BBTime 496 ブラシラブ・半年保証

BBTime 496 ブラシラブ・半年保証
「塩鯛の歯ぐきも寒し魚の店」松尾芭蕉

句の解説(大岡信著「新編折々のうた第三」)には『芭蕉晩年(元禄五年:1692年)の作。弟子の榎本其角の評判作「声かれて猿の歯白し峰の月」に感興(かんきょう)を得て作ったといわれているが、其角のいかにも大向こう受けのする句に対し、市井の一隅の情景をつぶやくさまに詠んで其角の句をやんわりと批判し、かつそれを遙かに抜いた感のある作である。「其角よ、ここに俳諧の詩はあるのさ」と呟く芭蕉の声がきこえるようだ。歯茎も露わな魚が鮮魚でなく、塩魚であることが、冬を一層寒くする。』(「新編折々のうた第三」213頁)・・塩鮭は見ますが「塩鯛」を魚の店(うおのたな)で見たことはありません。さて今回、いよいよブラシラブお披露目です。

早速ですが、ミンネ:minneクリーマ:Creemaにアップしました。
『歯ブラシです!
「なぜ、このデザインなの?」
・・歯磨きについて、根本から考えてみました。
歯磨きの目的は?
「ムシ歯予防のため、歯周病予防のため」
ムシ歯になった経験は?
「ありますけど・・」
なぜですか、歯磨きしなかったのですか?
「きちんと毎日歯磨きしていましたけど・・」
磨いていたのに、ムシ歯になったのですか?
「おそらく不十分だったので・・」
このように「歯磨き不十分」がムシ歯発生の原因です。昔、歯医者は「甘いものを食べすぎるな」と真顔で患者さんに言っていました。しかし、これは詭弁(きべん:おかしな話)。ムシ歯原因の砂糖はケーキや饅頭など、お菓子のみに入っているのではなく、卵焼きにも時にカレーにも砂糖は入っています。もちろん過剰な砂糖の摂取は良くありませんが、問題なのは「何を食べるか」ではなく「食べた後、どうするか、どうキレイにするか」です。
磨き不十分が続くと歯の表面に「バイオフィルム」が形成されます。バイオフィルムがムシ歯・歯周病の主犯です。バイオフィルムは自己バリヤを持つために薬剤が効きません。このため「物理的除去」しかバイオフィルムを取り除く方法はなく、「歯磨き」こそが唯一の方法なのです。    磨いているのにムシ歯になる・・その理由はシンプル「磨き残し」があるからです。では、できる限り磨き残しを少なくするにはどうすべきか。丁寧に磨くしかありません。丁寧に磨くとは・・歯の表面を全て磨くことです。従って時間がかかります。三分五分では無理です、十分以上かかります。    かと言って、毎食後に毎回十分以上かけて磨くのも無理な話。食後必ず丁寧に磨かずとも「一日トータルで全部磨く」でOK。食後のみならず、コーヒータイムの後、ホッと一息の時に、気分転換として・・の歯磨き。いつでもどこでも歯磨き。     このため歯磨きの際に「洗面」に取りに行くのではなく、手を伸ばせば手が届くように、歯ブラシをデザインしました。デスクの上、パソコンの横、ベッドサイド・・直径3センチの平面があれば充分です。オススメは歯磨き粉なしの「唾液磨き」です。唾液は免疫作用を持っています、唾液で磨くことで長い時間(十分以上)のダラダラ磨きが可能です。
SWEETS LOVE! TEETH LOVE! BRUSH LOVE!
スイーツ大好き! 守る白い歯! いつでも歯磨き!』

今回アップキャンペーンとして「半年保証」いたします。内容は「替え歯ブラシを2本を上限に、送料のみ(お客様負担)で交換いたします」。詳しい手順などはご購入時のセットに説明書が入っております。・・ですので1セット(ブラシ部分2本、グリップ1個、携帯ケース1個)で送料と税込で2400円ですが、6ヶ月歯磨き可能ですので、一月あたり送料と消費税を除くと約305円の歯ブラシです。是非一度お試しあれ!あなたの歯磨き習慣を変える一助になること請け合います。次回は殿堂入りするであろう「電動歯ブラシ」についてのお話です。皆さま、ご自愛の程ご歯愛の程。7130

BBTime 494 ブラシラブ・丈

BBTime 494 ブラシラブ・丈(たけ)
「人参は丈をあきらめ色に出づ」藤田湘子

簡単に読み下すと「人参は長く伸びるのをあきらめた分、色がキレイだ」でしょう。解説には『季語は「人参(にんじん)」で冬。大人になっても苦手な人がいるけれど、私は子供のころから好きだった。でも、正直言って最近のものには美味くないのが多い。当時は掘りたての人参を生でも食べていたのだから、よほど甘味に飢えていたのか、あるいは本当に品質が良かったのか。それはともかく、掲句はまことに言い得て妙だ。世の中にはひょろ長い品種もあるのだそうだが、たいていの人参はゴボウなどのように「丈」長くは生長しない。ずんぐりしている。それを作者は人参が「丈をあきらめ」たせいだと言い、その代わりにあきらめた分だけ「(美しい)色に」出たのだと言っている。なるほどねえと、多くの読者は微笑するに違いない。むろん、私もその一人だ』(解説前半部)。今回はブラシラブの丈(長さ)についてのお話。

画像のブラシラブはブラシ部分(植毛部と柄)が70-75mm、グリップ部が40-45mmです。トータル約11cm-12cmで、通常の歯ブラシがおおよそ17cmですので5,6センチ短い丈となります。短い分、グリップがしっかりしています。この形が及ぼす効果は明白です。では大きく五つの効果を解説します。1)磨きやすい=細かく動かしやすい。2)過度な力(歯に対する圧)がかかりにくい。3)過度な力がかからない分、ブラシが長持ちする。4)ブラシを持つ指が痛くならない。5)ずんぐりと坐っているのでいつでも「あなたのそばに」。

1)細かく動かしやすい=まさに三次元的な動きが可能です・・爪楊枝はまさに「点」ピンスポットで仕事をします。フロスは「面」、隣接面を上下運動でキレイにします。通常の歯ブラシは、推奨されているペングリップ(鉛筆握り)で使ってもやはり「面磨き」です。手前味噌ですがブラシラブの動きは自由自在!例えれば、鉛筆で書く時は鉛筆の傾きや動きはかなり制限を受けます。まだしも筆の方が、鉛筆より書く時の自由度が高いような気がします。筆の動き以上に、自由な動きが可能なのがブラシラブなんです。

2)過度な力(歯に対する圧)がかかりにくい・・学生時代に「エアタービンはフェザータッチで」と習いました。押し付けるのではなく、軽く触れるような圧・接触がフェザータッチ。さすがに歯を磨く・歯を洗うのにフェザータッチではキレイになりませんが、過度な圧は禁物!過度な圧のブラッシングによって引き起こされるのが「楔状欠損:けつじょう欠損:くさびじょう欠損」と呼ばれる症状です。ご本人(患者さん)熱心に予防するために磨いていたのに、熱心な歯磨きが原因で結果的にムシ歯と同じ治療が必要となってしまうのです。これは患者さんにとってガックリくるのみならず大きな損失となります。繰り返しますが原因は「グー握りでのゴシゴシ横磨き」です。大きな圧で磨いてしまうのは、歯ブラシの柄が細いことも一因なんです。不思議なことにグリップ(柄)が太いと軽い握り(把持)で歯磨きが可能です。

3)ブラシが長持ちする・・昔、ボルボは長持ちする車の代名詞でした。ブラシラブは過度な圧がかかりにくい分、長持ちします。モニターの方の報告では1本のブラシで二ヶ月三ヶ月OKとのこと。今月発売の際、特典で半年保証を謳うつもりです。スターターキットには替えブラシが1本付属しています。2本で半年持たなかった方には送料のみで替えブラシをお送りする計画。

4)ブラシを持つ指が痛くならない・・画像は痛くならないペンです。患者さんに「3分は短いので、せめて5分は磨いてください」「可能なら10分くらいは」とアドバイスすることがあります。しかし歯科医師であってもなかなか5分以上磨くのは結構しんどいものです。理由は口にたまった唾液(これは飲み込むことで即解決)のこともありますが、指が痛くなります。ブラシラブのグリップは直径約3センチですので、指で包み込むようにして持ちます、指の痛みはゼロ!

5)ずんぐりと坐っているのでいつでも「あなたのそばに」・・今年の年越し蕎麦はいかになさいますか?ブラシラブは坐っていますので、デスクの上、ベッドサイド、パソコンの横など、いつでも「あなたのそばに」。手を伸ばせばすぐに歯磨き可能です。

冒頭の句の解説後半に『句では人参が擬人化されていることもあって、なかには人生訓的に読もうとする人もありそうだが、それは作者の意図に反するだろう。この句の生命は、あくまでも人参のありようをかく言い止めたウイットにあるのであって、もっともらしく教訓的にパラフレーズしてしまっては何のための句かわからなくなってしまう。「実るほど頭を垂れる稲穂かな」などの俳句もどきとは違うのである。ウイット無き俳人は問題にならないが、ウイット無き読者も同断だ。しゃかりきになってこんなことを言う必要もないのだけれど、ちょっと気になったので……。』(解説後半より)。言葉を借りるならば、歯ブラシにも歯磨きにも「ウイット」は無いより有った方がよろしいかと。ウイットのある歯ブラシと自画自賛のブラシラブでした。
SweetsLove,TeethLove,BrushLove! 3730

BBTime 493 ブラシラブ・掃除

BBTime 493 ブラシラブ・掃除
「数へ日の素うどんに身のあたたまり」能村登四郎

解説には『季語は「数へ日」で冬。日数の残りも少ない年末のこと。感覚的には、まだ少し早いかもしれない。が、あらためて壁のカレンダーをを見ると、今年もあと三週間しか残していない。これからは何かと慌ただしく、一瀉千里で今年も暮れていくのだ。忙しいということもあるが、そんな思いのなかでの独りの外食は、見た目にデコラティブな料理よりも、シンプルの極みたいなものがしっくりと来る。「素うどん」などは、その典型だ。とりあえずの「身のあたたまり」ではあるだろう。が、もう少し「素うどん」を敢えて句にした作者の実感に迫っておけば、シンプルな食べ物からしか受けることのできない恩寵に、ひとりでに感謝する響きが込められている。おかげで「身」も暖かくなった。そして、心の内もまた……。年末の多忙は、多く整理の多忙だ。来る年を迎えるために、身辺も心の内もさっぱりとしておきたい。その気持ちが、たとえば「素うどん」の「素」にすんなりとつながっていく。そういうことだと掲句を読み、今日はどこかの立ち食いの店で「素うどん」を食べたくなった。それも「七味」ではなく「一味唐辛子」を、さっと振りかけて。『人間頌歌』(1990)所収。(清水哲男)』(解説より)。年末に付き物の「掃除」についてのお話。

無印良品の本「掃除」を手にしました。2ページ目に「気持ちいいのはなぜだろう。」の一言。掃除を「掃く」SWEEP、「払う」DUST、「吹き飛ばす」BLOW、「はたく」BEAT、「洗う」WASH、「拭く」WIPE、「ならす」SMOOTH、「かく」RAKE、「ととのえる」GROOM、「清める」PURIFY、「磨く」SCRUB、「剥がす」SCRAPE、「消す」DELETE、「すくう」SCOOP、「除く」REMOVE、「片付ける」CLEAR、に分けて掃除は進みます(こちらもご参照の程)。

最後にエッセイ「気持ちいいのはなぜだろう。」が、17か国語で載せてあります。おそらく取材先が17か国に及んだのでしょう。抜粋にて紹介します・・『自然に対してヒトがなした環境を「人工」といいます。人工は心地がいいはずなのですが、プラスチックやコンクリートのように自然を侵食する素材が蔓延してくると、ヒトは自然を恋しがるようになります』・『したがって、自然をほどほどに受け入れつつ、適度に排除しながらヒトは暮らしてきたのでしょう』・『まるで、打ち寄せる波が砂浜を洗う渚のように、人為と自然がせめぎ合う「ほどほどの心地よさ」を探し当てること、それが「掃除」の極意なのかもしれません』・・『この先の未来においてどんなに技術が進んでも、ヒトは生き物。身体の奥底に響き続ける生のリズムがあります。ここに耳をすませていきたいものです』(一部抜粋)。

エッセイ文中の「人為と自然がせめぎ合う「ほどほどの心地よさ」を探し当てること、それが「掃除」の極意なのかも」・・つながりました・・「ひとつのものに流れる幾層もの時間と、機能だけでは語り尽くせない“作用”に耳を澄ますことが豊かさではないか」これは前回「ブラシラブ・作用」で紹介した文章です。

時に猫がヒトの視線も気にせずにグルーミングしています。所詮、ヒトも生き物(動物)、頭の奥底に「キレイにすることの心地良さ」がしっかり記憶されているのでしょう。歯磨きの極意もココに有り! 皆さま、ご自愛の程ご歯愛の程。
SweetsLove,TeethLove,BrushLove! 0030


追加:素うどんといえば・・素うどんのようなパスタがあります・・スフォリーノのパスタです。東京文京区鹿児島市で食べられます。詳しくは「スフォリーノ」を。@sfoglinoyoshimoto

今年の口の大掃除には「ブラシラブ」を!日頃の掃除にも!年内に発売開始します。

BBTime 492 ブラシラブ・作用

BBTime 492 ブラシラブ・作用
「あたたかき十一月もすみにけり」中村草田男

11/29の桜島、まさに小春日和でした。解説には『十一月という中途半端で地味な月に見事な輪郭を与えていて、忘れられないのだ。忙中閑あり。……ならぬ、年の瀬をひかえて「忙前閑あり」といえば当たり前だが、両句ともそんな当たり前をすらりと表現していて、しかもよい味を出している。ただ草田男句の場合は、どちらかといえば玄人受けのする作品かもしれない』(一部抜粋)。先日「機能と作用」という記事を読みました。我田引水ですがブラシラブもそうだ!と思いました。今回は「作用」についてのお話。小春日和:陰暦十月のころのよく晴れた暖かい日和

記事「暮らしをかたちづくる“TIMELESS, SELF-EVIDENT”な道具たち」に非常に興味深いお話が・・以下抜粋引用
機能と作用・・『「ものには2つの役割があると思うんです。ひとつは目に見える具体的な『機能』。もうひとつは眼に見えない抽象的な『作用』です」と小林さんは切り出した。』 『機能とは、ある目的を遂行するための物理的な補助。小林さんはこの機能に加えて、使い手に情緒的な反応を引き起こすはたらきが「作用」であるという。』 『機能ありきではなく、触覚や嗅覚を通して訴えかけてくるようなメッセージと共に、それを手にした使い手それぞれとの関わり方を受容する多くの余白が残された、まさに機能と作用が呼応し合うプロダクトと言えるかもしれない。』

人は機能だけでは生きられない・・『なぜ、ここまで作用にこだわるのだろうか。「効率や利便性を追求していくと、最終的には落としても割れないメラミン食器やペットボトルしか残らなくなってしまうかもしれない。もちろん、それで満たされる人もいるかもしれませんが、豊かな暮らしとは、いかに重層的で、多様なもののなかから選べる自由があることなのではないでしょうか」ひとつのものに流れる幾層もの時間と、機能だけでは語り尽くせない“作用”に耳を澄ますことが豊かさではないか。それは言い換えれば、物質的、機能的に充実していることが、必ずしも豊かさではないということなのかもしれない。』(抜粋引用

Timeless, Self-evident・・『「例えば、デスクの上のものがひとつ変わるだけで、そこ(部分)から波及して全体が変わっていく。それはまた、ものが空間にもたらす作用といえるのではないでしょうか」』 『Timeless, Self-evident──。最終的に手元に残り、暮らしの空気を整えてくれるのは、そういうものなのかもしれない』(引用元

機能と作用・・ぬいぐるみを例に考えてみます。ただのぬいぐるみであれば、情緒的な反応を引き起こすはたらきである「作用」は充分ですが、機能は期待できません。そのぬいぐるみがクッションや枕、はたまたバッグとしても使えれば機能も充分となるのでしょう。

歯ブラシの「機能」は、ご存じの通り「歯の汚れを除去する」です。もし歯ブラシのデザインに「作用」も加味されれば・・「歯を磨きたい」「歯を守りたい」「美味しく食べたい」「味わいたい」のようなメッセージを投げ掛けてくれる、使い手に情緒的な反応を引き起こしてくれれば、今以上に楽に歯を守れるのではないでしょうか・・と、思いました。

冒頭の句が「あたたかい十一月もすみましたね」であればタダの報告文、機能のみです。それが「あたたかき十一月もすみにけり」となると、終わった霜月と明日からの師走へと思いが馳せます。機能に作用が加われば「昨日のみならず明日も(笑)」。師走の声を聞いた途端に風が冷たくなりました。皆さま、ご自愛の程ご歯愛の程。是非、歯磨きはコタツの中で、ストーブの横で、湯船の中で。
SweetsLove,TeethLove,BrushLove!  9820



追伸:今月(師走)中には販売サイトにアップします!

BBTime 491 ブラシラブ・形

BBTime 491 ブラシラブ・形
「燃えつきし焔の形シクラメン」田川飛旅子

焔をイメージするとは日頃料理をされる方なのか。解説には『明治時代に渡来した外国花。別名を「篝火花(かがりびばな)」という。この句のとおりに、燃え尽きる直前の焔(ほのお)が、パッと明るくなるような美しい姿をしている。しかも、こちらの焔は長持ちする。私の好きな花のひとつだ。クリスマス近くになると花屋の店先を飾るので、冬の花と思っている人も多いだろうが、元来は春の花だ。したがって、季語も春。布施明に「シクラメンのかほり」という歌があって、いったいシクラメンに香りがあるものかどうかと話題になったことがある。物好きとしては花びらに鼻をくっつけてかいでみたが、まずは無臭というべきであろう』(一部抜粋)。解説にもあるように、ほとんど香りは無いようです。ウイキペディアには『古来は花ではなく、塊茎の澱粉を注目され、サポニン配糖体シクラミンCyclamin)を含む有毒にもかかわらず「アルプスのスミレ」などの美称があり、食用とされていた。しかし、大航海時代以後ジャガイモがもたらされると、シクラメンを食用にする習慣はなくなった』とあり食用としての植物であったようです。今回は「ブラシラブ」の形のお話。

二年前「毎日使う道具」に、おそらく日本人の個人所有・個人使用でのナンバーワンは歯ブラシではないかと書きました。個人使用の1位は「箸」です、使い捨ても含まれます。今年に入って増加したのが「マスク」で、市場規模は五千億円を越すそうですが、まだまだ、パーソナルユース(個人使用)第一位は歯ブラシでしょう。毎日道具に必要な要素を考えました。答えのひとつは、その人にとって「いつでも、どこでも」手を伸ばせばすぐ届く。携帯やスマホがそうですし、メガネ、腕時計もしかり。

しかしながら現実はいかに?寒い冬の朝でも洗面まで行かねばならぬし、(昔は)食卓に箸立てがありましたが、歯ブラシ立てはもちろん今も昔もありません。あなたの毎日道具No.1なのに、歯ブラシまでの距離があり過ぎる!そこで「寝ていたブラシを起こす」ことを考えました。手を伸ばせば、そこに歯ブラシが在る!

前回「ブラシラブ・名」に登場したダルマブラシ。寝ている歯ブラシを起こすために、土台・台座をしっかりしたものにして起き上がるダルマブラシ。しかし、起き上がるためには結構な重量の台座が必要で、試行錯誤の末、起こすのではなく「坐る」にしたのがゼンブラシでした。大人用歯ブラシの全長が大方17~18cmに対し、ブラシラブは11~12cmで、約6センチ短い背丈です。この背丈が意外なプラスに!・・続く。8710
SweetsLove, TeethLove, BrushLove!
https://youtu.be/7CnbmToBXc0

おまけ:名曲「シクラメンのかほり 作詞作曲:小椋佳」に出てくるのは「真綿色・うす紅色・うす紫」の色だけです。
1)真綿色した シクラメンほど 清(すが)しいものはない
出逢いの時の 君のようです
ためらいがちに かけた言葉に
驚いたように ふりむく君に
季節が頬をそめて 過ぎてゆきました
2)うす紅色(べにいろ)の シクラメンほど まぶしいものはない
恋する時の 君のようです
(こ)もれ陽(び)あびた 君を抱(いだ)けば
淋しささえも おきざりにして
愛がいつのまにか 歩き始めました
疲れを知らない子供のように 時が二人を追い越してゆく
呼び戻すことができるなら 僕は何を惜しむだろう
3)うす紫の シクラメンほど 淋しいものはない
後ろ姿の 君のようです
暮れ惑(まど)う街の 別れ道には
シクラメンのかほり むなしくゆれて
季節が知らん顔して 過ぎてゆきました
疲れを知らない子供のように 時が二人を追い越してゆく
呼び戻すことができるなら 僕は何を惜しむだろう

BBTime 490 ブラシラブ・名

BBTIme 490 ブラシラブ・名
「お菓子が好き好きスガ シカオ」(出典はこちら

菅 止戈男」氏が、本当にお菓子好きかは知りませんが・・。お気づきの方もいらっしゃるでしょう。回文です・・「「回文」という言葉遊びがあります。上から読んでも下から読んでも同じ文になるというもので、「竹やぶ焼けた」「私負けましたわ」といったものが有名ですよね」(引用元)。前回「新デザイン」でご紹介したブラシラブについてのお話です。

初期試作品で、起き上がり小法師、達磨さんをイメージしました。名付けて「ダルマブラシ」・・しばらく使ってみて、別段起き上がる必要もないので却下。その次が次の画像です。デザイン的にもまあまあですが、製品として作るとなるといろいろとハードルが高くて却下。

次に考えたのが「カヌレブラシ」・・これは台座をカヌレ型を使ってシリコンで作ったのでこの名前。成形したシリコンをオーブンで焼くと変形しなくなるのですが、含まれる空気のせいか狙う形より太ってしまって断念。他には「ちょこまか磨く歯ブラシ」でチョコブラシ、も考えましたがボツ。立っているので「タツブラシ」とかも。

試行錯誤の末、落ち着いたのが発泡酒のコルク栓。これは行けそうだと考えた名前は「ラ・ブラシ」ラブとブラシでラブラシ。言い易いしいいぞ!と検索したら、すでにこのような名前の化粧用ブラシがありましたので、これまた断念。立っているというより座っている・・坐禅だ!と思い「Zenブラシ・ゼンブラシ」もいいかなと思いましたが、コンペ没だったので変えました。

結局「ブラシラブ」で行きます、なぜこの形なのかは次回。最後にまだ霜月で気が早いのですが・・回文といえばコレ!「なかきよの とおのねふりの みなめさめ なみのりふねの おとのよきかな」詳しくはこちら。ではでは 8470
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BBTime 489 新デザイン

BBTime 489 新デザイン
「焼芋を二つに折れば鼻熱し」吹田孤蓬

小生が焼芋から連想するものは、味でも熱でもなく「音」です。あの「ピーッ」の音に何かしら物悲しさと、少しばかりの温かさを感じます。例の「いーし焼き芋、焼芋っ」は減ったような・・。句の解説には『そのまんまの句。たしかに、焼芋は二つに折ってから食べる。折ると、湯気が鼻をつく。その一瞬をとらえた微笑ましい作品だ。いますぐに、焼芋を食べたくなった読者もいるのではないだろうか。私は、あまり食べない。ここ数年間は口にした覚えがない。なにせ戦後の食料不足時代に、芋ばかり食べていたので、どうしても当時のみじめな記憶が甦ってきて、食欲とは結びつきにくいからだ。(後略)』(解説より)。今回は焼き芋とは関係なく「デザイン」についてのお話。

画像は新デザインの歯ブラシ「Zenブラシ」をコンペに応募した際のものです・・ボツでした。近々、手作り販売サイトにアップします。
「白珪尚可磨:はっけいなおみがくべし」(禅語の意味はこちら
「磨いているのにムシ歯になる@何か足りない何が足りない?
理由は明らか@磨き残しあり
磨き残しを減らすには@丁寧に小まめに磨く
丁寧磨きの日常化に EARS:イアズ
Ethical     Anytime/where    Rest    Saliva
腰据えて歯をまもるために坐りました
「歯を磨く」ではなく「歯をまもる」
面倒なルーティンを手軽で楽しめるものに
あなたの歯をまもる@ZENブラシ」

「Happy New Ears」
「歯磨きの新スタイル EARS:イアズ
ethical「E」予防は自愛 環境への配慮
anytime/where「A」いつでもどこでも
rest:レスト「R」息抜き・癒しとして
saliva:サリバ「S」唾液で磨く唾液みがき
「歯をみがく」のではなく「歯をまもる」
面倒なルーティンを手軽に楽しめる習慣へ
あなたをまもる新スタイル@EARS」

以前発表した「タツブラシ」に改良を加えています。新デザイン改良版歯ブラシの名は・・「ブラシラブ!」この名前への思いは・・SWEETS LOVE!  TEETH LOVE!  BRUSH LOVE! スイーツ大好き! まもる白い歯! いつでも歯磨き! 7420