予防 2.0 ゆで卵からドーナツ

予防 2.0-022-1029 ゆで卵からドーナツ

以前、このブログでも書きました「ゆで卵理論
黄身が「治す歯科医療」で、白身が「守る医療」です。
(詳しくはこちらへ
このときは、いずれ分離すると考えていました。
内科診療所とスポーツジムのような関係、
病院や診療所でもらう薬とサプリメントのような位置づけ

今朝ふと思いました。
「治す医療=従来の治療」と「守る医療=従来の予防」
治療と予防とはドーナツのような関係ではないのか。
ドーナツの穴が、カリエスで出来た穴でありいわゆる歯科治療、
ドーナツの食べる部分、ドーナツ全体が守る医療すなわち予防です。
意味分からん、ドーナッてんの?
はい、つまり守る医療(予防)が大きく、
その中に治す医療(治療)を完全に含むのです。

ゆで卵理論の時は、予防と治療は分かれる、分けるべきだと考えていました。
黄身(治療)が徐々に小さくなり白身が増える、
最終的には分離すべきだと思っていました
予防を治療終了後のメンテと考えての発想でした
メタボの治療で内科に通っていました、ある程度改善したので
あとはスポーツジムで、のような考え方です。

予防ではなく守る医療と考えれば
ベースに有るのは「守る医療」であり、
「治す医療」は完全に守る医療に包含されるのです。

予防ではなく「守る医療」という認識、
ドーナツの穴とドーナツそのもの
ゆで卵のとの違いは?
黄身と白身は分けられても
ドーナツの穴とドーナツは分けることができません(笑)
皆様、いかがでしょうか?
個人的には「はらドーナツ」が好きです。

薄・芒・尾花

サプリメール すすき:薄
昨夜は十三夜でした。
鹿児島は見えなかったと思いますが、花火があがっていました。

「をりとりてはらりとおもきすすきかな」飯田蛇笏
このような表現が俳句の心髄なのでしょうか。
目の前に見事に情景が浮かびます。
お月様、すすき、だんご

So do I. 私も好きです。
本日28日、ニッコリハハハで上機嫌!

サプリメール再開と自動登録可のお知らせ

サプリメール再開と自動登録可のお知らせ

サプリメール再開しました。
サーバー変更にともない不可と思っていた自動登録が可能でした。
jam@pto.jp
へ空メール送ってください。
返事が来ますので四角内にニックネーム入れて登録してくださいませ。
健全な歯の育成にかけて「歯育」ならぬ「俳句」と、
英会話の今日の一文を紹介します。例えば

「いちまいの皮の包める熟柿かな」野見山朱鳥(のみやまあすか)
Can I have a bite now? 今、ひとくち食べてもいい?

是非あなたも!
サプリメールとはこちら

 

ヒゴイ1019「気骨」

ヒゴイ1019「気骨」
何と読みますか?
カルノは迷わずに「きこつ」と読んでいました。
子どもの漢字帳を見て「きぼね」とのルビ
マチガイミッケ!と言ったら、なんと正解
「気骨」にはふたつの読みとそれぞれの意味がありました。
「きこつ」自分の信念に忠実で容易に人の意に屈しない意気。気概
「きぼね」気苦労。心配
言葉とは骨の折れるものです。

Let’s clear up any misunderstandings.
誤解があれば、解消しておきましょう。

鮎は昔ナマズだった!

鮎は昔ナマズだった!
この時期、延岡市の五ヶ瀬川は鮎梁(あゆやな)のシーズンです。
塩焼き、味噌焼きなどありますが、やはりイチオシは塩焼き
鮎飯は美味しいですけど、鮎が少ししか入っていないのでパス。
塩焼きだけ頼んで、密かに持ち込んだおにぎりで(唾)
念のため「鮎」を漢和辞典で調べました。
驚きの事実が!
何と本来「鮎」の文字は「ナマズ」だそうで、
今でも漢字の本家中国では「鮎=ナマズ」で「アユは香魚」。

「鮎落ちて美しき世は終りけり」殿村莵絲子

本日18日「いつもハハハでイーハの日!」
*サプリメールを「8」のつく日(8.18.28)に御登録頂いたケータイに配信しております。
Will you join me? 君も来るかい?

予防 2.0 見える化

予防 2.0-021-1018 見える化

見える化、可視化
この言葉はいろいろな場面で見かけます。
時期はとっくに過ぎましたが
「秋きぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる」 藤原敏行
日本は古来「目にはさやかに見えねども」をいとおかしと捉えたのかも知れません。

ブログにも何度も書きましたが、
つい妬んでしまうのが「髪の毛」です。
爪もしかり
では、口腔内のプラークなどをどう可視化するか?
それは簡単!そうです
染め出せば良いのです。
ポケットを計ることで、数値化も出来ます。
ただし、染め出しにしてもポケットの検査にしても
来院後のことです。

伸びた爪を見れば、爪を切る行動を起こします。
伸び過ぎた髪の毛を見れば、床屋に行こうとなります。
プラークがたまったので「そうだ!歯医者に行こう」とはなかなか・・
プラークがたまったことが見えないからです。

いろいろな可視化が考えられます。
ダイレクトに見せる、数値化する
プラークの可視化のひとつとして「置き換える」を考えました。
プラークとは全く別のことと結びつけることでの「可視化」です
月イチもしくは二ヶ月に一回のPMTCをただ単に
30日後、60日後とするのではなく
その方(来院者)のイベントに合わせるのです。
紅葉狩り、芋鍋会、忘年会、女子会、同窓会、
旅行、結婚式、グルメツアー等々
女子会の前に歯をキレイにする
今度美味しいものを食べにいくのでメンテを受ける。

自身のことを考えてみてもそうです。
次、いついつにプレゼンがあるから床屋に行く
茶会で点前をするので髪を整える
もちろん、イベントなしで切ることもありますが。

けど、そんなにイベントはないわと言われたら?
大丈夫です、「旬」があります。
以前、飲み会でお坊さんと話した際に
「イカ刺し」が食べにくくなったら「歯医者に行く」と
そのお坊さんは決めているとのこと。なるほど
そこで旬を絡める!
例えば次回予約を十月に取りたいとしましょう
その頃はリンゴのおいしい季節ですね、
旬のリンゴを充分に味わうために「PMTC」
ジビエの季節ですよ、歯応えのある肉をあじわうためにも「PMTC」
ボージョレヌーボーの解禁ですよ
ヌーボーを十二分に堪能されたら、ステイン取りに「PMTC」

健康を維持することはQOLをアップしますよ、と歯医者に言われて
「そうだ、歯医者に行こう」とはなかなか・・
その人にとってのイベント(楽しいこと、優先順位の高いもの)に
絡めることで 二次的に、結果的に優先順位を高くする。
考えように寄ってはこの「置き換える」「こじつける」も
ひとつの「可視化」と言えるのではないでしょうか。

 

 

予防 2.0 シカの予約

予防 2.0-020-1016 シカの予約

ジビエの季節到来で鹿の予約(笑)
ではなく、歯科の予約について。

今や飛行機チケットやホテルの予約を
ネットで取ることは当たり前になりました。
ある時考えました
ホテルの予約と歯科の予約の違いは何?

ホテルや飛行機のチケットはまずひとりは確実に一人分です。
キャンセルがない限りお客さんは必ず来られます
一方、歯科はどうでしょうか
ひと枠30分としましょう
まず、全ての来院者の方がひと枠ではありません。
半枠でオーケーの処置内容もあれば、二枠、三枠必要な時もあります
ひと枠予約の方が30分遅れたら、
もはや無断キャンセルと同じです
技工物などが絡めば予約変更は複雑になります。

以上のようなことで、
ネットで予約を取る・取り消す・変更するは
ホテルやチケットとはかなり違うものとなります。
とは言え、来院者にとってネット予約は便利ですので
今後さらに進むでしょう。

しかし現場においてより一番重要なことは
きちんと予約を遂行してもらうことではないでしょうか。
そこで発想の転換、予約確認の重視!

以前、地元の青年会議所に所属していた時のことです。
月一回の例会への出席率を上げるためにあの手この手を考えました
その中で出たことが「いつ、例会への出席確認(催促)をすれば効果的か?」
その時の答えは「一週間前と一日前の二回」でした。
オープンカレンダーでは、任意に二回予約確認メールを送れるようにしてあります。
その昔「ハっと物忘れナくそうメール」で「花(ハナ)メール」として商品化しましたが、あまり咲きませんでした(苦笑)。
花メールはこちら

これは鹿ではなく豚ですが・・美味でした。
イル・チプレッソにて

 

予防 2.0 ワンスァマンス

予防 2.0-019-1015 ワンスァマンス:once a month
質問です。
あなたの日常の中で
ワンスァマンス(月に一回)で通うところとは?
生活する上で困ってはないのに、月一回足を運ぶところは?

床屋さん、美容院、病院、お稽古教室、ジム・・
なぜあなたはそこに通うのですか?
キレイになるから、薬をもらうため、自己啓発、シェープアップ・・

床屋さんは理由は簡単「髪が伸びたから」
病院は「病気だから」
お稽古は「習いたいから」
ジムは「お金払っているから(笑)」

PMTCを受けるために、月一回歯科に通うのは
「プラークがたまったから」
「きれいになりたいから」
「歯周病だから」と、歯医者ならば
すぐさま三つ四つ理由をあげることができます。

一般の人々はどうでしょうか?
言われれば理解は出来るけど、
「自宅で磨いています」「別に痛くないです」
「やはりお金かかるでしょ」

話は飛びますが、小学校の検診でいつも思っていたことは
「もったいない」です。
きちんと磨けば、このムシ歯はふぐことが出来るのに!
月一回のプロによる歯磨きを受ければ、守ることができるのに!
他の病気と違うことは、
生えてきた時は「完璧な歯」であり、
それを守ることも容易です。
多くの病気は、防ぐことは容易ではありません。
歯科予防のジレンマは「やるべきこと=月一回のPMTC」は容易でも、
その実行が困難なことです。

まだまだ、ワンスァマンスのハードルは高いのでしょうか?

僕は、だれの真似もしない

僕は、だれの真似もしない 前刀禎明:さきとうよしあき

先日この本を読みました。
最も印象深く残った下りが
小タイトル「iPodと白いイヤホンと日本人」の中の
「ずいぶんと大量の塩を送ったものです。」45頁

大量の塩?白?
印象深くと言うか、読後に頭に引っ掛かった箇所がここです。
これは正しい文章なのか?誤りなのか?

この前刀氏はライブドア創業者だそうです。
そう言えば、ホリエモンはもともとオンザエッジでしたね。
また、この人はスティーブとツーショットを撮った方です。

予防とネット:天網恢々

予防 2.0-018-1010
予防とネット「天網恢々:てんもうかいかい」

予防とネットは好相性だと常々思います
以前からウェブ専門家K氏(熊本市在住)と進めていた
オープンカレンダーのパワーアップを考えています。
オープンカレンダーとは
診療所のオープンと休みの表示
予約を取る・取り消す
予約確認メールの配信
顧客(患者さん)とのやり取り
などがメインの機能です。
そこで皆さんのご意見を!
予防推進・増患のためにはどのような機能が必要か?

診療所と顧客との絆を強くするにはどんな仕掛けが有効でしょうか?
ご意見お待ちしております。

追記「天網恢々疎にして漏らさず」
少々この意味を、間違って覚えていました。
悪いことをすれば必ず天罰が下る意、ですね。