイスを!普通の使い方で歯の健康維持できるのは当たり前で、逆に傷めるなんて欠陥商品・製品事故だと思うのですが・・。

句の解説より「豆撒きから声の不思議を抽出した蛇笏の鋭さ、面白さ。作句時の心情を想像するに、下五を「福は内」にするか「鬼は外」で押さえようかと、一瞬迷っただろう。どちらでもそれなりに収まりはするけれど、ここは「のこれる」だから「内」を採ったのだと思う。神社などでの豆撒きイベントは盛んだが、家庭でのそれは廃れてきたような気がする。我が家でも、子供が小さかったころはともかく、いつの間にかやめてしまった。どうかすると、煎り豆すら用意しない年もある。近所からも、撒く声はとんと聞こえてこない。「悪鬼」という幻想が単純すぎて、複雑な時代にあわなくなってきたせいだろうか。ところで、今夜食べきれずに残った煎り豆を、そのままご飯に炊き込むと美味いという話を聞いた。料理評論家がラジオで言ったので、間違いはないと思いますが……。」(解説より

予防はまさしく「福ハ内、鬼ハ外」です。「美味しい欲しい、痛い要らない」「馳走は内、バイ菌は外」で鬼に金棒ならぬ「予防に歯ブラシ」のはずなんですがね・・。9420
https://youtu.be/CwzjlmBLfrQ

BBTime 307 鬼の面

BBTime 307 鬼の面
「豆をうつ声のうちなる笑ひかな」宝井其角

句の解説が興味深いので・・「豆撒きは、奈良時代から行われていた厄払いの行事だ。もともとは中国周時代の宮廷の風習であったという。まあ「鬼は外、福は内」などムシのよい話で、宮中などではともかく、庶民には「笑ひ」をふくむ一種の娯楽性の強い行事として行われてきたようだ。戸板康二が書いている。「私の祖父は仙台の人だが、節分の豆撒きに『鬼は外福は内』と言ったら、そばで『ごもっとも』といえと孫の私に命じた。いわれた通りにしていたが、あとで考えると、私はそういって逃げだす鬼の役だったのである」。まさに笑いをふくんでいる。ごもっとも、である。江戸の其角もまた、この光景には「ごもっとも」と言うにちがいない。撒いたあとで、年の数だけ豆を食べる風習もある。私のような年齢になってくると、こればかりは「ごもっとも」と言うわけにはいかない。豆に歯が立たないからだ。いや、もはやガリリと歯を立てる勇気に欠けているからである。うろ覚えで申し訳ないが、たしか小寺正三にこんな句があった。「もうあかん追儺の豆に歯がたたず」。ごもっとも。(清水哲男)」解説より。

鬼の面ではありません(笑)。俳人「宝井其角」です。ウイキペディアには「宝井 其角(たからい きかく、寛文元年7月17日1661年8月11日) – 宝永4年2月30日1707年4月2日。一説には2月29日4月1日))は、江戸時代前期の俳諧師。本名は竹下侃憲(たけした ただのり)。別号は螺舎(らしゃ)、狂雷堂(きょうらいどう)、晋子(しんし)、宝普斎(ほうしんさい)など。江戸堀江町で、近江国膳所藩御殿医・竹下東順の長男として生まれた。延宝年間(1673年 – 1681年)の初めの頃、父親の紹介で松尾芭蕉の門に入り俳諧を学ぶ。はじめ、母方の榎本姓を名乗っていたが、のち自ら宝井と改める。蕉門十哲の第一の門弟と言われている。芭蕉の没後は日本橋茅場町江戸座を開き、江戸俳諧では一番の勢力となる。なお、隣接して、荻生徂徠が起居、私塾蘐園塾を開いており、「梅が香や隣は荻生惣右衛門」 の句がある。宝永4年(1707年)、永年の飲酒が祟ってか47歳で死去した。」出典より。

昨日「鬼の面かぶらないで 広がる注意「視野狭く危険」」という記事に目が止まりました(神戸新聞NEXT 2/2付け)。記事には「3日の節分には、鬼に扮(ふん)してお面を着ける人も多いのでは。だが近年、「顔にかぶると視野・視界が狭くなり危険」などと記された品が増えているという。(中略)理由は、視野が狭まった子どもらが転倒するのを防ぐため。節分用に限らず、露店などで売られるアニメキャラクターなどの商品も同様だ。製造会社のダイシン(東京)は10年以上前から、目の位置に穴は開けているが、顔に着けないよう注意喚起している。(後略)」とのこと。

画像は能面です。昔、展示室で能面の内側から外を見たことがありますが、視野が狭くなるどころではありません!足元がほとんど見えなかった記憶があります。能面をつけてよく舞台の上を飛び跳ねたり、時に小走りで動いたりできるものだと感心しました。能楽師の方はそれこそ修行に修行を重ね、練習に練習を積んで体で覚えておられるのでしょう。さて「鬼の面」ですが、被るのを禁止するくらいなら豆に付けなければ良いのにと思うのですが・・やはり節分の豆には「鬼の面」が必要なんでしょう。

ハラール」マークです。近所のカレー屋さん(バングラデシュ人経営)ではハラール食品を売っています。ハラール(許されている意)は食品だけではないようですが、ムスリムの人々にとってこのハラールマークは安全安心のマークと言えるでしょう。「鬼の面」の目の部分の穴を大きくすれば安全なお面になるような気がしますが、それだけでは安心が不充分なために「被り禁止」と表示するのでしょうか。

先日「リチウムイオン電池 発火事故、5年で倍増 」の記事を目にしました。製品事故・重大製品事故などの言葉が目に入ります。お面にしても電化製品にしても、製品そのものに問題(不良品・欠陥など)があればメーカーの責任です。使い方に関しては両者(使う人・メーカー)に責任があるのでしょうか?ハラール食品などは見てもわからないから認証マーク(ハラールマーク)を付けて誤った選択を予防していると思います。今回、安全安心な歯ブラシについて書くつもりが「枕」(前置き)が長くなってしまいました。歯ブラシについては次回、乞うご期待!

最後に豆まきについて。節分の字の通り季節の分かれ目で、冬から春に変わるのが今日(2/3)です。これはハロウィンも同じで「季節の変わり目」には邪鬼がこの世に降りてきて悪さをするようです。その邪鬼払いが豆まき(詳しくはこちら)。豆は「炒った大豆」を使います。魔を滅するので「まめ」です。

豆まきの手順を紹介します。1)炒った大豆を使う2)豆まきは夜に行う3)豆をまくのは主人・年男・年女・厄年の人4)「鬼は外福は内」と掛け声かけながらまく5)最後に豆を食べる(出典はこちら)。9280
https://youtu.be/CwzjlmBLfrQ