BBTime 546 アマゾン脱出!

「あたたかき十一月もすみにけり」中村草田男

先日(11/29)の桜島、まさに小春日和。解説には『昔から、この句が好きだ。なんということもないのだけれど、心がやすまる。実際に今年の十一月も暖かかったが、そういう事実を越えて、何か懐かしい響きを伝えてくれる句だ。意図的に使われている平仮名の、心理的な効果によるものだろう。字面は詠嘆的なのだが、詠嘆がまといがちな大袈裟な身振りを、やわらかい平仮名がくるんでしまっている。ほど良い酔い心地。そんな感じもする。そしてちょっびりと、同時に明日からの「酔いざめの師走」が暗示されていて、そこがまた読む者の琴線に微妙に触れてくるのだ』(引用元)。解説には「ほど良い酔い心地」とありますが、地球温暖化を憂うに「酔い心地」とは言っておれません。掲句は11/3掲載「BBTime 543 Disaster」でも引用しております。今回、ほんの僅かでも温暖化阻止に貢献したいと思いつつ・・コーヒーについて。

先月からウエーブ式ドリッパーを使っています。それまでは紙フィルターの横と下を折ってドリッパーにセットするタイプでした。このウエーブタイプの方が美味しいです。紙フィルターが残り少なくなってきたため近所のスーパーに・・このタイプはありませんでした。アマゾンで頼めば少々送料がかかりますが数日で手元に届きます。ポチッとしようとして「待てよ」・・運送中にCO2排出するよな。ということで探しました、ハンズにありました。・・今回アマゾン脱出成功、温暖化阻止の僅かな一歩!

このドリッパーで何を淹れているの?・・「coffee county」の豆です。行きつけのパン屋「panis:パニス」で飲んで感動!コーヒーカウンティの豆を色々と飲むうちに、(この歳になって)やっと味の違いがわかるようになりました。今では毎朝起床後の儀式となりました。「次のおやつ」001クルミっ子とカウンティの珈琲、最高です。「次のおやつ」002プティ・ピエールにも好相性!「次のおやつ」003はcoffee countyの豆。

画像はcoffee countyのサイトから拝借。ちなみにBBTime 545 Epinard はこちら。写真だけですが、コーヒーどうぞ。皆さま、ご自愛の程ご歯愛の程。



お知らせ 2021/11/26

お知らせです。
いつも「connote.jp」を読んで頂きありがとうございます。
実はサーバーがサイバー攻撃を受け、現在復旧中です。
当面の対応策として「note」にアップしてゆきます。
connoteからnoteへ。
BBTime 545 Epinard:エピナール アップしています。
ここ数日で冬到来!です。皆さま、ご自愛の程ご歯愛の程。
カルノ

BBTime 544 Tirami su!

BBTime 544 Tirami su! ティラミス!
「立冬のクロワッサンとゆでたまご」星野麥丘人

今年の立冬は11/7、予報では最高気温24度。暖かい立冬になりそうです(やはりDisasterの始まりでしょう)。俳句はクロワッサンなのに画像はティラミス!・・先日(11/1)、ティラミスの生みの親の訃報を目にしました。今回はティラミスについてのお話。

記事によると『イタリアで、ティラミスの生みの親とされるアルド・カンペオル氏が死去した。92歳だった。Il Messaggeroが報じた』『カンペオル氏が暮らし、働いていたイタリア北東部ヴェネト州の知事は「アルド・カンペオル氏の逝去に伴い、トレヴィーゾヴェネト州)はその料理とワインの歴史において新たにもう一つの星を失った。同氏のレストラン経営者としての長い活動と『Alle Beccherie』(カンペオル氏のレストラン、Esquire)は、最高のおもてなし、質、礼儀を基盤とした何十年にもわたるトレヴィーゾのより良き伝統をつくってきた。彼の顔から笑顔が消えることは決してなかった」と哀悼の意を表した』(引用元)。

『まさにトレヴィーゾのカンペオル氏のレストランで1960年代にティラミスが初めてつくられたと考えられている。レストラン「Alle Beccherie」のシェフがバニラアイスをつくっているときに、卵と砂糖を混ぜたものにうっかりマスカルポーネを落としてしまったのがきっかけだとされている。その後、レストラン経営者とその妻がこれにサヴォイアルディ(フィンガービスケット)などを加えたという。ティラミスはイタリア語で「私を引き上げて」という意味。アルド・カンペオル氏は、50年以上にわたってティラミスの特許を申請していなかった。ティラミスのオリジナルレシピは、2010年になってイタリア料理アカデミーで公証によって登録された』(引用元)。ティラミスについてより詳しくはこちら

さてこの「ティラミス」最後にアクセントがあります。しかも意味は「私を引き上げて!」転じて「元気にして!」なんです。調べると『1990年代に日本に紹介され、あっという間にイタリアのお菓子の代名詞となった「ティラミス」は、ご存じの通り tiramisù と書きます。このようにつながって綴るとわかりませんが、実は立派なイタリア語のフレーズなのです』(引用元)。『Tirami su ! (ティーラミ ス!)どうでしょう?分解すると、 tira が「引き上げる、もちあげる」の動詞 tirare 、 mi は「私を」という人称代名詞。そして su は「上に」という意味になります。つまり「私を上に引きあげて」ということで、「私を元気にして」「私を励まして」といった意味のフレーズだったのです』(引用元)。

ちなみに冒頭のクロワッサン、フランス語で三日月の意味。由来は・・『1683年トルコ軍の包囲を打ち破ったウィーンで、トルコの国旗の三日月になぞらえたパン、クロワッサンを焼き上げたという伝承があるが、これは事実に反する』とのことで、より真実に近いのは『その頃ヨーロッパ中で最も権力のあったハプスブルク家のオーストリア宮廷では、全ての分野でヨーロッパ最高の職人を雇っていた。パン職人は、その頃最も評判の良かったデンマークのパン職人が担当していた。マリー・アントワネットがフランスに嫁いだ時、デンマークのパン職人も同行し、デニッシュペストリーの生地で作ったのが最初のクロワッサンだとされている』(引用元はwikipedia)。小生、クロワッサン好きです。新しいパン屋を見つけると、まずはクロワッサンで評価します。皆さま、ティラミスを楽しんだあとも、ご自愛の程ご歯愛の程。5700



ティラミスお替り!お替りはこちら「イタリアのティラミス」

BBTime 543 Disaster

BBTime 543 Disaster:大惨事
「あたたかき十一月もすみにけり」中村草田男

本日11/3で霜月は始まったばかりですが・・句の解説(1999/11/30)『昔から、この句が好きだ。なんということもないのだけれど、心がやすまる。実際に今年の十一月も暖かかったが、そういう事実を越えて、何か懐かしい響きを伝えてくれる句だ。意図的に使われている平仮名の、心理的な効果によるものだろう。字面は詠嘆的なのだが、詠嘆がまといがちな大袈裟な身振りを、やわらかい平仮名がくるんでしまっている。ほど良い酔い心地。そんな感じもする。』(解説より抜粋)。1999年から二十年余り・・今では!今回はイギリス開催中の「国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)」に絡めてのお話。

先日(10/27)アップされた動画は必見です。会議場に恐竜が現れてのスピーチ。内容は『皆さん、よく聞いてほしい。私は絶滅について、1つか2つのことくらいは知っているんだ。だから、あなたに話をさせてくれ。・・これは明らかなことだと思うが、絶滅に向かうことは悪いことだ。人間たちは自分たち自身も絶滅させるのか?それは、過去7000万年の間に私が聞いた話の中で、最も馬鹿げている。・・少なくとも、私たちは小惑星の直撃を受けた。あなたの言い訳は何なのだ?あなたは気候災害の責任者なんだ。しかしながら、政府は毎年、数千億の化石燃料に公的な助成金を費やしている。巨大な隕石への助成金として年間数千億ドルもの大金を費やすと想像してみたらよい。それが、今あなたたちがしていることなのだ!・・それらのお金で出来る他の全てのことに、考えをめぐらしてみてほしい。世界を見渡せば、貧困の中で暮らしている人がいる。(お金の使い道として)彼らを助けることの方が理にかなっていると思わないか。私には分からないが…このまま、人類の絶滅にお金を払っていくのか?・・ちょっと真面目に言わせてほしい。あなたは今、経済を立て直し、このパンデミックから立ち直るとても大きな機会を手にしている。これは人類にとって、大きなチャンスなんだ!・・だから、私の大胆なアイデアを披露しよう。絶滅を選ぶな。手遅れになる前に種を救おう。あなたたち人間が言い訳をするのをやめ、変わり始める時が来たのだ。ご静聴ありがとう。』(出典はこちら)。

これは人事(ひとごと)ではなく、全国民全地球人において、今から真摯に取り組み行動を開始すべきことです!もう、言われるまでもなく日々実践されている方も多いことでしょうが、追加してください。歯科医師からのお願いはズバリ「歯科治療の削減」です。歯磨き不足・メンテナンス不十分で奥歯にムシ歯ができました。歯科医院に行くと「ムシ歯ですので削って、型をとって、パラジウム合金の詰め物を入れます」・・残念ながら、毎日のようにこのようなこと(歯科治療)を行っています。この金属インレーが歯にセットされるまでに、どれほどの化石燃料が消費され温室効果ガスが排出されることでしょう。ムシ歯を作らなければ、この治療は発生しませんから排出量ゼロです。繰り返します、どうかムシ歯をつくらないでください。歯科においての温室効果ガス排出ストップにあなたも参加してください。お願いします!皆さま、ご自愛の程ご歯愛の程。5160




「It’s time for you humans to stop making excuses and start making changes.」

BBTime 542 ご歯愛の程

BBTime 542 ご歯愛の程
「いちまいの皮の包める熟柿かな」野見山朱鳥

この時節、好きな句です。解説には『掌に重い熟した柿。極上のものは、まさにこの句のとおり、一枚の薄い皮に包まれている。桃の皮をむくよりも、はるかに難しい。カラスと競い合うようにして、柿の熟れるのを待っていた我ら山の子どもは、みんな形を崩さずに見事にむいて食べたものだった。山の幸の濃密な甘味。もう二度と、あのころのような完璧な熟柿を手に取ることはないだろう。往時茫茫なり。なお、この句には、同時にかすかなエロスの興趣もある。『曼珠沙華』所収』(解説より)。先日スーパーの「おつとめ品コーナー」に熟柿を見つけ即購入。この歳になって熟柿の無駄のない、手を汚さない食べ方を発見しました(笑)。注意深く水洗いして、そのまま(皮を剥かずに)しゃぶりつく!今回はご自愛ならぬ「ご歯愛」について。

吹く風が冷たくなるこの季節、患者さんの主訴(しゅそ:主な困り事)でよく耳にするのが「しみる」です。冷たいものを口に含むとしみる、風が当たるとしみる、歯を磨くとしみる等々。「しみる」と聞いてまず思うのが・・「当たり前ですよ、歯は生きてますから」・・もちろん言いはしませんが。ご存じとは思いますが、歯は生きています。人体の中でもっとも硬い部分ですが、血が通い神経も通っています。ゆえに「しみる」を感じるのです。

日頃「歯は生きている」「血が通い神経が通っている」をさほど感じずに生活しておられると思いますが、歯は生きています。歯のみならず、歯を支える顎の骨や骨を覆う歯茎(歯肉)ももちろん生きています。あなたの歯にもっと愛を!「ご歯愛(じあい)の程」の意味するところです。

もちろん日常生活に支障が出るほど「しみる」場合は治療します。軽度なら「しみ止め」でコーティングしますが、日々の歯磨きによってコーティングは剥がれ再発します。楔状欠損や重度の「しみる」場合は、ムシ歯治療と同じように表面を削って詰める処置をします。ヒトの体は10万年前とほぼ変わっていないそうです。10万年前のヒトが氷水を日頃、口にしたでしょうか?過度な温度の食べ物・飲み物、過度な味付けの料理、砂糖のふんだんに入った食べ物を口にしたでしょうか?ヒトの体は狩猟採集で食物を得ていた頃とほぼ同じです。歯も生き物、いたわってやってください。皆さま、ご自愛の程ご歯愛の程。4080

BBTime 541 株を守る

BBTime 541 株(くいぜ)を守る
「やすませてもらふ切株冬あたたか」宮澤ゆう子

先日、都城市内の公園で発見!思わず「ウサギには読めないのに」と思いました(笑)。そうです、北原白秋の「待ちぼうけ」。まずは、句の解説『座ることができる大きさの切株とは、どれほどの樹齢なのかと調べてみると、松の場合、直径10センチで樹齢50年、40センチで100年~200年が目安という。大きな切株であればさらに樹齢を重ねており、掲句の「やすませてもらふ」に込められた擬人観もたやすく理解できる。大木であった頃に広げていた枝に羽を休める小鳥や、茂る葉陰を走り回っていたリスは消えてしまったが、今では旅人が憩う切株として姿を変えた。本格的な冬を間近に控えた明るい空気のなかで、数百年を過ごした歳月に、今腰掛けているのだという作者の背筋の伸びるような思いが伝わる。長い時間をかけ大木となった幹はあっけなく切り倒され、年輪をあらわにした切株となり果てた。とはいえ、無惨な残骸とはならず、あたたかな日を吸い込みながらまた長い時間を過ごすのだ。『碧玉』(2009)所収』(解説より)。ちなみに今年の立冬は11/7、半月余りのフライング、ご容赦の程。

切株注意の立て札はこの公園の片隅にあります。さて1924年大正13年発表の「待ちぼうけ」・・その歌詞は『1)待ちぼうけ、待ちぼうけ ある日せっせと、野良稼ぎ そこに兔がとんで出て ころりころげた 木の根っこ 2)待ちぼうけ、待ちぼうけ しめた。これから寝て待とうか 待てば獲物が驅けてくる 兔ぶつかれ、木のねっこ 3)待ちぼうけ、待ちぼうけ 昨日鍬取り、畑仕事 今日は頬づゑ、日向ぼこ うまい切り株、木のねっこ 4)待ちぼうけ、待ちぼうけ 今日は今日はで待ちぼうけ 明日は明日はで森のそと 兔待ち待ち、木のねっこ 5待ちぼうけ、待ちぼうけ もとは涼しい黍畑 いまは荒野(あれの)の箒草(はうきぐさ) 寒い北風木のねっこ』(引用元はこちら)。

この方が「韓非:かんぴ」。その著書「韓非子」に出てくる「守株待兔:しゅしゅたいとくひぜをまもりてうさぎをまつ)」からヒントを得て歌詞「待ちぼうけ」は作られました。「守株待兔」から「守株:しゅしゅ」という言葉が生まれました。・・その意味は『本来は、古い習慣に確執し、全く進歩がないこと、また、臨機応変の能力がないことの意味であり、韓非はこの説話を、古の聖人の行ったような徳治を行うべきだという儒家の主張を批判し、「昔の統治方法をそのまま用いるのではなく、時代に合わせて変えるべきだ」という文脈で用いた』とのこと(wikipediaより)。

「待ちぼうけ」を耳にするといつも思います。歯科医師は「待ちぼうけ」の農夫と同じではないのか?診療所の中にいて「ムシ歯ができました」「歯が痛いです」「・・」などの困っている人を待っています。他の病気ならいざ知らず、ムシ歯はほぼ完全に回避できる唯一の病気です。なぜ切株を撤去しないのか?撤去できないのなら冒頭の画像のように立て札を立てないのか?・・いまだに「転げた兔」を待っているような気がするのです(自戒をこめて)。来年夏を目標に「切株撤去」すべくシステムをすたとしようと画策中です。ではでは皆さま、切株にご注意!ご自愛の程ご歯愛のほど。2510



追加:守株については「BBTime 073 新嘗祭:にいなめさい」に書いておりました。是非こちらもどうぞ。

BBTime 540 サトウとは(歯)

BBTime 540 サトウとは(歯)
「恋びとよ砂糖断ちたる月夜なり」原子公平

先日(10/4)、朝日新聞「折々のことば」に目が留まりました。『「何も考えずに楽な姿勢をとれること」は、健康な人が持つありがたい機能なのである。山本健人 人は自分の全身を見ることができなくても、その容量(ボリューム)は熟知していて、それを動かしたり横たえたりする時も、無意識にいろんな関節や筋肉を操っていると外科医は言う。体はかなり重い物体でもあるのに、眠っている間もたえず寝返りを打って、床ずれしないようにしている。体が黙って判断し動いていてくれるから、人は別のことに集中もできる。『すばらしい人体』から。』(10/4日付)

このコラムにある「寝返り」のみならず、人体にはすばらしい機能が盛り沢山です。本「すばらしい人体」には唾液の話も出てきます。機能のひとつに「緩衝能:かんしょうのう」があり、それは『唾液緩衝能とは、口腔内のpHに変化が起きたとき、唾液が正常な範囲に口腔内を保とうとその変化に抵抗するはたらきのことである。口腔内のpHは安静時に6.7~7.6と中性(pH7)に近い数値を示すが、飲食物摂取や口腔内にいる酸生産性をもつ細菌が酸を産出するなどして変化することがある。これに対して唾液は緩衝液として作用して、口腔内環境を守る』(引用元)。床ずれを防ぐ寝返り同様、歯を酸から守る機能がしっかりあるんです。にもかかわらず、なぜムシ歯になるのか?その原因のひとつは「サトウ」です。

サトウの歴史は古く・・『砂糖の歴史は古く、その発明は2500年前と考えられている。インドからイスラム圏とヨーロッパへ順に伝播してゆき、植民地に開拓されたプランテーションでは、多数の奴隷を働かせることで生産された。19世紀末になると「高級品」ではなく、一般に普及する食品となり、20世紀以降になると、地球規模で生産調整が行われるようになった』(wikipediaより)。日本においては・・『日本には奈良時代鑑真によって伝えられたとされている』『江戸時代初期、薩摩藩支配下の琉球王国では、1623年儀間真常が部下を福州に派遣して、サトウキビの栽培と黒糖の生産法を学ばせた。帰国した部下から得た知識を元に砂糖生産を奨励し、やがて琉球の特産品となった』(wikipediaより)。その後、少々飛びますが・・『1939年には一人当たり砂糖消費量が16.28kgと戦前の最高値に達し、2010年の消費量(16.4kg)とほぼ変わらないところまで消費が伸びていた。しかしその後、第二次世界大戦の戦況の悪化にともない、砂糖の消費量は激減し、1945年の敗戦によって、砂糖生産の中心地であった台湾や南洋諸島を失ったことで、砂糖の生産流通は一時大打撃を受け、1946年の一人あたり消費量は0.20kgまで落ち込んだ。その後1952年に、砂糖の配給が終了して生産が復活し、日本の経済復興とともに再び潤沢に砂糖が供給されるようになった』(wikipediaより)。

ふんだんに摂取できるようになったのは、つい最近のことです。その変化(砂糖大量摂取)にヒトの体が対応できていないのです。四十年も前のこと、叔父が「私が若い頃、ムシ歯は文明病だから、ムシ歯になると自慢していた」言っていたことを、ふと思い出しました。唾液の持つ緩衝能を活かすには、食事(おやつも含む)の回数を減らすことをオススメします。食後に水でのうがいも良い方法です。では皆さま、ご自愛の程ご歯愛の程。1210



追加:俳句の解説です。『このときの作者は、おそらく医者から糖分を取ることを禁じられていたのだろう。だから、月見団子も駄目なら、もちろん酒も駄目。せっかくの美しい月夜がだいなしである。そのことを「恋びと」に訴えている。とまあ、自嘲の句と今日は読んでおきたい。そして、この「恋びと」は具体的な誰かれのことではない。作者の心のなかにのみ住む理想の女だ。幻だ。そう読まないと、句の孤独感は深まらない。「恋びと」と「砂糖」、「女」と「月」。この取り合わせは付き過ぎているけれど、中七音で実質的にすぱりと「砂糖」を切り捨てているところに、「感じがいいなア」と思わせる仕掛けがある。つまり、字面に「砂糖」はあるが、実体としてはカケラもないわけだ』(解説より抜粋)。

BBTime 539 ワインとは(歯)

BBTime 539 ワインとは(歯)
「月の夜のワインボトルの底に山」樅山木綿太

先日、酒屋さんでボジョレーヌーボを予約してきました。今年の解禁日は11/18(木)。ワインの記事を見つけました。記事『「ワイン離れに歯止めがかからない」フランス人が代わりに飲み始めたもの』・・ここ百年程で消費量が約三分の一に減少したとのこと・・『フランスで1人当たりの年間ワイン消費量の統計をとるようになったのは、1850年のことだ。当時の消費量は多く、年間平均約121リットルで、ミディアムサイズのグラス(175ミリリットル)で1日に2杯近い量だった』(記事より)。『ところが1960年代にそうした状況は急速に変化を遂げ、収入が増えるにつれ、食生活も大きく変わっていった。ワインの消費量が減少しはじめたのは、この時期である。1980年を迎えると、1人当たりのワイン消費量は年間約95リットルにまで減り、1990年には71リットルに、そして2000年にはたったの58リットルにまで減った。つまり20世紀のあいだに、ワインの消費量は半減したことになる。今世紀に入っても減少傾向は続き、最新のデータでは年間約40リットルで、1926年の記録を70%も下回っている』(記事より)。

しかも他のアルコール飲料においても同等のようです・・『この傾向はあらゆるアルコール飲料に当てはまる。ビール、蒸留酒、シードルも消費量が徐々に減っているのだ。これに対して、1人当たりの消費量がいちばん伸びている飲み物は、ミネラルウォーターと湧き水を使用したスプリングウォーター(1990年からほぼ倍増)、フルーツジュース、炭酸飲料で、いずれもアルコールを含まない』(記事より)。

歯科で「ワイン」と関係があるのは赤ワインによる着色です。着色のことをステインと呼び、PMTC(プロによる機械での歯のクリーニング)によって取り除くことができます。タバコのヤニ取り歯磨きなどを使ってご自分で除去も可能ですが、歯の表面を傷付ける可能性が高いのでプロ(歯科衛生士)にお任せあれ。

着色の主犯はタンニンです。タンニンによる着色はお歯黒と同じような理屈ですので、ムシ歯予防の観点から見ればプラスですが、やはり歯は白い方がベターでしょう。着色を避けたい方は『歯の表面の乾燥もステインがつきやすい原因なので、色の濃い飲み物や食べ物を口にする前後にお水を飲むのは効果的です』『歯科医院でのメンテナンスもおすすめ。むし歯や歯周病予防のための定期的な通院とあわせてステイン対策を取り入れるといいでしょう』(引用元はこちら)なども参考になさってください。

ある時、英会話の先生(アメリカ人)と「20年経たないと価値がわからないものは?」との会話で彼の答えは「WINE」。仮に20年寝かす必要のあるワインなら、はじめの20年は忍の一字で抜栓せずに買い続け、21年目からは毎年飲めるとのこと。理屈は御もっともですが・・ムシ歯予防について話していた時のひとこまでした。20年と言わず、永久歯ならば六歳から生え始め、歯の大切さ・歯が白い(金属の詰め物がない)ことの価値を本人が実感し、歯を守るようになるのは高校生からだとしても丸十年かかります。ちなみに十年後に花開く(飲み頃)ワインは結構力のあるワインです。

タンニンや丸十年の時について考えながら飲んでも味わえないでしょう。飲んでから考えるとして、秋の夜長に赤のみならず白も楽しんでください。では乾杯!A votre sante!(あなたの健康をお祈りします)。皆さま、ご自愛の程ご歯愛の程。9360



追加:おっと句の解説を忘れておりました。『人がワインを手にしたのは古代メソポタミア文明までさかのぼる。醸造は陶器や革袋の時代を経て、木製の樽が登場し、コルク栓の誕生とともにワインボトルが普及した。瓶底のデザインは、長い歴史のなかで熟成中に溶けきらなくなったタンニンや色素の成分などの澱(おり)を沈殿させ、グラスに注ぐ際に舞い上がりにくくするために考案されたものだ。便宜上のかたちとは分かっても、ワインの底にひとつの山を発見したことによって、それはまるで美酒の神が宿る祠のようにも見えてくる。ワインの海のなかにそびえる山は、月に照らされ、しずかに時を待っている』(解説より)。祠:ほこら

お替り:ワインの瓶の底の山(パント)についての蘊蓄です。『パントはキック・アップとも呼ばれる、瓶の底のへこみである。その目的について一致した説明は無い。以下によく使われる説明を挙げる。パントが大きいワインは良いワインの印である。古い吹きガラス時代の名残で、吹き口をつけた跡である。瓶を倒れにくくするためである。底が平らな場合、小さな誤差でも不安定になる。くぼみはこれを解消するために付けられたものである。沈殿した澱を底にため、グラスに流れ込むのを防ぐためである・・・』引用元はこちら「BBTime 061 知る人ぞ得」をどうぞ。

BBTime 538 残るは食欲

BBTime 538 残るは食欲
「毎日が老人の日の飯こぼす」清水基吉

本日(9/20)敬老の日。解説には『季語は「老人の日(敬老の日)」で秋。1951年(昭和二十六年)から始まった「老人の日」が、「敬老の日」として1966年(昭和四十一年)から国民の祝日に制定された。当たり前のことながら、高齢者にとっては「毎日が老人の日」だ。子供や若者とは違って、高齢者は否応無く日々「年齢」を意識して生きる存在である。老人を対象としたホームヘルパーなどが使う用語に「生活後退」があるが、これは高齢者・障害者など生活障害がある人々の衣食住を中心とした「基本的な生活」の局面で現れる生活内容の貧困化、悪化及び自律性の後退である』(解説より)。・・ところが「サンデー毎日」とはならないのが今様。そこで「残るは食欲」についてのお話。

新聞記事「高齢者4人に1人が労働者 総務省推計、65歳以上人口が29%超に」(朝日新聞9/20付)内容は『総務省は20日の敬老の日に合わせ、2015年の国勢調査を基にした高齢者の人口推計を公表した。65歳以上の人口は前年より22万人増えて3640万人、総人口に占める割合(高齢化率)は29・1%となり、それぞれ過去最高を更新した。政府が「生涯現役社会」を目指す中、高齢者の就業率は25・1%と初めて「4人に1人」に達した』(記事より)。大まかには人口の三人に一人が高齢者で、働く人の四人に一人が高齢者だということ。と言うことは、もはや多くの高齢者にとって「サンデー(休日)毎日」ではなく、それぞれの事情で仕事現役であり、一方で社会のいろいろなモノの三分の一は高齢者向けでないと受け入れられないということです。

阿川佐和子著「残るは食欲」に『書名ともなった「残るは食欲」というのは、そもそもだいぶ昔に悪友、ダンフミが呟いた言葉だ。「愛欲と物欲を捨てた今、自分と俗世を結ぶ唯一の絆は食欲のみ」うまいことを言う女優だと感心した。感心はしたけれど、私はそこまで欲を捨ててはいないと自認した。』(あとがき)

おっしゃる通り!御意。食欲は最後まで現役です・・と言うことは口のメンテナンスも生涯必要となります。定期的メンテを是非!月に一回がオススメです。・・とは言え「わかっちゃいるけど」も事実。そこで少しでも皆さまの背中を押すべく、次の一歩ならぬ「次のおやつ」をご紹介。月一(つきいち目標)で取り上げますので、いつまでも「美味しい」を味わいたい方「残るは食欲」の方、是非お試しください。「次のおやつ」001は9/30クルミの日に敬意を表して「クルミッ子」です。

画像のようにクルミのふんだんに入ったキャラメルを挟んだ焼き菓子。ネットでは「切り落とし」も購入可能です。鎌倉紅谷(べにや)のクルミッ子、是非ご賞味あれ。インスタにはアレンジレシピとして「スーパークルミッ子:トースターで3分ほど温めてからカットしたバターをのせるだけ。とろけるキャラメルとバターのコクがたまりません」と投稿あり。こちらも是非お試しあれ!ではでは、ご自愛の程ご歯愛の程。5480



https://youtu.be/4ZnSzleli54

BBTime 537 スゴーひろみ

BBTime 537 スゴーひろみ
「山ごーごー不安な龍がうしろに居り」阿部完市

突然、郷ひろみの笑顔で驚かれたのでは?再度タイトルを見ると・・(笑)。句の解説には『無季ではあるが、「山ごーごー」は荒れる冬山に通じる。しかも「不安な龍」とくれば、ちょうど1999年の年末期にも通じる。二十年以上も前に作られた句だから、もちろん2000年問題が意識されていたわけではない。が、なんだか今日の事態を予言したような句に見えてきてしまう。その意味でも、怖い作品だ。明けて2000年。何が起きるのか、何も起こらないのか。誰にも予測はつきかねるが、一つ言えることは、この「不安」の種は人がみずから蒔いたものであるということだ。この事実だけは動かない。したがって「山」も「龍」も、その責を負うわけにはまいらない。「自己疎外」という懐しい哲学用語が、極めて具体的によみがえってきた世紀末。単なる数字の行列を横切るだけで、過去これほどまでに社会的な不安が際立ったことはない。人間もたいしたことはないなと、いまごろは「山」も「龍」もがあざ笑っていることだろう』(解説より)。いやいや「不安な龍」がコロナ感染症だとしたら・・まさに今でしょ!『誰にも予測はつきかねるが、一つ言えることは、この「不安」の種は人がみずから蒔いたものであるということだ。この事実だけは動かない。』・・今回は人の未来も「自ら」であるとのお話。

先日(9/6)毎日新聞を見ていたら・・記事「生きることは努力すること」に目が留まりました。以下抜粋です。「あまり変化をいとわないタイプ。進化するためには変化するしかない。変わりたくないと思ったら、時代に取り残されていく。変わることへの恐怖心は抱いても、勇気のほうが上回る。褒め言葉でよく『変わらないね』と言われますが、一番変化しているのは僕なんです」(記事より)

芸能活動を休止し、46歳だった2002年にニューヨークに渡り、3年間、ボイストレーニングのレッスンを重ねた。「(留学は)大きかった。基礎を手に入れたから、今応用ができている」(記事より)


そして驚くべきは歯磨きの回数だ。1日最低5回で、10~15分かけるというのだ。自己管理が徹底している。「僕は郷ひろみを続けている。『郷ひろみを続けていきたいのか。続けたくないのか』と思えば、していいこと、してはいけないことの取捨選択はできる」(記事より)・・トータル1時間以上の歯磨き、流石です!

そしてこうも言う。「生きることは努力をすることなんです。努力なくして、生きることにはならない。できるまでするのが努力。努力しないと、自分の思った人生は手に入らない。努力は苦しい。でも、努力は人を強くする」(記事より)
・・さすが郷ひろみ!スゴーひろみ!彼の言葉を借りれば・・「美味しいを続けていきたいのか。続けたくないのか」を思えば、しっかり歯磨きは続けられる。

繰り返します、さすが郷ひろみ。肌(皮膚)は、どんなにケアしても歳をとりますが、歯は歳を取らないのです。正確に言うと皮膚をはじめ体の他の部位に比べると、歯の歳の取り方(スピード)は極めて遅いのです。付け加えて、あなたの体の中で歯は「最高齢」!

おまけ:別の(キムタクですが)記事も。「「牛キムチ」を作っている際、甘みを付けるために「オリゴ糖」を入れた木村は、「ちなみに自分の家にはお砂糖、いないです、(全部)オリゴ糖で」と告白した。砂糖との違いについて、「糖分の量も全然違うし、オリゴ糖で甘みをいただくと、そっちのほうが体には間違いなくいいですよ」と説明した」(引用元)。やはり、多くの人を惹きつける人は、見えないところで「努力」しているんですね。最後に付け加えます。皆さまの「歯」は生えてきた時には、郷ひろみであり木村拓哉なんです。来月66歳になっても郷ひろみでいられるか否かは、日頃のケアの賜です。まさに「生きることは努力すること」。皆さま、ご自愛の程ご歯愛の程。0690



追加:『約50分の取材で郷さんは「郷ひろみ」と13回言った。オンもオフもなく、「人に見られている時のほうが楽。人に見られていない時のほうが大変。人が見ていなくても自分が見ている。『人が見ていないからこういうことをする』というのが嫌」とも』(引用元)。