ワインの手強さーヒロシの酒部屋No.36

サボンさんの赤ワイン

コート デュ ローヌのサボンさんの赤ワインですが、
左から、
1、2005 コート デュ ローヌVV
2、2004 コート デュ ローヌVV
3、2004 コート デュ ローヌ
となっていまして、
1、2が同じワインでヴィンテージ違い、3は、2の下のクラスです。

先日福岡でワインの稲葉の試飲会がありまして、
あらためて、1と3を試飲しました。
3は、1年前ぐらいからとても良い状態になっていましたが、
今回その状態を維持しながら、
さらに少ししなやかな厚みが増しており、
このワインの底力を感じました。
これだけ、繊細で状態もすばらしくうまいのに売るのが難しい。
酒屋としての力のなさを思い知らされます。

逆に1は、最初から凝縮感があり、
若いのにバランスも良く、今までもかなり売りましたが、
今回試飲して味が閉じている様に感じました。
抜栓してどの時点で試飲したかもありますが、
この様な事はたまにあります。
また改めて飲む必要がありますが、
いつも同じ味ではない事は認識しなければなりません。
ワインが生き物であるが故ですが、ワインの手強さです。

2は、2年前に入荷してまだ味が集まっていなかったので、
そのままセラーで寝ています。来年ぐらい試してみようかなと
思っていますが、手強さ反面、楽しみでもあります。

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