若返りの水:逆井水:さからいみず

若返りの水:逆井水:さからいみず

「花よ花よと老若男女歳をとる」池田澄子(3/18掲載)

エビアン、リブ ヤング」が「エビアン エビアン」と聞こえましたか?
ところで、養老の滝って本当に岐阜県養老町にあるんですね、知りませんでした。
しかしながら句の通り歳をとるのが真実です。
今回、若返りの水関連の小説をご紹介。「逆井水」はちょっとエロっぽいお話
朱川湊人の文庫本「いっぺんさん」に収録されています。
実は、この文庫本のタイトル「いっぺんさん」が超オススメ
ラストは涙そうそう・・・
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ごめんなさい、この「いっぺんさん」を紹介したくて
エビアンにこじつけて書きました。
騙されたと思って「いっぺん」読んでみて下さい!
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感涙で心が若返ります。

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B.B.Timeスタート:音楽は白い歯を救う!

B.B.Timeスタート:音楽は白い歯を救う!

「音楽で食べようなんて思うな蚊」岡野泰輔
音楽で磨こうなんて思うぞ歯!

B.B.Timeとはノリの良い音楽に合わせて歯を磨こうと言うもので、
イメージとしてはラジオ体操の歯磨き版です。
活用法としてはスマホがベター
歯磨きする時にアクセスして頂き画像(YouTube)を楽しみながら
歯を磨きましょう、ハミガキを楽しく継続しましょうが狙いです。

徐々にシステム化していくつもりです
登録されたスマホに配信(週毎に更新:1回/週)する
登録してくださった人々がご自分の白い歯を守ることをゲーム感覚で競う
歯を守ることが、美味しいを味わうに直結する・・・

はじめの一歩でまずはBBTimeスタートです。
栄えある1曲目は Billy Prestonの歌う、Nothing From Nothing(二分半)です。
(この動画にiPhoneからジャンプ不可でした、次の候補はこちらとかこちらです)

何も無いところから何も生まれない!
非常にシンプルな歌詞です
白い歯を守る為に、まずは歯を磨きましょう!

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bbtime1:nothing from nothing
bbtime2:BILLY PRESTON どんな人
bbtime3:この曲は
bbtime4:歌詞の意味は
bbtime twitterはこちら
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btime next 次の曲は Iko Iko です、お楽しみに!

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明石屋の証

明石屋の証:あかしやのあかし
世の中は三日見ぬ間に桜かな」大島蓼太
(おおしまりょうた:江戸時代中期・後期の俳人 1787年没)

あっという間に桜満開です
まさしく三日でこの世は変わります

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先日、嬉しいことがありました。
かるかん元祖「明石屋」玉里店での出来事

朝8時開店と思い8時半頃行ったところ、女性の店員さんが正面玄関を掃除中。
入ろうとするとブラインドが閉まっており、さすがに小生も開店前と気がつきました。急いでいたこともあり、また先方のリクエストが「明石屋の軽羹」であったため
意気消沈。おもむろに車に戻ろうとすると、その女性が
「8時50分開店ですが・・」と声を掛けてくださいました。
しばしやり取りのあと、希望の軽羹を手にお店をあとに(喜)

職場の朝礼で読む冊子にはよく出てくるような話ですが、
実際体験すると、心から感動します!
思わず心の中でつぶやきました
「さすが!これぞ明石屋の証!」
感謝感激
因にその時に買った軽羹は、餡無しの軽羹
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やはり明石屋の軽羹です。

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カワズノメカリドキ

カワズノメカリドキ:蛙の目借時

漫画読む鬚の青年めかり時」沢木欣一

呪文のようなこの言葉は、ちゃんとした季語で
「春眠不覚暁:春眠暁を覚えず」に似た意味。
この季節、布団の中は本当に心地よいものです

しかし、いつまでも寝ている場合ではありません
鹿児島では本日開花宣言でした
目を覚ましましょう!

時期は過ぎましたが、この季節になると次の詩を思い出します
タイトルより本文のほうが短い詩です。

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蛇足ですが「ヒゲ」には三つの漢字があります
「髭(くち)」「髯(ほほ)」「鬚(あご)」
こちらのヒゲもどうぞ

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春の味堪能!

春の味堪能!「かんまち商店」

「がらがらとあさりを洗ふ春の音」 細見綾子

久し振りに困る店の「かんまち商店」に足を運びました。
駐車場が停めにくく五台のみ
昼は(恐らく夜はやっていない)待つので敬遠
などの理由で足が遠のいていましたが・・
(因みに本日は待つことも無く、駐車もちょうど五台目でした)

やはり美味、満足の海鮮ドン!でした

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店内すぐに浅蜊が箱の中にぎっしり
ミルガイがベローンと伸びています
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別のテーブルにはお惣菜
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春の味とは言えないでしょうが、春の音ならぬ味のお話でした。
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リラク消失、mariofarm誕生

リラク消失:mariofarm誕生

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先日報告後、再度リラクへ行ったところ・・
消失し、新店が誕生した模様です。
2号店は有ります)

看板には「朝引き鶏と、朝採り野菜の、備長炭串焼」との文言
おそらく、リラク関係者か仲間が携わっているのでしょう

これ以上の情報はないので、また調査に行ってきます!
少々お待ちを

春待つや寝ころんで見る犬の顔」土屋耕一

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リラク復活

らあめんのひとひら肉の冬しんしん」石塚友二
(今は春浅しですが・・)

オススメラーメン店「りらく」が復活(再開)したようです。
したようですと言うのは、まだ復活1号店で食事しておりません

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家族が復活を目撃したと言うことで、先日店前を通ってみました。
確かに営業しておりました、ところが
入り口のドアには「本日、貸し切りです」の張り紙

ラーメン屋さんを貸し切り
ラーメンパーティ?新メニューの発表会?
不思議です。

何はともあれ喜ばしい復活
近いうちに確認してきます
メニューも確認してきます

復活なのか、新生なのか?
楽しみ楽しみ

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御馳走か日常か

日本の御馳走、バングラデシュの日常

大学レストランカレーにほはす春浅く」山口青邨

実は小生、カレーが好きです。
近所のカレー屋さんを探索してます
今回、日本の御馳走カレーとバングラデシュの日常カレーについて

御馳走カレーは「チチビスコ
日常カレーは「ルポシバングラ

日本人が、おそらく日本人の嗜好に合わせて提供しているのがチチビスコ

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この味、量、値段、納得です。

方や、ルポシバングラ

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辛さの選択(1から10)はできますが、
恐らくバングラデシュでは普通のカレー
ただし、ナンは美味い!
地元では有名なパン屋「ダンケン」に完全に勝つ味
シェフや従業員はほとんどバングラデシュ人
そうそう、レジ横に置いてあるハーブ(無料の口直し)もオススメ
これだけを買って帰りたいくらい爽やかになります。

御馳走か本場の日常か、あなたならどちらに軍配を上げる?
一か月ほど食べ続けると結果は明らかかもしれませんが、
そんなことは非現実的

というわけで、引き分けかな。
今冬、食べに行って再認識したことを最後にひとつ
カレーを食すると推測ですが体温が上がります。
バングラデシュやインドでは、気温が高いゆえ
カレーで体温を上げ、結果、涼を感じるのではないでしょうか。
ですので、冬に食べに行くと、お店を出てから異常に寒く感じるので要注意

「新幹線待つ春愁のカツカレー」吉田汀史

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新サドル、新姿勢、新感覚

新サドル、新姿勢、新感覚

「松過ぎの自転車を踏む思ひかな」  藤田あけ烏

先日、愛車ブリヂストン・モールトン)のサドルを新調しました。これです

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ボントレガー(BONTRAGER)社のnebula plus

取り替えてもらった時に、ライディング姿勢についてアドバイスも頂きました。
おしりの位置を少し変えるだけで乗り心地、運転の感じがかなり変化します
驚きでした!

車ではあまり感じませんが、自転車ではハンドルの高さ、サドルの高さ、位置などの調整によってかなり乗り心地に違いを感じます。
加えて乗り方のアドバイスを頂くとはっきりと違いを体感します。
是非、専門店、可能ならばかなりオタクなショップがオススメ!
鹿大前の「茶輪子:ちゃりんこ」での出来事でした。

追記
新調サドルで松過ぎ寒風、苦にならず
ここだけの話ですが、マフラー・手袋にもまして防寒効果を発揮するのがマスク、
あったかいです!是非お試しあれ!!

Unknown

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熟柿:じゅくし

熟柿:じゅくし

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この時期になると密かな楽しみが熟柿です。
皮を剥くことはできませんので、ヘタをとってスプーンで食べます。
先日行きつけの八百屋さんから頂きました、もちろん美味でした。

熟柿を見ると思い出すのが次の句です。
「いちまいの皮の包める熟柿かな 野見山朱鳥:のみやまあすか」
掌に重い熟した柿。極上のものは、まさにこの句のとおり、一枚の薄い皮に包まれている。桃の皮をむくよりも、はるかに難しい。カラスと競い合うようにして、柿の熟れるのを待っていた我ら山の子どもは、みんな形を崩さずに見事にむいて食べたものだった。山の幸の濃密な甘味。もう二度と、あのころのような完璧な熟柿を手に取ることはないだろう。往時茫茫なり。なお、この句には、同時にかすかなエロスの興趣もある。『曼珠沙華』所収。(清水哲男)「増殖する俳句歳時記」より

別の人の解説には「柿」を「女」に置き換えると、また別の趣もあるとありました。
同感です!美味とエロスは脳の中の近い位置で興奮するのではないでしょうか(笑)熟成した赤ワインしかり、先日頂いたヌーボーしかり
最後に漱石の熟柿を紹介しておきます。

「日あたりや熟柿の如き心地あり」夏目漱石

不惑などという年令は、とっくのとうに過ぎてしまったのに、いまだに惑ってばかりいる。句のような心地には、ならない。いや、ついになれないだろうと言うべきか。このとき、漱石は弱冠二十九歳。あたたかい日のなかの熟柿は美しく充実して、やがて枝を離れて落下する自分を予知しているようだ。焦るでもなく慌てるでもなく、自然の摂理に身をまかせている。そんな心地に、まだ若い男がなったというのだから、私には驚きである。ここでは、みずからの充実の果ての死が、これ以上ないほどに、おだやかに予感されている。人生五十年時代の二十九歳とは、こんなにも大人だったのか。「それに比べて、いまどきの若い者は……」と野暮を言う資格など、私にはない。西暦2000年まであと二ヶ月。一年少々で、二十世紀もおしまいだ。「二十一世紀まで生きられるかなあ。無理だろうなあ」。小学生のころ、友だちと話したことを、いまさらのように思い出す。切実に死を思ったのは小学生と中学生時代だけで、以後は生きることばかりにあくせくしてきたようである。『漱石俳句集』(岩波文庫・1990)所収。(清水哲男)同じく「増殖する俳句歳時記より」

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