BBTime 595 炎症はなし

「博多場所しぐれがちなる中日以後」下村ひろし

2022/11/22投稿 11/24追加(最後に)
おととい(11/20)朝の博多駅。利用したタクシー運転手曰く「昨日もお相撲さん乗せたけど、暖かいね」。時雨の「し」の字もない博多場所中日でした。句の解説には『寸分の隙もない、見事な決め技だ。上下漢字四文字の間にひらがな七文字を挟んでみせるなんぞは、確実に技能賞ものだろう。技法と中身の呼吸がぴたりと合っている。そして、情緒てんめん。芸で読ませる句のサンプルといってもよいと思う。ただし、素人がうっかりこの技に手を出すと自滅する。型がきれいなだけに、負けるとみじめさは倍になる。この句でも、どこかに作者の得意顔がちらついていなくもなく、考えるほどに難しい手法ではある。(清水哲男)』(解説より)。落語好きの方は気付かれたように「えんしょう話」といえば「艶笑話」ですよね、今回は「炎症の話」です(笑)。

近頃「老化細胞」の記事をよく目にします。細胞老化は知っていましたが老化細胞とは?まず細胞老化とは『普段意識することはないが、私たちの体には約37兆個の細胞があり、一部の細胞は、日々、分裂を繰り返している。「その過程で、DNAが修復不可能なほど大きなダメージを受けたときに、細胞分裂を停止してがん化を防ぐ『細胞老化』と呼ばれる仕組みが備わっています。細胞老化は、自分の体の細胞をがん化させないために、人間を含む高等動物が進化の過程で獲得した安全装置の1つです」』(引用元はこちら)。

では「老化細胞」とは?『通常、古い細胞が分裂を停止して新しい細胞に置き換わるときには、自ら死んで壊れるアポトーシス(細胞死)を起こすか、免疫細胞に食べられて体内から消える。ところが、細胞老化によって分裂を停止した細胞の中には、なぜか死なずに、臓器や組織の中に残ってたまっていくものがあるのだという。「この、細胞分裂を停止したのに死なずに組織にたまっていく細胞が『老化細胞』です。老化細胞は蓄積すると、SASP(サスプ:細胞老化随伴分泌現象/Senescence-Associated Secretory Phenotype)という現象を引き起こします。老化細胞の存在は60年くらい前から知られていたのですが、過度のSASPが慢性炎症を誘発し、がんや動脈硬化など加齢に伴って増える病気を発症させることが近年の研究で分かり、注目を集めるようになりました」と原教授は話す。SASPは、周囲の正常な細胞の細胞老化を引き起こし、さらに老化を加速させる。米国の科学ジャーナリストは、英科学誌の『ネイチャー』のコラムで、分裂をしないが死にもしない奇妙なこの老化細胞を「ゾンビ細胞」と表現した。まるで死体が蘇るように、炎症を起こす物質を出して周囲の細胞の老化を加速させて仲間を増やし、組織や臓器の機能を低下させるゾンビのような細胞というわけだ。』(引用元はこちら)。

しかも、この老化細胞を除去する薬「セノリティクス」が開発されているのです!画像の中西真(なかにしまこと)教授が中心のグループによるものです。詳しくは記事「老化細胞除去薬の開発で見えてきた「健康寿命120歳」の可能性」をお読みください。記事はこちらです!記事には『種類の異なる老化細胞を一網打尽に取り除く画期的な新薬候補として、世界的にも注目されているのは、GLS1(グルタミナーゼ1)阻害薬という老化細胞除去薬だ。「老化の大きな要因の1つは、慢性炎症を引き起こす老化細胞が臓器や組織の中に蓄積することです。実は、一口に老化細胞と言っても非常に多様なのですが、細胞分裂の停止後も生体内に生き残っているのが共通点です。私たちは、個体の中で、多種多様な老化細胞を生き延びさせているのがGLS1という酵素であることを見出しました。この酵素の働きをブロックして細胞死を誘導し、老化細胞を取り除くのがGLS1阻害薬です」と中西教授は解説する。』(引用元はこちら)。

繰り返します『老化の大きな要因の1つは、慢性炎症を引き起こす老化細胞が臓器や組織の中に蓄積することです』・・端的に言えば老化増進の原因は「慢性炎症」!多くの人が普通に慢性炎症を持っています。肥満、過度の飲酒、喫煙、ストレスの蓄積、怒りetc、忘れてはならないのが、そうです「歯周病:ししゅうびょう」。

「芸能人は歯が命」のCMがありました。歯をキレイにすることは可能です。補綴(ほてつ)処置すれば、どなたでもどうにでもなります。真実は「若々しい人はハグキが命」なんです!ハグキがきれい、ハグキがピンク・・これが若々しさの秘訣。つまり歯周病にかかっていないということ。郷ひろみ(今日現在67歳)が若々しいのは、歯茎もキレイ、お酒飲まない、などの慢性炎症を極力少なくしている努力の賜物なのです。

御歳七十九歳のカトリーヌ・ドヌーブが美しいのも(おそらく)メンテナンスによって口の中の炎症(歯周病)をコントロールしているのでしょう。誰にでもできる「若さを保つ法」があります。お分かりのように口の中の慢性炎症である歯周病を低レベルに抑えることです。すなわちこまめなクリーニング(月一回がベター)がおすすめ! 今からでも何歳からでも遅くありません、是非ぜひ!
「歯は白くハグキピンクに吐息は甘く」
えっっとタイトル「炎症はなし」の読みを言い忘れました。これは「炎症は、なし」・・お後がよろしいようで。皆さま、ご自愛の程ご歯愛の程。

追加:思いっきりハグキが見えます、キレイなハグキです。菜々緒さんのインスタグラム。

BBTime 594 やりたいこと

「疲労困ぱいのぱいの字を引く秋の暮」小沢昭一

2022/11/11投稿
本日ゾロ目日。「折々のことば」は朝日新聞のコラムです。句の解説に『そして同じように「ぱい」の字がわからないので、老眼鏡を掛けて字引を引いたという次第。疲労困憊。本来は今は初冬で秋の暮ではないのだが、今年は変に暖かく、まだ冬には早い感じ。でもすぐ冬になるのだ……、やれやれ』(解説より抜粋)。解説は25年前の1997年。鹿児島は今朝(11/11)なぞ生暖かい、やはり異常です!さて小生の場合「疲労困憊」とは、やりたいことをやった場合においてのみ出る言葉です。例えばフルマラソン完走直後、二日にわたる国家試験終了時など。大きな声では言えませんが小生やりたくないことは、とことんやりません(苦笑)。今回はムシ歯予防カフェ「おやつ堂」オープンについて。

建設中「シェラトンホテル」晩夏の画像。前々からお伝えしてきたムシ歯予防カフェ「おやつ堂」開店の見通しがつきました。来年2023年2月中旬にシェラトンホテルから徒歩3分の場所にオープンします!ムシ歯予防カフェ・・これが小生の「やりたいこと」。

奈良「樫屋:かしや」の葛焼き(栗)と薯蕷饅頭。おやつ堂の場所も決まり、現在お店で提供する(したい)お菓子やスイーツを調査中です。スイーツ調査・・それはそれは楽しい作業です。小生が勝手に選んでいるのは順不同にパニスのパン、C’Sスイーツラボのケーキ・焼き菓子、ベダ(Veda)さんのビーガンクッキー、くるみっ子の切り落とし、福美屋のドーナツ、くすもと食品の豆腐、樫屋の和菓子、とらやの羊羹、エピナールのチョコレート、トマトの実の野菜スープ、リミニのバスクチーズケーキ等々。

飲み物はもちろん、そんなバナナジュースがメインで、酢ぺシャルリンゴジュース、コーヒー、抹茶、ワイン、緑茶を考えております。・・なぜ「ムシ歯予防カフェ」なの?スイーツを提供するんでしょ。ハイハイ、その根拠は・・

C’Sスイーツラボのサンデーシュークリーム。根拠は・・メンバーの方には最低でも月に一回、きちんと歯磨きしてもらいます。磨き残しをこちら(歯科医師)がチェックして磨き残しをほぼゼロにします。購入チケットの回数によって異なりますが、月に最大25回チェックを受けることも可能です(25回チケットの場合)。10回チケットならば最大10回可能です。毎回はちょっと・・の時は、パスすること(飲食のみ)も勿論可能。メンバーの方は、最低月に一回は口の中がキレイになるので「ムシ歯予防カフェ」を謳っているのです。ちなみに飲み物は全て「砂糖ゼロ」・・歯は、磨いてももらうもの!歯は磨いても、もらうもの!

先日(10/23オンエア)ラジオで「おやつ堂」について話しております。SpotifyのPodcastsで聴くことができます、是非お聞きください。こちらです。プラマグについてはBBTime 556 Long Lifeをどうぞ。

プラスチックマグカップ4 仲間・・・しつこいです(笑)是非!