八木重吉の詩その2「雲」
くものある日
くもは かなしい
くもの ない日
そらは さびしい
八木重吉(1898-1927)
*捉え方色々ですね。
Art dose not reproduce the visible, it makes things visible.
芸術とは、目に見えるものを複製することではなく、
見えないものを見えるようにすることだ。
(パウル・クレー スイスの画家 1879-1940)
(絵:士野精二 こちらへ)
八木重吉の詩その2「雲」
くものある日
くもは かなしい
くもの ない日
そらは さびしい
八木重吉(1898-1927)
*捉え方色々ですね。
Art dose not reproduce the visible, it makes things visible.
芸術とは、目に見えるものを複製することではなく、
見えないものを見えるようにすることだ。
(パウル・クレー スイスの画家 1879-1940)
(絵:士野精二 こちらへ)
自分の感受性くらいー茨木のり子その4(後半)
初心消えかかるのを
暮しのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった
駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ
*毎日言い聞かせるべく、
この詩を朗読します。
Don’t throw out the baby with the bath water.
不要なものと一緒に大事なものまで捨てないように。
ニコラ歯科スナップその12
今回、つくる際にイロイロとこだわりました。
例えば「トイレの蓋」
考えました。
「トイレの蓋は何のために?
蓋は必要?」
ニコラの結論は「蓋は不要」。
おそらく、蓋は昔の名残でしょう。
まだ、水洗でなかった頃、
「臭いに蓋をする、蠅の発生を抑える、
落下防止等々」
確かにホテルのバスルームでは蓋の上が
衣服やバスタオルの置き場所になります。
けど、トイレだけの空間にはさほど必要性を感じません。
もうひとつ考えたことが、
「便座をあげる時にどこを持つ?」です。
スターバックスなどのトイレでは、
男子専用便器がないことがしばしば。
多くの場合、便座は降りています。
揚げるためには、どこかに手をかける必要があります。
持つ場所はいろいろありますが、
あまり良い気はしません。
そこでニコラトイレには便座開閉ボタン付きです。
ちなみに、蓋を外したあとにつける器具も
ちゃんとあります。
イタリアンレストラン「Il cipresso」
鹿児島市の繁華街天文館の通称グルメ通りに、
ristorantino Il Cipressoが今月初旬にオープンしました。
シェフもマダムも約12年間のイタリア在住を経ての帰国開店です。
まさしく、先週覚えた英語フレーズ
「Take a bite. You’ll be amazed!
一口どうぞ、アッと驚きますよ!」 でした。
先日、ニコラ歯科の完成打ち上げを新スタッフ交えて開きました。
乾杯前に少々緊張の方もいらっしゃいましたが、
最高のパーティでした!
美味しい料理、良い雰囲気の空間、良き仲間。
これで、楽しくないはずがありません。
このパーティ前に数回足を運びましたが、
正真正銘の「癒しの一口」でした。
たった一匙(ひとさじ)のスープが、料理が、
これほどまでに沁み入るとは・・。
チプレッソの一匙は、
胃に沁み入るのではなく、心に沁みるのです。
「腸(はらわた)に春滴るや粥の味」は漱石の句、
まさしく、胃のみならず腸にも、心にも、
届くのが「チプレッソ」の料理です。
チプレッソとはトスカーナ州特有の「糸杉」のことで、
アロマに詳しい方は
「サイプレス:cypress:西洋ヒノキ」でご存じかも。
是非一度、とは言いません。
二度でも三度でも
「心に沁みる料理」を味わってほしいと思います。
これがプロの味なんだ、と思わせてくれる料理です。
ニコラ歯科のスナップーその11
グランドオープンから一週間が経ちました。
お客さんはポツリポツリです。
ところで、今回「オープンおめでとう!」との
言葉を頂きました・・。
お祝いの言葉や花を贈ってくださった方々には、
大変、失礼とは思いますが、
本音は「今は、おめでたくない!」です。
栗城という若い登山家の書いた
「一歩を越える勇気」という本があります。
多分、今彼はエベレストに再びアタック中だと思いますが、
まさしく、エベレストを目の前にした登山家の気持ちです。
目指す「頂」を、はっきりと見据えています。
ただ、その頂きへのルートは全く見えません。
今朝一歩踏み出すと、夕方に次の半歩、時に一歩(二歩目)が 、
初めて見えてくるという日々です。
その「頂」にたどり着き、無事ベースキャンプに帰ってきたら、
「オメデトウ」です。
この登頂において「今回天候不順にて、体力・装備が不足して、
また来年再挑戦」は、ありません。
何としてでも登頂成功、無事帰還せねばならないのです。
やります!