胃と頭ーどちらがハラ減る?

ヌーボーを飲んだと思ったら、早くも明日は師走。
この時季浮かぶのがこの句
「流れ行く大根の葉の早さかな」高浜虚子
さて、今春4月から始めた「一日一食」も半年が過ぎました。

最近ふと思ったことがあります。
空腹を感じるのは「頭」と「胃」の両方です。
習慣的空腹を感じるのは「頭」
身体的に感じるのは「胃」

他の生理現象をみてみると
「渇」はおそらく「喉」のみ
尿意・便意も「膀胱と腸の身体」のみ
睡眠は「頭とからだ」

公共の場、公園や駅にあるのは
飲料水とトイレ
すなわち「渇」と「トイレ」

こう考えると「空腹」だけは他と違うのでしょうか。

 

ヌーボー2012

ヌーボー2012
もう飲まれましたか?
今年のヌーボー
ニュースによると今年は葡萄の生産量が
天候不順などが原因で20%も少なく40年ぶりの低水準になるとのこと。
ふと俳句に詠まれているかと思い検索すると・・ありました。
「神の留守ボジョレーヌーボーとさつまあげ」畑野武子
「ボジョレ・ヌーボー今夜は鍵を開けておく」鈴木砂紅

季語は「神の留守」、陰暦十月のことで冬の季語
個人的にはさつま揚げに合うワインは赤よりも白でしょうね。
ふたつ目の句の季語はヌーボーとのこと、
いつ頃から季語になったのでしょうか

ヌーボーの特徴はフレッシュさと澄んだキレイな色でしょうか
ボジョレーヌーボーは赤のみですが、
白のヌーボーもあります
マコン・ビラージュのヌーボー
これならさつま揚げにも合うかも


これは白のヌーボー

おまけのヌーボーはこちら

予防 2.0 はは中心か

予防 2.0 はは中心か

前回の「はは大切はは中心」をさらに考えます。
まず「歯」以外では?

すぐ近くの鼻:香水、ピアス
耳は:音楽、ヘッドフォン、ピアス
目は:メガネ、コンタクトレンズ、アイシャドー、まつげ
頭は:ヘアースタイル、帽子
肩は:スポーツジム
胃は:料理、腹筋
皮膚:化粧、スキンクリーム、エステ
手は:指輪、ネイル、手袋、腕時計
足は:靴、散歩、ウオーキング、ランニング、遍路、旅
目の追加:本、映画、動画、テレビ

歯は:健康、グルメ、話、会話、歌う、カラオケ、楽器、口紅、朗読、キス
我田引水ですけど「歯」はセンターかも
口や歯は、こんなにも多くの分野とつながっているのに・・

予防 2.0 はは大切はは中心

予防 2.0-027-1115 はは大切はは中心

ナゾナゾのようですが、
母大切、母中心
やはり家庭の中心は母でしょう。
さて歯は大切、歯は中心とも読めます。

今、「スマホでスマートにムシ歯予防」を考えています。
「歯」を中心に据えてみると結構面白いことになります。
いろいろなことが、言うならば生活全般がつながります。
歯と食
歯と美容
歯と健康
歯と会話
歯と歌
歯とスポーツ
となると
歯科診療所とレストラン
歯科医院と美容室
診療所と英会話教室、カラオケボックス、ジム・・

ひとりの人を中心に置くと
その人の行きつけのほとんどの店店が
つながる可能性があるように思えます。

はは中心!

予防 2.0 風が吹けば・・その4

予防 2.0-026-1113 風が吹けば・・その4
PNC-cycle ピーエヌシーサイクル

殴り書きで恐縮ですが画像を参照のほど
多くの初来院者の方は患者さんとして来られます:P=Patient
しかるべき処置(治療)を受けて問題解決   :N=Normal
メンテナンスのお客さんとして定期的に通院  :C=Customer
恐らく、この流れが主流でしょう。
腐心するのは、NからCへ導き、Cの人がcycleを習慣にしてくれることです。

前回その3に書いたように、P=患者さんは繰り返しではありませんが、
C=顧客はサステナブル、継続的です。
よって、次のようなことが考えられます。
P1(ひとり目の患者さん)が来院され、ノーマルになってC1へ
P2ふたり目の患者さんが来られ、C1の方がリピーター(サイクル)になると
P2+C1、その後さらに顧客Cが増えて行くと
P3+C1+C2・・さらに・・P4C1C2C3・・P5C1C2C3C4・・となって
治療枠よりもメンテ枠が大きくなります。
歯科医師の仕事よりも、衛生士の仕事が増えてきます。となると
より多くの衛生士のマンパワーが必要となり、チェアーも必要
となると、チェアー三台、歯科医師ひとり、衛生士ひとりだと無理?

予防を推進するためには、
1−来院者の多くがリピーターになってくれる
2−保険を絡めるとある程度の来院者数が必要となるので、チェアーも必要
3−さもなくば、自費のメンテナンスにするか

いやいや、こんなことを考えなくてもそこそこやっていける
言い換えれば、予防を推進しなければ、患者さんが来てくれるし、
治療という需要もある。
この考え方だと「まちぼうけ」的のような気がするのですが・・。

 

予防 2.0 風が吹けば・・その3

予防 2.0-025-1111 風が吹けば・・その3

治療と予防の大きな違いがあります。
基本的に治療は1回です。
現実的には数年に1回でしょうか。
補綴処置がその典型です
同じ歯のインレーが毎年春に外れると、
それは「下手」な歯科治療となります。
花粉症などは毎年発症しても患者さんは
耳鼻科にクレームをつけることはありません。

その点、予防はサステナブル(持続可能:sustainable)です。
理想は月に1回、せめて2ヶ月に1回
少し前にブームになったロハス
この「ス」がサステナブルです。ちなみに
ロハス=LOHAS:Lifestyles Of Health And Sustainability
LOHASロハスローハス)とはLifestyles Of Health And Sustainability (健康持続可能性の、またこれを重視するライフスタイル)の略。健康や環境問題に関心の高い人々のライフスタイルを営利活動に結びつけるために生み出されたマーケティング用語である。 ウィキペディア – Wikipediaより

Pの治療など疾患によっては繰り返す処置・治療もありますが、
補綴・充填などは再発を良しとはしません。
数年に、1回の歯科治療
2ヶ月に1回の歯科予防
この違い・特性を生かすことでビジネスとして成り立つような気がします。

次回はPNC-cycleのお話

 

予防 2.0 風が吹けば・・その2

予防 2.0-024-1107 風が吹けば・・その2

敬愛する高崎先生のブログへの読者コメントに
予防を推進すると
1−治療(歯科医の仕事)が減る
2−人々(患者さん)は、1年後の白い歯(健康な歯)より、
今日のケーキを食べて歯磨きは適当を選ぶのでは?
の2点についてアドバイスを、のような内容がありました。
ごもっとも、とも思いますが・・。

歯科医師が予防を叫べば、歯科医師の収入が減る 、
すると歯科医師は予防を推進できなくなる
これでは、歯科医師は困りますが・・。

予防を推進する、歯科医師は予防をさらに発展、継続できる
すると人々の歯は、生えたままの白い歯のままである!
よって人々は歯科予防に対して必要性・優先順位を高める
このことで更に歯科医師は予防を推進できる
となってほしいと考えることは容易ですが・・。

しかしですよ!
予防と治療はどう考えても、方向性は同じではありません。
自転車の前輪を治療、後輪を予防としましょう。
方向性が異なるためにグイグイ進むどころか、その場で倒れてしまいます。

考え方を変えて、
前輪を予防、後輪を治療としましょう。
予防を推進する中で、治療が発生したら行う
前輪が始終回りながら、後輪は時々回る
これでも、収入を考えると倒れてしまうでしょう。

となると、予防の単価が、治療の単価を超えないと
歯科医師は予防を叫ばないでしょう。

客観的に考えるに、保険診療をベースにすると、
ほとんどが治療による収入となります。
保険診療の予防メンテナンスでしっかり収入を上げようとすると
それなりのユニット台数、歯科衛生士の確保が必要となります。

ユニット3、4台
歯科衛生士ひとり、歯科助手ふたり、受付ひとり、歯科医師ひとりだと
自費による予防しか現実的にはないと思います。
治療は保険で、予防は自費で

もっとも、補綴が保険から外されると、
別の展開が生まれるかも知れませんが

少子高齢化時代の今、今後更に、子どものムシ歯は減るでしょう。
ムシ歯のない子どもが親になれば、当たり前のように、
その子どものムシ歯は更に減り、皆無に近づくでしょう。

さあ、その時に歯科医師はどうする?

まとまらない文になりました。

ムシ歯をなくすことは、病気をなくすことですから
だれが考えても「世のため人のため」です。
世のため人のための仕事(歯科予防)を推進しても
世の中から評価されない(納得する収入が得られない)。
なぜ、このようなことになるのか?
何かが間違っている!
何かおかしい

歯科医師は白い補綴物をセットすること(治療)はできても
歯科医師は白い歯を守ること(予防)はできないのでしょうか

続く・・

ヒゴイ1108 「カキとコケラ」

ヒゴイ1108 「カキとコケラ」
この時季に必ず思い出す句が野見山朱鳥(のみやまあすか)の
「いちまいの皮の包める熟柿かな」です。
小生は、熟柿(じゅくし)のへただけを取り皮は剥かずに、
匙で中身を食べるのが好きです。
ところで、こけら落としの「こけら」と言う漢字は、
辞書によっては「柿」と同じになっているそうです。
本来こけらは「杮」、アップルも 同じ表記です(苦笑)
かきは木偏に朝市の「市」を書きます。
こけらは木偏に「市」、似ていますが、
真ん中の縦棒は上から下まで突き抜けています。
字画が異なり、かきは九画でこけらは八画 となります。
おまけに「かき」つながりの言葉をひとつ、
カキイレドキの表記は書き入れ時です。ちょっと意外

Do you want to taste the dried persimmon?
干し柿を味見してみたい?

本日118で、いい歯の日!

 

予防 2.0「風が吹けば・・」

予防 2.0-023-1106「風が吹けば・・」
「風が吹けば桶屋が儲かる」という理論を耳にします。
念のため
「風が吹けば、砂埃で目を患い、盲人が増える。生計を立てるために三味線を弾く人が増え、三味線の需要が高まる。胴に猫の皮を張るために、猫が減り、鼠が増える。増えた鼠が桶を齧り、桶屋の仕事が増える。よって桶屋が儲かる」とのこと。

その昔(2000/07)「携帯電話でムシ歯予防」という文を書きました。
これは『アイスクリームの中心消費者である十代の女性が、小遣いから携帯電話代を捻出するためにアイスクリームが買えなくなった』と言う記事を基にしています。
携帯電話を使うようになり、ケータイ代捻出のために、アイスクリームを買えない。
よってムシ歯が減る、という理論展開です。
加えて、ケータイでしゃべるために唾液の量が増えて、ムシ歯予防になる。

今、考えているのは 「ケータイを使ってもっとダイレクトに予防できないか」です。
ケータイメールやネットを使って、効果的に効率的に予防を実践できないものか、
ということです。
個人個人(一般の人々・患者さん)にメールを診療所から送り、
予防を喚起することは考えつくのですが、
もっとネットらしい方法手段はないものでしょうか?
いや、必ずあるはずです。
はい、考えます!
バタフライエフェクト(バタフライ効果)と言う話があります。
『ブラジルでの蝶の羽ばたきはテキサスでトルネードを引き起こすか』
というような内容です。
風が吹けば桶屋が・・
蝶々の羽ばたきが・・
あなたのケータイが白い歯を守る!
はい、考えます。

 

ヒゴイ1105「認める」

ヒゴイ1105「認める」
何と読むでしょう?今回は
「したためる」と読んでください。
先日ハガキを書く時にふと「したためる」を辞書で引きました。
驚き!まず「認める」の漢字、意味もいろいろ
1−整理する、処理する
2−整える、用意する
3−世を治める
4−食事する、食べる
5−書類・手紙を書きととのえる。書きしるす。

ちなみに「みとめる」の意味は、
1−よく気をつけて見る
2−目にとめる
3−見て判断する
4−見てよしとする
5−みどころがあると考える

同じ漢字が読み方の違いで意味も異なる、
今回、日本語は奥が深いと認め、ヒゴイ1105を認めました。