育ったワインーヒロシの酒部屋No.22

1999 シャトー ポタンサック

1999 シャトー ポタンサック
2003年3月に仕入れたメドックの赤ワイン。
そろそろどうかなと思い、先日飲んでみたところ・・。
抜栓し、コルクも良い状態で、グラスに注ぐ。
ボリュームを感じるふくよかな香り!
一口、口に含み、口の中で遊ぶ。
すばらしい!その上、まだまだいける!

このドロン家のワインは、レオヴィル ラスカーズもそうであるが、
とてもきめの細かい味筋で、懐を感じさせてくれる。
でも若い内に飲むと、きれいであたかも飲みやすいと感じる方が多い。
実際は、手強いワインで、わかって下さる方は非常に少ない。
このポタンサックもラスカーズも以前、訪問した事があるが、
有名であるにもかかわらず、対応はとても丁寧で、
姿勢も謙虚でとてもいい印象を持っている。
だからこそ、これだけのワインを造っているのだろう!

カベルネ系のワインとしては違う性格を持っているが、
特にラスカーズは、このエリアのワインとしては、
最後に到達したい味わいである。
しかし、この99のポタンサックは誰にでも売りたくない。
本来の味が出てくるまで待って、活かして売ろうとすると
もったいなくなって、
ほんとに感じていただける方にだけ売りたくなってしまう。
すでに酒屋ではない。親の気分である。

過去の「ヒロシの酒部屋」はこちら

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です