メインとサブ:今、このことについて考えています。
メインとサブ:ここでのメインとは目的・ゴール・狙う行動。
具体的なメインとして「ワンスアマンス」
月に1回の口腔内のプロケアを受けることとしましょう。
サブとは、メインを後押しするもの、サポートするものとします。
例えば、そこそこ美味しいレストラン「カノート」があります。
来客数を増やすことをメイン(主たる目的)、
来店ごとのポイントカードがサブ(アシストするもの)です。
来客数を増やすには、味をあげ、サービスを向上させ、価格をそこそこに抑えれば
来客数は増えるでしょう。加えてポイントカード、マイレージなどがあれば
来客数増加に拍車がかかるでしょう。
時に、オモワクが一致しないことがあります。
お店の考えるメインとサブと、
お客の受け止め方が一致しないことも多々あるのです。
おいしいパスタ屋さんのお店側メインは「美味しいパスタ」、
ところがお客側メインは「待ち時間が短い」だったり
評判の歯科診療所側のメインは「しっかりとした診療」、
患者側メインは「女性スタッフが美人ぞろい」などなど
話をもどします。
「ワンスアマンス(=月1回のPMTCでの来院)」を増やすためにどうするか?
「ワンスアマンス」増加・定着をメインとするならば、
どのようなものがサブとなるのでしょう。
治療での来院時に、メンテナンスの必要性を話す、院内新聞を作って配布する、
無料セミナーなどが考えられます。
しかし、果たしてそうなのでしょうか。
ワンスアマンスでプロケアを継続的に受ければ、口腔内の健康を保つことができ、
美味しい生活が維持できる、だから来月も通います、
なんて方は果たして何%でしょう。
おいしいパスタ屋さんの常連客にとっては、
何回か通ううちに「おいしいパスタ」は当たり前になります。
はじめは「おいしいパスタ」がメインであっても
じきにメインではなくなります。
分かりにくい文章になりましたが、ワンスアマンスのための
ひつような「サブ」は何か?ということを考えています。
逆を考えてみます。
日南市富土(ふと)に焼き魚定食が評判の海沿いのドライブインがありました。
道路整備の名の下に海岸線のクネクネ道がトンネルが多いよりまっすぐな道に変化していきました。当然、車の流れが変わります。
ついに店は閉じられました。
お店は50年の歴史であったため、道路以外の理由があったのかも知れませんが、
人の流れが変わったことも原因でしょう。
その店の客にとっては「道沿いで便利が良い」がメインで「美味しい」はサブ、
だったのかも知れません。
「メイン」と「サブ」に分けて物事を捉える、
メインよりも、ひょっとすると「サブ」の方が大きな要因であるのかも知れません。
「ワンンスアマンス」=月1回のプロケア受診実現・普及・定着に必要な
「サブ」を考え中です。
ZUPPA DI PESCE のメイン料理
追記:どの職種でも「メイン」はその仕事に直結していることが多いので、
色々と考えやすいと思います。かたや「サブ」は、
おそらく別のフィールドに属する内容であるような気がします。
よって、良いアイディアが出にくいのかも・・・